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妊活亜鉛で妊娠しやすい体へ!効果的な摂り方・選び方【専門家が徹底解説】

亜鉛のサプリを持つ妊活中のご夫婦

妊活中の亜鉛摂取は、男性の精子の質向上と女性のホルモンバランス調整に重要な役割を果たします。本記事では、妊活における亜鉛の効果から適切な摂取量、食品・サプリメントでの摂り方まで専門的に解説します。亜鉛不足が妊娠率に与える影響や、効果的な摂取タイミング、副作用への注意点も詳しく紹介。この記事を読むことで、科学的根拠に基づいた正しい亜鉛摂取方法を理解し、妊娠しやすい体づくりに活かせます。

1. 妊活における亜鉛の重要性と効果

妊活において亜鉛は、男女問わず生殖機能の向上に欠かせない必須ミネラルです。体内では約300種類以上の酵素の働きに関与し、細胞分裂や遺伝子の合成、ホルモンの生成など、妊娠に直結する重要な生理機能をサポートしています。

現代の食生活では亜鉛不足に陥りやすく、特に妊活期間中は通常よりも多くの亜鉛が必要となるため、意識的な摂取が重要となります。

1.1 亜鉛が妊活に与える影響

亜鉛は生殖細胞の形成と成熟に直接的に関わっており、健康な卵子と精子の生成に不可欠な栄養素です。DNA合成や細胞分裂を促進する働きがあり、質の高い生殖細胞を作り出すための基盤となります。

また、亜鉛は抗酸化作用も持っており、活性酸素による生殖細胞の損傷を防ぐ役割も担っています。これにより、加齢による生殖機能の低下を緩やかにし、妊娠しやすい体質づくりをサポートします。

亜鉛の主な働き 妊活への影響
DNA合成促進 健康な生殖細胞の形成
ホルモン合成調整 排卵周期の安定化
抗酸化作用 生殖細胞の保護
免疫機能向上 着床環境の改善

1.2 男性の精子の質向上効果

男性において亜鉛は、精子の運動性と形態異常の改善に重要な役割を果たしています。前立腺に高濃度で蓄積される亜鉛は、精液の約25%を占める前立腺液の質を向上させ、精子の生存率と活動性を高めます。

研究によると、亜鉛不足の男性が適切な量の亜鉛を摂取することで、精子濃度が約74%、総精子数が約57%増加したという報告があります。また、精子の運動率も有意に改善されることが確認されています。

亜鉛はテストステロンの生成にも関与しており、男性ホルモンのバランスを整えることで、性欲の向上や勃起機能の改善にも寄与します。

1.3 女性のホルモンバランス調整効果

女性の場合、亜鉛は卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の分泌を調整し、規則正しい月経周期と質の高い排卵をサポートします。特に黄体期における黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を促進し、着床しやすい子宮内膜環境を整える効果があります。

また、亜鉛は卵子の成熟過程において重要な役割を担っており、染色体異常のリスクを軽減する効果も期待されています。これにより、流産率の低下や健康な胎児の発育につながる可能性があります。

さらに、亜鉛不足によって生じやすい月経不順や無排卵の改善にも効果的で、妊娠に向けた体の準備を整える上で欠かせない栄養素といえます。

1.4 亜鉛不足が妊活に与えるリスク

亜鉛不足は男女ともに深刻な妊活への悪影響をもたらします。男性では精子数の減少、運動率の低下、DNA損傷の増加といった精液所見の悪化が生じます。重度の亜鉛不足では、精子形成自体が阻害されることもあります。

女性においては、排卵障害や着床不全のリスクが高まり、月経周期の乱れや無月経を引き起こす可能性があります。また、妊娠初期の胎児の神経管形成にも亜鉛が必要であるため、不足状態では先天性異常のリスクも懸念されます。

亜鉛不足の症状には以下のようなものがあり、これらが見られる場合は妊活への影響も考慮する必要があります。

性別 亜鉛不足による症状 妊活への影響
男性 味覚異常、脱毛、性欲減退 精子の質低下、ED
女性 肌荒れ、爪の異常、免疫力低下 月経不順、着床障害
共通 傷の治りが遅い、疲労感 生殖機能全般の低下

