一人で抱え込まないことが大事。妊活うつは、どうすれば解消できる？　矢野鍼灸整骨院｜和歌山県和歌山市 不妊鍼灸専門の矢野鍼灸整骨院

一人で抱え込まないことが大事。妊活うつは、どうすれば解消できる？　矢野鍼灸整骨院

妊活うつに陥らない、悪化させないためには、どうすれば良いのでしょうか？

ここでは、妊活うつの悪化をできるだけ回避する方法を提案します。

大事なのは「思い通りにいかなくて当たり前」というマインドを持つことです。

人生、思い通りに行かない事のほうがずっと多いもの、うまくいかなくて当たり前、というマインドが心を救います。

前回紹介した「うつ症状」が2週間続く場合は、早急に不妊治療の病院か心療内科に相談して下さい。

心療内科で処方される薬には妊活の妨げになるものがあるので、不妊治療を受けている場合は必ず申告しましょう。

黙って服用すると、妊娠がますます難しくなることがあります。

一人で抱え込まない

妊活がうまくいかず、苦しんでいる人はたくさんいます。

しかし、人知れず一人で悩み苦しむ人も少なくありません。

妊活うつを悪化させないために、一人で悩みを抱え込むのは止めましょう。

「パートナーと価値観を確認し合い、協力しましょう。」

協力する、というのは自分の考えを押し付けるのではなく、互いに何を考えて、何を望んでいるか、予算と期間はこれくらい、という意見を言い合い、すり合わせることです。

パートナーと価値観が合わない、一人で空回りしていると感じることもあるかもしれません。

しかし、そもそも男性と女性では思考が異なります。

パートナーであっても、考え方や価値観が違っているのが当たり前。だからこそお互いに歩み寄るのが大事です。

多くの不妊治療の病院では、看護師のカウンセリングや通院する人たちが話し合う場を設けています。

他人と話すことで心が軽くなることがあります。苦しいのはみんな同じで、悩む内容も人それぞれです。

なかなか妊娠できずに苦しむ人がいれば、妊娠はできても育たないことで苦しむ人もいます。

多種多様の悩みがあることを知ると、自分の問題を客観視することができるでしょう。

SNSはほどほどに

SNSには同じ悩みを抱えている人がたくさんいて、よく発信しています。

ご自身でも発信されている方もいるでしょう。

SNSは他の人が頑張る姿に勇気付けられ、悩みを共有できるなど、活用できればとても良いツールです。

孤独が癒されるのはSNSの大きな利点です。

しかし、良くも悪くも他人に引きずられやすいのがSNSの特性。

負担にならない程度の距離感が必要です。

ネガティブなことばかり書く人に引きずられて、自分まで体調を崩すことがあるからです。

誤った医療情報にハマってしまい、医師の言うことに反しておかしな行動に出ることも珍しくありません。

必ず、SNSの情報は鵜のみにせず、「情報の裏取り」を行いましょう。

妊活情報は厚生労働省の生殖医療ガイドライン（https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000855572.pdf）や、日本生殖医学会（http://www.jsrm.or.jp/public/index.html）などから情報収集すると安心です。

またSNSの情報で迷ったら、当院にもご相談ください。ご相談はこちら

感情移入しやすい人は、SNSの付き合いはほどほどにしましょう。

期限と予算を決めて、必ず実行する

女性は年齢により、受胎率が大きく変わります。

そのため妊活は、いつまでも続けることはできません。特に、女性側に年齢のタイムリミットがあるからです。

妊活を始める時に、

「何歳まで続ける」

「予算はこれくらいに収める」

とはっきりとパートナーと決めましょう。

それを超えて、いつまでもズルズルと続けてしまうと焦りと不安で妊活うつに陥るリスクが増します。

不妊の原因がはっきり分かっていて、それを解決できれば妊娠の可能性が上がるという場合は、期限や予算を超えて挑む価値はあるでしょう。

しかし、はっきりとした原因が分からないときは、初めに決めた期間で終わらせるのが妊活うつを回避できるコツです。

もちろん、全財産をかけて、期間を決めずにチャレンジする道もあります。

しかし、出産後の養育費もある程度は考慮しなければ、育児が難しくなるでしょう。

何歳まで続けるか、予算はどれくらいかけるか、パートナーとしっかりと話し合いましょう。

時には、妊活を忘れられる楽しい体験を

夢中になる趣味に没頭することも、妊活うつを防ぎます。

ワクワクすること、心がときめくことを見つけて、心から楽しみましょう。

うつの症状は「趣味が楽しめなくなる」ことも一つの特徴です。

単に飽きただけなら良いですが、うつで楽しめなくなるのは「心から色が失う」という無気力のような特徴があります。

そこまで没頭するものがなければ、たとえば近所の神社や仏閣を巡るだけでも良いと思います。

親子連れが少ない場所で体を動かすだけでも、心が軽くなります。

（まとめ）

妊活うつに陥らないためには、自分自身で気晴らしをするなど工夫が必要です。

いちばん大切なのは「ままならないこと」と折り合う心かもしれません。

妊活は妊娠の確率を上げることはできますが、確実に妊娠できるとは限りません。

努力だけでは成功するとは限らない「ままならなさ」と向き合いことが、妊活うつに陥らないマインドだと思います。

（参考サイト）
はらメディカルクリニック　不妊治療でメンタル不調に……不妊うつの原因や症状、対処法について詳しく紹介
https://www.haramedical.or.jp/column/staff/mental_upset.html
MSDマニュアル　うつ
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/10-%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E6%B0%97%E5%88%86%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85#:~:text=%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E6%97%A5%E5%B8%B8,%E3%82%88%E3%82%8A%E9%95%B7%E3%81%8F%E6%8C%81%E7%B6%9A%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　矢野鍼灸整骨院　院長　鍼灸師　矢野　泰宏

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