妊活中のトランス脂肪酸はNG?なぜ良くないの?
一時期とても話題になった「トランス脂肪酸」。
たくさん摂取すると心臓病を引き起こす危険な脂肪だと言われていますが、不妊の原因になることが分かっています。
日本では欧米に比べてトランス脂肪酸の摂取量は少ないので、あまり神経質になって避けなくても良いのですが、できればなるべく減らしたいものです。
なぜ妊活中にトランス脂肪酸を摂るのが良くないのでしょうか?
妊活中は血流が命!トランス脂肪酸は血流を悪くする
妊活中は「体の冷え」に気をつけるように言われます。
なぜ冷えが良くないのでしょうか?
体が冷えると血管が縮まり、血流が悪くなります。
血液(赤血球)は酸素や栄養をたっぷり乗せ、細胞に届けます。
血流が悪くなると細胞へ届ける酸素や栄養も不足します。
大事な卵を育てる卵巣、子宮内膜を育てるための子宮にも良くありません。
血行不良は卵子や子宮内膜が育つのを妨げます!
トランス脂肪酸は血管の中の壁にへばり付き、血流の邪魔をします。
これがひどくなると完全に詰まってしまい、心臓病や循環器疾患など大きなトラブルを起こします。
心臓疾患は一瞬で命や健康を奪う恐ろしい病ですが、その前に体は警告を出します。
その一つが不妊症です。
不妊の原因はとても多く、とても一つに絞られるものではありませんが「血流不良」が原因のものが少なくありません。
血行不良の原因になることは、できる範囲で取り除いていきましょう。
血流が改善すれば健康的になり、日々の生活に活力が沸きます。
トランス脂肪酸の過剰摂取は排卵障害を引き起こす
どのようなメカニズムで起こっているかははっきりと分かりませんが、統計上トランス脂肪酸を食べ過ぎると排卵障害を起こしやすくなることが分かっています。
アメリカの看護師18,000人を対象に行った「看護師健康調査」アンケートで、トランス脂肪酸を含むものをたくさん摂取した女性は、そうでない女性に比べて排卵障害を起こす割合が多いという結果が出ました。
排卵障害は不妊の原因でもトップ3に入り、専門医でも改善することが難しいケースが少なくない症状です。
排卵障害の原因は多く、トランス脂肪酸の過剰摂取だけで起こるとは限りません。
過度なダイエットによる栄養失調、脳(視床下部)のトラブル、ホルモンバランス、卵巣の中に卵子予備軍が多すぎる体質、生まれつき卵子の量が少ない、など様々な理由が考えられます。
しかし、排卵障害の原因でも多いのが、卵子予備軍が多すぎる体質(PCOS、多嚢胞性卵巣症候群)です。
PCOSの原因は種類が多く、まだ分かっていないこともありますが、糖尿病予備軍の方が起こしやすいことが分かっています。
糖尿病はインスリン抵抗性という、血糖を下げるホルモンが効きづらい体質になると起こります。(他の理由もあります)
この体質になるとPCOSになりやすく、ホルモンが効きやすくなるとPCOSが改善することがあります。
トランス脂肪酸は糖尿病を引き起こす危ない脂肪です。
トランス脂肪酸を減らすことは排卵障害の改善だけでなく、将来の糖尿病を防ぎます。
PCOSの方で糖尿病の兆候がある方には、メトフォルミンという糖尿病薬を処方します。
ただ、メトフォルミンを飲んでも改善しないケースもあり、その原因の一つは食生活です。
トランス脂肪酸を完全に絶つことは難しくても、できる範囲で減らしていきましょう。
トランス脂肪酸を減らす食生活は、どうすればいい?
日本で日本製のものを適度に食べているなら、トランス脂肪酸の過剰摂取はあまり起きません。
ただ、毎日揚げたお菓子(ドーナツ、揚げおかき、ポテトチップスなど)や、ショートニングをたくさん入れたパン(多くの食パン、菓子パン、ビスケットなど)、マーガリンをたくさん食べているなら、ぜひ食べる回数を減らしましょう。
マーガリンはトランス脂肪酸ゼロの商品が増えていますが、パーム油という(あまり体に良くない)油が原料のことが多いのです。
時々使う程度がおすすめです。
・食パン、クッキーはバター配合のものを
ちょっと高めですが、バターを使ったものを買うのがおすすめです。
食べる頻度も減るので、その点でも良い効果があります。
出来る範囲で、お米中心の食生活に変えていくと良いでしょう。
油を使わないパン(ベーグル、一部の食パンなど)に変えるのもおすすめです。
ただし食べ過ぎは太るので、ほどほどに。
バターなど乳製品にも、ごくわずかなトランス脂肪酸は含まれています。
しかし微量なのでまず問題ないと言われています。
・マーガリンはバターに変える
高価で固いので少し使いづらいですが、バターに変えるのもおすすめです。
面倒なときはマーガリンとバターを混ぜた商品もあります。塗りやすいのでマーガリンのように使えて、トランス脂肪酸の量を減らせます。
一番良いのは、オメガ3、オメガ6と呼ばれる「不飽和脂肪酸」という脂質を適度に摂ることです。
これらの油はトランス脂肪酸の害を減らし、体を健康にする作用があります。
ナッツ類、オリーブオイルや綿実油、ひまわり油など植物油、魚に豊富に含まれています。
魚を中心にした食生活にするのが理想ですが、そこまで徹底しなくても大丈夫です。
おやつを素焼きのナッツに変えるだけでも健康体に近づきます。
ただ、これらの脂質もカロリーが高いので、食べ過ぎると肥満の原因になります。
ほどほどの量を心がけて食生活を楽しみましょう。
参考サイト
トランス脂肪酸と健康(PDF注意)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/13/6/13_259/_pdf
妊活に適した食材の選び方 京野アートクリニック高輪
https://ivf-kyono.com/column/post-720/
はるきレディースクリニック 多嚢胞性卵巣症候群
https://haruki-cl.com/basic/pof.html
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