特に現代の食生活では加工食品の摂取が多く、亜鉛の吸収を阻害するフィチン酸を含む食品も多いため、意識しないと亜鉛不足に陥りやすい環境にあります。妊活を始める前から十分な亜鉛摂取を心がけることが、成功への重要なステップとなります。

2. 妊活中の亜鉛必要量と摂取目安

妊活のサプリメント

妊活期間中における亜鉛の適切な摂取量は、男性と女性で異なる基準が設けられています。厚生労働省の日本人の食事摂取基準に基づき、妊活に必要な亜鉛量を正しく理解し、効果的な摂取を心がけることが重要です。

2.1 男性の1日あたり推奨摂取量

成人男性の亜鉛推奨摂取量は1日11mgとされていますが、妊活中の男性では12~15mgの摂取が理想的とされています。これは精子の生成や運動性向上に必要な量を考慮した目安です。

年齢 推奨量(mg/日) 妊活時の目安(mg/日)
18~29歳 11 12~15
30~49歳 11 12~15
50~64歳 11 12~15

精子の形成には約74日間を要するため、妊活開始の3か月前から継続的な摂取が推奨されます。特に喫煙や飲酒習慣のある男性は、亜鉛の消費量が増加するため、やや多めの摂取を心がけることが大切です。

2.2 女性の1日あたり推奨摂取量

成人女性の亜鉛推奨摂取量は1日8mgですが、妊活中の女性では9~12mgの摂取が望ましいとされています。卵子の質向上やホルモンバランスの調整に必要な量を確保することが目的です。

年齢 推奨量(mg/日) 妊活時の目安(mg/日)
18~29歳 8 9~12
30~49歳 8 9~12

月経によって鉄分と同時に亜鉛も失われやすいため、生理周期に合わせた摂取量の調整も考慮する必要があります。また、妊娠準備期間として排卵の質向上を図るため、月経周期の約3か月前からの摂取開始が効果的です。

2.3 妊活期間中の摂取タイミング

亜鉛の摂取タイミングは吸収効率に大きく影響するため、食後2~3時間後または就寝前の空腹時が最も効果的とされています。

朝食後の摂取は胃酸の分泌が活発で吸収率が高くなりますが、カフェインや食物繊維との同時摂取は避けるべきです。夕食後2時間以降の摂取では、成長ホルモンの分泌と重なり、細胞の修復・再生効果が期待できます。

継続的な摂取が重要であり、1日の摂取量を2~3回に分けることで吸収効率を高めることができます。特に15mg以上の摂取時は、胃腸への負担軽減のため分割摂取が推奨されます。

摂取開始から効果実感までの期間は個人差がありますが、一般的に3~6か月の継続摂取で体内の亜鉛レベルが安定し、妊活への効果が期待できるようになります。

3. 亜鉛を豊富に含む食品と食事での摂り方

妊活中の食事

妊活を成功させるためには、食事から十分な亜鉛を摂取することが重要です。亜鉛は体内で合成できないため、毎日の食事で意識的に取り入れる必要があります。ここでは、亜鉛を豊富に含む食材と効率的な摂取方法について詳しく解説します。

3.1 亜鉛含有量の多い食材一覧

亜鉛を効率的に摂取するためには、含有量の多い食材を知ることが第一歩です。以下の表は、100gあたりの亜鉛含有量を食材別にまとめたものです。

食材カテゴリー 食材名 亜鉛含有量(mg/100g)
肉類・魚介類 牡蠣(生) 13.2
肉類・魚介類 豚レバー 6.9
肉類・魚介類 牛もも肉 4.4
ナッツ類・種子類 ごま 5.9
ナッツ類・種子類 カシューナッツ 5.4
乳製品・卵類 プロセスチーズ 3.2
乳製品・卵類 卵黄 4.2

3.1.1 肉類・魚介類

牡蠣は亜鉛の王様と呼ばれるほど豊富な含有量を誇り、妊活中のカップルにとって理想的な食材です。生牡蠣2個程度で1日の推奨摂取量をほぼ満たすことができます。豚レバーや牛肉も優秀な亜鉛源となり、週に2〜3回取り入れることで安定した摂取が可能になります。

