卵巣を若返らせる!?不妊治療の卵巣PRP療法とは? 矢野鍼灸整骨院
「PRP(多血小板血漿)療法」という再生療法があります。
血液に含まれる血小板を患部に注入し、患部の再生を促す治療です。
血小板には細胞の再生を促す成分が含まれています。
血小板を注入することで、ダメージを受けた患部が活性化すると考えられます。
しかし「若返らせる」のではなく「活性化」であることは注意すべきでしょう。
関節痛など整形外科の領域でよく使用される自由診療ですが、「細胞の再生を促す」というはたらきは不妊治療でも活用されています。
2024年現在、不妊治療におけるPRP治療は「卵巣」と「子宮内膜」2種類へのアプローチが試みられています。
しかし、まだ始まったばかりの治療のため、確実に治療の成果が出るとは限りません。
自由診療のため、価格も非常に高額です。
今回は卵巣にアプローチするPRP療法について紹介します。
卵巣PRP療法ができる方は?
卵巣を活性化させるPRP療法は、血液から採取した血小板を精製し、長い針の注射針で卵巣に注入します。
治療の適用になるのは主に早発卵巣不全の方、排卵誘発をしても1~2個の卵子しか採取できない方です。
卵子予備軍がどれだけ残っているかの指標になるAMHが1以下の方、採卵をしても空胞が多い方など、加齢などで卵巣機能が弱った方にも適用されます。
女性は卵巣の中にある卵子予備軍が尽きると閉経を迎えますが、一般的な閉経は50歳前後です。
しかし100人に1人の割合で、何らかの理由で卵巣の中にある卵子予備軍が早く尽きる方がいます。
抗がん剤治療や卵巣の手術、橋本病など原因があることもありますが、原因不明なことも多い症状です。
40歳未満で4カ月以上続く無月経やFSH・LHが高い、エストロゲン値が低い場合は、早発卵巣不全を疑います。
物理的に卵子のもとになる細胞が非常に少ないため、不妊治療の中でも最も困難とされています。
しかし完全に卵子が尽きることもあれば、まれに排卵することもあります。
数少ないチャンスを掴み、採卵したら体外受精などで妊娠を目指します。
採卵さえできれば年齢相応の妊娠率になります。
卵巣不全になる過程は、月経不順が続き、やがて月経が止まります。
ホットフラッシュなど更年期障害のような症状が現れることもあります。
骨粗しょう症リスクが上がるため、一定の年齢までホルモン補充療法を行います。
卵巣PRP療法の方法は?
PRP療法は血液を採取して血小板(血漿)を取り出し、それを卵巣に注入します。
まずは腕から20ml血液を取り出し、遠心分離機にかけて血球と血漿に分けます。
血漿からさらにPRP(細胞の成長因子)を精製し、2つに分けて卵巣に注入します。
注入後は30分安静にすれば、日帰りで帰宅できます。
PRPは長い針が付いた注射器を使い、膣から卵巣に差して注入します。(体外受精の採卵と同じ方法です)
PRPを卵巣に注入すると、弱った卵巣が活性化すると考えられます。
一度注入すると5ヵ月ほど効果が続くと言われています。
永続的に効果が続くわけではないのは注意すべき点でしょう。
痛み止めを飲んでいるとPRP療法ができない?こんな方は要確認を
PRP療法は身体の細胞を活性化させるため、使用できないケースがあります。
悪性腫瘍(がん)の治療をしている方は使えません。
PRP療法でがん細胞も活性化するおそれがあり、症状が悪化するためです。
血小板の数が少なすぎる、血小板異常症の方も治療できない可能性があります。
意外なところでは「NSAIDs(エヌセイズ・非ステロイド性の消炎鎮痛薬)を使う方」は出来ないことがあります。(一定期間断薬をすれば治療できます)
NSAIDsと言われても分からない方でも、アスピリンやボルタレン、ロキソニンの名は聞いたことがあるはずです。
抗炎症剤でいちばん効果が高いのはステロイド剤です。
しかしステロイド剤は長期間服用すると様々な悪影響が出ることが知られています。
NSAIDsは消炎鎮静作用がありながらステロイド剤のような副作用がなく、広く普及しています。
NSAIDsは薬局でも買える身近な鎮痛剤で、月経痛や歯痛、筋肉痛など、身体の痛みを和らげる代表的な薬です。
しかし、PRP療法を行う場合は一定期間断薬しなければいけません。(断薬期間は医療機関にご相談下さい)
NSAIDsは副作用が多く、呼吸困難や喘息、むくみなどを引き起こすことがあります。
近年感染者が増えている溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の発症リスクを上げるという報告もあります。
よく効く鎮静剤なのでつい日常的に使いがちですが、急な歯痛など緊急時以外は極力使わないほうが無難です。
月経痛が辛い場合は子宮筋腫や子宮内膜炎などが隠れていることがあり、放置すると不妊症が悪化することがあります。
これらの症状の根治はできませんが、治療をすることで症状を和らげ、妊娠しやすい体に近づけることができます。
採卵の数が少なければ鍼灸で質を高めるのが有効です
体外受精や顕微受精の採卵では、卵子がたくさん採卵できて良い受精卵がたくさん凍結できることが理想です。
良い受精卵がたくさん凍結できれば、移植も安心して受けられます。
またお体への負担や痛みの強い採卵をせずに、移植だけ受けることもできるようになります。
しかしお薬で卵巣を刺激しても、1〜2個しか採卵できな方もいます。
そんな時は矢野鍼灸整骨院にご相談ください!
矢野鍼灸整骨院では妊活専門の鍼灸治療で
・お腹の血の巡りを良くする
・自律神経を整えてストレスに強くする
・子宮や卵巣の機能を整える
などの効果で病院ではできない「卵子の質」や「子宮の環境」を整えていきます。
卵子の質や子宮の環境を整えれば、採卵できる卵子の数か少なくても受精や着床がしやすくなります。
不妊治療・妊活でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
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(参考サイト)
日本内分泌学会 早発卵巣不全
https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=76
山口レディースクリニック 再生医療・PRP療法(卵巣編)
https://y-lc.net/prp2/
はなおかIVFクリニック品川 PRP(多血小板血漿)療法について
https://www.ivf-shinagawa.com/ivf/menu/prp/
このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院 矢野鍼灸整骨院 院長 鍼灸師 矢野 泰宏
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