二人目不妊の原因は?その対策は?(前編)
多くのお母さんが二人目不妊に悩んでいます。
二人目不妊の明確な基準はありませんが、「授乳が終わってから2年(または1年)妊活しても授からない」状態を指すのが一般的です。
なんで一人目はすぐに妊娠したのに二人目がなかなか授からないのか…理不尽に思う方もいるでしょう。
しかし原因を知れば(二人目以降を授かるのは大変なことだ)と実感できると思います。
こんなにたくさんある!二人目不妊の原因は?
二人目不妊の原因は何種類もあります。
・加齢
・性行の減少
・授乳中に出るホルモン、プロラクチンの分泌が多い
・子宮や卵管のトラブル
・精子の減少、元気がない
ごくまれに遺伝子が原因のこともあります。
前半では原因が多い「加齢」「プロラクチン」の説明と対策を紹介します。
加齢は女性の妊娠力を低下させる
二人目不妊で一番多い理由は加齢です。
よく「妊活は早めに」と言われますが、何故女性は年齢を重ねると妊娠しづらくなるのでしょうか?
卵子が老化して妊娠力が下がるからです。
女性の卵子は胎児のうちに一生ぶんを作り、その在庫を使い続けます。
妊娠できるほど成長したら初潮を迎え、卵子の在庫が尽きたら閉経します。
20歳の卵子は20年前に作られた卵子の元から育ち、40歳の卵子は40年前に作られた卵子の元から育ちます。
細胞は古くなればなるほどエラーが出やすくなり、育たない卵が増えていきます。
人間は35歳ごろから卵子が劣化し始め、40歳を越えると非常に妊娠しづらくなります。
しかし35歳や40歳の節目でなくても日々卵子は古くなり、妊娠しづらくなるのは事実と言わざるを得ません。
1歳でも早く妊活を、と言われるのはこのためです。
・対策は?
現在のところ、「卵子の老化」を止める対策はありません。
しかし排卵できる限り、妊娠の可能性はゼロではありません。
昭和30年には40代の妊娠出産は当たり前(33 055人)、50代でも134人も出産した記録が残っています。
もちろん自然妊娠です。
(参考サイト 厚生労働省 人口動態統計100年の年次推移)
https://www.mhlw.go.jp/www1/toukei/10nengai_8/3_hyo.html
積極的な妊活で妊娠するチャンスを増やし、回数で対抗しましょう。
確率が下がってもチャンスを増やせば妊娠の可能性は上がります。
不妊治療は妊娠の確率を高め、原因を突き詰めることができます。
細胞の老化(酸化)を防ぐビタミンBやビタミンCを含む食品を食べる、鍼灸などで気の巡りを良くしてリラックスするのも老化のスピードを緩める効果が期待できます。
授乳を促し、妊娠を妨げるホルモン・プロラクチン
出産するとお乳が出ますが、これはプロラクチンというホルモンの作用です。
脳の脳下垂体という場所から分泌が促され、乳腺を刺激する作用があります。
赤ちゃんを育てるためには欠かせないホルモンですが、「妊娠を防ぐ」という大事な役目もあります。
もし授乳中の赤ちゃんがいるのに妊娠したら、お母さんの負担はとても大きくなり共倒れになりかねません。
それを防ぐためにプロラクチンは月経を止め、もし排卵をしても着床を防ぎます。
断乳をすればプロラクチンはほぼ分泌されなくなり、やがて月経が戻ります。
しかし、断乳してもプロラクチンの分泌が収まらないことがあります。
これを「高プロラクチン血症」と呼び、二人目不妊の原因になります。
高プロラクチン血症の原因は様々です。
・強いストレス
・甲状腺に刺激を促すホルモン(TRH)の過剰分泌
・脳の視床下部や下垂体のトラブル
・脳腫瘍(下垂体にできる良性の腫瘍)
・ある種の薬の副作用(抗うつ剤、ピル、降圧剤、吐き気止めなどの長期服用)
原因不明なことも少なくありません。
のどにある甲状腺という器官は甲状腺ホルモンを分泌します。
このホルモン分泌を促すのはプロラクチンと同じ場所、視床下部と下垂体です。
甲状腺は妊娠、出産で弱ることがあります。
甲状腺が弱ると視床下部から「もっと甲状腺ホルモンを出せ」という指令が下りますが、この指令ホルモンがTRHです。
プロラクチン分泌を指示するのも視床下部と下垂体なので、TRHが増えすぎると巻き添えでプロラクチンまで過剰に分泌されてしまいます。
視床下部に大人しくしてもらうには甲状腺の機能が回復したと視床下部に判断させるしかありません。
その判断基準は体内に含まれる甲状腺ホルモンの量です。
不足分の甲状腺ホルモン剤を服用すると、視床下部も安心して過剰な指令を下すことを止めます。
・対策は?
カバサールやテルロンなど、プロラクチンの分泌を抑える薬を服用します。
TRHの過剰分泌が原因の場合は、チラーヂンSなど甲状腺ホルモン剤を服用します。
原因不明を含めて多くの場合はこれで改善しますが、腫瘍が原因の場合は外科手術で取り除くこともあります。(軽度なら薬の治療だけで改善することもあります)
薬の副作用が原因の場合は、服用を中止するか高プロラクチン血症状を起こさない別の種類の薬に変更します。
この薬でないと効果が出ない場合は、医師のコントロール下で減薬することもあります。
断薬や減薬のコントロールは非常に難しく、素人では調整できません。必ず医師の診断を受けてコントロールして下さい。
強いストレスがプロラクチンの過剰分泌を促すので、できるだけストレスをうまく解消してリラックスする習慣を付けましょう。
深呼吸や軽い運動、鍼灸などはストレス解消にも効果的です。
また当院では、鍼灸治療で下垂体の働きを整える治療もおこないます。
後半では卵管や子宮のトラブル、男性が原因の二人目不妊、遺伝子(染色体)異常の原因と対処法をご紹介します。
参考サイト
はるねクリニック銀座 不妊の原因になる病気「高プロラクチン血症」とは?
https://haruneclinic.com/不妊の原因になる病気「高プロラクチン血症」と
(PDF注意)プロラクチン(PRL)分泌過剰症の診断と治療の手引き
http://square.umin.ac.jp/kasuitai/doctor/guidance/prolactin_surplus.pdf
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