魚介類では、あさりやしじみなどの貝類にも亜鉛が豊富に含まれています。これらの食材は味噌汁や酒蒸しなど、日本の食卓に馴染みやすい調理法で楽しめます。

3.1.2 ナッツ類・種子類

ごまやカシューナッツは、植物性食品の中でも特に亜鉛含有量が高い食材です。ごまは料理の風味付けに使いやすく、毎日の食事に取り入れやすい特徴があります。アーモンドやくるみなどのナッツ類は、間食として手軽に摂取でき、妊活中の栄養補給に適しています。

種子類では、かぼちゃの種やひまわりの種も亜鉛を豊富に含んでいます。これらはサラダのトッピングやヨーグルトに混ぜて食べることで、食事の栄養価を高められます。

3.1.3 乳製品・卵類

チーズ類は亜鉛の良い供給源であり、特にプロセスチーズは日常的に摂取しやすい食材です。卵も完全栄養食品として知られ、卵黄部分に亜鉛が集中しています。毎日の朝食に卵料理を取り入れることで、継続的な亜鉛摂取が可能になります。

ヨーグルトや牛乳にも亜鉛が含まれており、カルシウムなど他の重要な栄養素も同時に摂取できるため、妊活中の栄養バランス向上に役立ちます。

3.2 亜鉛の吸収率を高める食べ合わせ

亜鉛は単独で摂取するよりも、特定の栄養素と組み合わせることで吸収率が大幅に向上します。最も効果的な組み合わせをご紹介します。

ビタミンCとの組み合わせは特に有効で、柑橘類やブロッコリー、パプリカなどと一緒に摂取することで吸収率が高まります。牡蠣にレモンを絞るのは、味だけでなく栄養面でも理にかなった食べ方です。

動物性タンパク質に含まれるアミノ酸も亜鉛の吸収を促進します。肉や魚と一緒に摂取する亜鉛は、植物性食品単独で摂る場合よりも効率的に体内に取り込まれます。

クエン酸を含む食品も亜鉛の吸収を助けます。酢の物や梅干し、トマトなどを食事に加えることで、亜鉛の利用効率を高めることができます。

3.3 亜鉛の吸収を阻害する食品

一方で、亜鉛の吸収を妨げる食品や成分も存在するため注意が必要です。これらの知識を持つことで、より効果的な亜鉛摂取が可能になります。

フィチン酸を多く含む全粒穀物や豆類は、亜鉛と結合して吸収を阻害する可能性があります。ただし、これらの食品も重要な栄養素を含むため、完全に避ける必要はありません。摂取タイミングをずらすことで対処できます。

カルシウムサプリメントやカルシウムを大量に含む食品と同時摂取すると、亜鉛の吸収が競合的に阻害されることがあります。牛乳と亜鉛サプリメントを同時に摂る場合は注意が必要です。

コーヒーや紅茶に含まれるタンニンも亜鉛の吸収を阻害する成分です。亜鉛を意識的に摂取する食事の際は、これらの飲み物は食後30分以上経ってから飲むことをお勧めします。

鉄分のサプリメントも亜鉛と競合するため、同時摂取は避けるべきです。どちらも妊活に重要な栄養素なので、摂取時間を2〜3時間ずらすことで両方の効果を最大化できます。

4. 妊活亜鉛サプリメントの選び方

チェックの票を持つ不妊専門医

妊活中の亜鉛摂取において、食事だけでは必要量を満たすことが困難な場合、サプリメントの活用が効果的です。市場には様々な種類の亜鉛サプリメントが販売されており、それぞれ異なる特徴を持っています。適切な選択をするために、各タイプの特徴と選び方のポイントを詳しく解説します。

4.1 亜鉛サプリメントの種類と特徴

亜鉛サプリメントは、亜鉛の化合物の種類によって吸収率や体への影響が異なります。妊活中の方が選ぶべき主要な3つのタイプについて、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

4.1.1 亜鉛酵母タイプ

亜鉛酵母は、酵母に亜鉛を取り込ませて作られた天然由来の亜鉛サプリメントです。生体利用率が高く、胃腸への負担が少ないという特徴があります。酵母の細胞壁に包まれているため、ゆっくりと体内に吸収され、持続的な効果が期待できます。妊活中の方には最も推奨されるタイプの一つです。

4.1.2 亜鉛グルコン酸タイプ

亜鉛グルコン酸は、亜鉛とグルコン酸を結合させた化合物です。コストパフォーマンスに優れ、多くのサプリメントで採用されている一般的な形態です。吸収率は中程度で、胃腸の刺激も比較的少ないため、初めて亜鉛サプリメントを試す方にも適しています。

4.1.3 キレート亜鉛タイプ

キレート亜鉛は、亜鉛をアミノ酸でキレート化した形態です。吸収率が非常に高く、他の栄養素との相互作用を受けにくいという優れた特徴があります。価格は他のタイプより高めですが、効率的な亜鉛摂取を重視する妊活中の方には最適な選択肢です。

4.2 妊活におすすめの亜鉛サプリメント

妊活中の方がサプリメントを選ぶ際は、以下の表を参考に、自身の状況に最も適したものを選択してください。

製品タイプ 亜鉛含有量 特徴 適用場面
総合妊活サプリメント 8-15mg 葉酸、ビタミンD、鉄分も含有 栄養バランス重視の方
亜鉛専用サプリメント 15-30mg 亜鉛含有量が高く効果的 亜鉛不足が顕著な方
男性向け妊活サプリメント 10-20mg コエンザイムQ10、セレンも配合 男性の精子の質向上目的

妊活専用に開発されたサプリメントは、亜鉛以外の妊活に必要な栄養素も同時に摂取できるため、効率的な栄養補給が可能です。特に葉酸やビタミンD、鉄分などと組み合わせられた製品は、妊活中の女性にとって理想的な選択肢となります。

4.3 サプリメント選択時の注意点

亜鉛サプリメントを選ぶ際は、安全性と品質を最優先に考慮する必要があります。GMP認証を取得した工場で製造された製品を選ぶことで、品質と安全性が保証されます。また、添加物の種類と量も確認し、不要な化学物質が含まれていない製品を選択しましょう。

妊活中は体が敏感になっているため、アレルギー反応を起こす可能性のある成分が含まれていないかも重要な確認ポイントです。特に卵、乳、小麦、大豆などのアレルゲンについては、製品ラベルで必ず確認してください。

さらに、第三者機関による検査を受けた製品は、重金属や有害物質の混入リスクが低く、安心して摂取できます。妊活という重要な時期だからこそ、価格だけでなく品質を重視した選択を心がけることが大切です。

5. 妊活亜鉛の効果的な摂取方法

5.1 最適な摂取タイミング

亜鉛の摂取タイミングは、その効果を最大限に引き出すために重要な要素です。食間または就寝前の空腹時に摂取することで、亜鉛の吸収率が最も高くなります。食事と一緒に摂取すると、フィチン酸やタンニンなどの成分が亜鉛の吸収を阻害する可能性があります。

サプリメントを使用する場合は、朝食と昼食の間、または夕食の2時間後がおすすめです。ただし、胃腸が敏感な方は食後30分以内に摂取することで、胃への負担を軽減できます。

摂取タイミング 吸収率 注意点
空腹時(食間) 高い 胃への刺激あり
食後30分以内 中程度 胃への負担少ない
就寝前 高い 成長ホルモン分泌促進

5.2 他の栄養素との組み合わせ

亜鉛の効果を高めるためには、相乗効果のある栄養素と組み合わせることが重要です。ビタミンCと一緒に摂取すると、亜鉛の吸収率が向上し、抗酸化作用も期待できます

妊活においては、葉酸との組み合わせも効果的です。葉酸は細胞分裂に必要な栄養素であり、亜鉛と共に摂取することで、より健康的な卵子や精子の形成をサポートします。

セレンも亜鉛と相性の良い栄養素です。両方とも抗酸化作用があり、活性酸素から生殖細胞を守る働きがあります。ビタミンEと組み合わせることで、さらに強力な抗酸化ネットワークを構築できます。

組み合わせ栄養素 効果 推奨量
ビタミンC 吸収率向上・抗酸化 100mg
葉酸 細胞分裂促進 400μg
セレン 抗酸化作用強化 25μg
ビタミンE 生殖機能改善 6.5mg

5.3 継続期間の目安

亜鉛の効果を実感するためには、継続的な摂取が必要です。細胞の生まれ変わりには約3ヶ月の期間が必要なため、最低でも3ヶ月間は継続して摂取することが推奨されます

男性の精子形成には約74日間かかるため、精子の質改善を目的とする場合は、少なくとも2.5ヶ月間の継続摂取が必要です。女性の卵子の場合も、成熟までに約3ヶ月を要するため、同様の期間での継続が重要となります。

効果を実感し始める時期には個人差がありますが、多くの場合、1ヶ月目から体調の変化を感じ始め、3ヶ月目以降に明確な効果を実感される方が多いです。

5.4 摂取時の注意事項

亜鉛を効果的に摂取するためには、いくつかの注意点があります。コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるタンニンは亜鉛の吸収を阻害するため、摂取前後1時間は避けることが大切です

カルシウムや鉄分のサプリメントも、亜鉛の吸収を競合的に阻害する可能性があります。これらのミネラルを摂取する場合は、時間をずらして摂取することを心がけましょう。

アルコールは体内の亜鉛を消耗させるため、妊活中は控えめにすることが推奨されます。また、喫煙も亜鉛の代謝を促進させ、体内の亜鉛を減少させる要因となります。

胃腸の弱い方は、亜鉛摂取により胃の不快感や吐き気を感じることがあります。このような症状が現れた場合は、摂取量を減らすか、食後に摂取するタイミングに変更することで症状を軽減できます。

6. 亜鉛摂取の副作用と注意点

注意マーク

妊活において亜鉛は重要な栄養素ですが、適切な摂取量を守らないと健康に悪影響を及ぼす可能性があります。安全で効果的な亜鉛摂取のために、副作用と注意点を詳しく解説します。

6.1 過剰摂取による健康リスク

亜鉛の過剰摂取は様々な健康問題を引き起こす可能性があります。1日40mg以上の長期摂取は避けるべきとされており、以下のような症状が現れることがあります。

症状の種類 具体的な症状 摂取量の目安
消化器症状 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛 50mg以上/日
銅欠乏症 貧血、白血球減少、免疫機能低下 100mg以上/日
HDLコレステロール低下 善玉コレステロールの減少 150mg以上/日
免疫機能異常 感染症への抵抗力低下 長期間の高用量摂取

特に妊活中は体調管理が重要なため、推奨摂取量の上限である30mgを超えないよう注意が必要です。サプリメントを使用する場合は、食事からの摂取量も考慮して総摂取量を計算しましょう。

6.2 他の薬剤との相互作用

亜鉛は他の薬剤や栄養素と相互作用を起こす場合があります。妊活中に服用することが多い薬剤との関係性を理解しておくことが大切です。

抗生物質との併用は吸収阻害を引き起こす可能性があります。テトラサイクリン系やキノロン系抗生物質は亜鉛と結合し、双方の吸収を妨げます。服用時間を2時間以上空けることで相互作用を回避できます。

鉄剤との同時摂取も注意が必要です。亜鉛と鉄は同じ吸収経路を使用するため、同時摂取すると互いの吸収率が低下します。妊活中に鉄剤を処方されている場合は、摂取タイミングを調整しましょう。

利尿薬を服用している場合、亜鉛の排泄が促進される可能性があります。また、制酸薬やプロトンポンプ阻害薬は胃酸分泌を抑制し、亜鉛の吸収を低下させる恐れがあります。

6.3 妊活中の摂取における注意点

妊活期間中の亜鉛摂取には、特別な配慮が必要な場面があります。体調の変化に応じて摂取方法を調整することが重要です。

空腹時の摂取は胃腸への刺激が強いため、食後30分以内の摂取が推奨されます。特に妊活中はストレスによって胃腸が敏感になりやすく、空腹時摂取で不快症状が現れることがあります。

月経周期に合わせた摂取調整も考慮すべき点です。月経前症候群の症状がある女性は、この時期に亜鉛摂取量を少し増やすことで症状緩和が期待できますが、1日の上限摂取量は必ず守ることが前提です。

妊活開始前に血液検査で亜鉛濃度を測定することをお勧めします。既に十分な亜鉛レベルがある場合、追加摂取は不要な場合があります。定期的な血液検査により、摂取量の調整が可能になります。

パートナーと一緒に亜鉛摂取を行う場合、男女で必要量が異なることに注意が必要です。男性は精子形成のためにより多くの亜鉛を必要としますが、各自の体重や体調に応じて適切な摂取量を設定することが大切です。

7. 妊活亜鉛に関するよくある質問

7.1 いつから亜鉛を摂り始めるべきか

妊活を意識し始めたタイミングで亜鉛の摂取を開始することが理想的です。妊娠を希望する3か月前から亜鉛の摂取を始めることで、体内の亜鉛レベルを適切に整え、妊娠しやすい体づくりをサポートできます。

特に男性の場合、精子が完全に生成されるまでに約74日間かかるため、最低でも2〜3か月前からの継続的な摂取が推奨されます。女性の場合も、卵子の成熟や子宮内膜の状態を整えるために、同様の期間での継続摂取が効果的です。

すでに妊活中の方も、今からでも遅くありません。亜鉛の体内濃度は継続的な摂取により徐々に改善されるため、思い立った時点で始めることが大切です。

7.2 効果が実感できるまでの期間

亜鉛の効果を実感できるまでの期間は個人差がありますが、一般的に継続摂取から1〜3か月程度で変化を感じる方が多いとされています。

期間 期待できる変化 対象
2〜4週間 体調や肌の状態の改善 男性・女性共通
1〜2か月 生理周期の安定化 女性
2〜3か月 精子の質の向上 男性
3〜6か月 妊娠しやすい体質への改善 男性・女性共通

ただし、亜鉛の効果は体内の栄養状態や生活習慣によって大きく左右されます。バランスの取れた食事と適度な運動を併用することで、より早く効果を実感できる可能性があります。

7.3 妊娠後も継続すべきか

妊娠が確定した後も、適量の亜鉛摂取は継続することが推奨されます。妊娠中は胎児の成長発育に亜鉛が重要な役割を果たすため、十分な摂取が必要です。

妊娠初期から中期にかけて、胎児の細胞分裂や臓器形成に亜鉛が大量に消費されます。また、つわりなどにより食事摂取量が減少する場合もあるため、意識的な亜鉛補給が重要となります。

ただし、妊娠中の亜鉛摂取量は妊活期とは異なる場合があります。妊娠が判明したら、産婦人科での相談を通じて適切な摂取量を確認することが安全です。サプリメントを使用している場合は、妊娠中も安全に継続できる製品かどうかの確認も必要です。

7.4 パートナーと一緒に摂取すべきか

パートナーと一緒に亜鉛を摂取することは非常に効果的です。妊娠は男性と女性両方の健康状態が影響するため、夫婦で協力して取り組むことで妊娠の可能性を高められます。

男性にとって亜鉛は精子の数や運動率、DNA損傷の修復に直接関わる重要なミネラルです。一方、女性にとっては卵子の質向上やホルモンバランスの調整に役立ちます。双方が適切に亜鉛を摂取することで、相乗効果が期待できます。

夫婦で一緒に取り組むメリットは以下の通りです:

  • お互いの健康管理を意識し合える
  • 摂取を忘れにくくなる
  • 妊活に対する意識の共有ができる
  • 食事改善も協力して行いやすい

ただし、男性と女性では必要な亜鉛量が異なるため、それぞれに適した摂取量を守ることが重要です。同じサプリメントを使用する場合は、服用量を調整するなどの配慮が必要になる場合があります。

8. まとめ

妊活において亜鉛は、男性の精子の質向上と女性のホルモンバランス調整に重要な役割を果たします。1日の推奨摂取量は男性11mg、女性8mgで、牡蠣や赤身肉などの食品から摂取するか、サプリメントで補うことができます。亜鉛は空腹時に摂取し、ビタミンCと組み合わせることで吸収率が向上します。ただし過剰摂取は副作用を引き起こすため、上限量を守ることが大切です。パートナーと一緒に継続的に摂取することで、妊娠しやすい体づくりをサポートできるでしょう。

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では不妊治療専門の鍼灸で

・自律神経を整えてお体をストレスに強くする

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矢野鍼灸整骨院の鍼灸は、てい鍼という痛みゼロの鍼と、熱さの調節できるお灸で初めての方でも安心して受けていただけます。

不妊治療・妊活でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

【この記事を書いた人】

矢野泰宏(やの やすひろ)

鍼灸師/不妊鍼灸専門家

和歌山・矢野鍼灸整骨院院長

妊活に悩む女性のための鍼灸を20年以上提供。病院と併用しながら、東洋医学的アプローチで妊娠を目指すサポートを行っています。

 

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