何度受ければ効果的?不妊治療の鍼灸の頻度について 矢野鍼灸整骨院
「針はどれだけの頻度で受ければ効果的か?」という疑問はよくあります。
不妊治療の一環で鍼灸を受けるなら、どれくらいの頻度が最適でしょうか?
矢野鍼灸整骨院では、初めの4か月間は週に一度、それ以降は2週間に一度を推奨しています。
これは「血」を元気にして、身体の活力を増やす効果を期待してのものです。
4か月は、「血」を元気にする期間
なぜ4か月間は集中的に鍼灸を行う必要があるのでしょうか?
それは血液(赤血球)が入れ替わるのがおおよそ4か月かかるためです。
鍼灸など東洋医学では「気」「血」「水」という3つの要素を重視します。
気は生命エネルギーのようなもので実証されていませんが、血(血液)と水(リンパ液など、血液以外の体液)は身近に知られています。
血液で特に重要なのは、身体の隅々まで酸素と栄養を運ぶ赤血球です。
赤血球は血液でいちばん多い血球で、ヘモグロビンという鉄分に酸素を付けて、肺から体の隅々まで運びます。
赤血球が酸素や栄養を運んでくれないと、細胞は弱る一方です。
飢え渇き、細胞内にゴミが溜まりっぱなしになり、環境が悪化しかねません。
その結果、子宮内膜が薄くなる、卵胞がうまく育たないなど、さまざまな問題を起こしやすくなります。
赤血球には核がないため寿命が短く、約120日で寿命を迎えます。
最後は脾臓という臓器で壊されますが、その時に回収したヘモグロビンは再び赤血球を作るための材料になります。
赤血球は約120日で生まれ変わる
いま身体を流れている赤血球は、すべて120日以内に造られたものです。
赤血球は鉄分やビタミンB12、葉酸不足や出血、腸の吸収力低下など、様々な理由でトラブルを起こします。
鉄分不足で貧血を起こすのはよく知られていますが、赤血球の数が少ない、数が多くても質が良くないと十分に酸素と栄養を運ぶことができません。
鍼灸は気、水、血のバランスを整え、西洋医学では認知できない「未病」の状態から「健康」に近づけます。
健康に近づいた身体から生まれる赤血球は、それ以前に比べるとより健康になり、卵巣や子宮内膜へ酸素と栄養を十分に運べるようになります。
そうすれば卵胞の成長、子宮内膜の成長などに良い作用が出ることが期待できます。
血の改善が妊娠体質に近づく第一歩になります。
ただ、これは特に不妊原因が見つからない方に当てはまります。
はっきりと不妊の原因が分かっている方は、まずはその治療を行うのが大前提です。
鍼灸だけでなく、血液検査でヘモグロビン値を確認するのは必須。
西洋医学でも判明できるほど貧血が進んでいるなら、適切な治療を行う必要があります。
意外な理由で貧血を起こしている可能性がありますが、多くは栄養剤の補給や出血の原因を改善すると、徐々に収まっていきます。
血を造るために、バランスの良い食事を摂取することも心がけましょう。
鉄分補給はもちろんですが、意外と忘れられがちなのはビタミンB12と葉酸です。
これらの栄養素は赤血球を造るときに欠かせません。
ひとつの治療法だけに偏らず、さまざまなアプローチを同時に試みることが大切です。
卵母細胞が卵胞に成長するまでの期間は約半年
卵子のもとになる細胞、卵母細胞はあなたが生まれる前に完成し、徐々に減っていきます。
胎児のころに700万個以上あった卵母細胞は出生時に200万個まで、思春期までに20~30万個まで減ります。
卵母細胞は原始卵胞という細胞に包まれて温存されます。
ある日目覚めのシグナルを受けて、90日ほどかけて二次卵母細胞まで成長。
さらに70日かけて前胞状卵胞まで成長し、14日かけて最後の成長、成熟卵胞になり、排卵されます。
始めのシグナルから排卵まで約180日前後、おおよそ半年ほど必要です。
特に前胞状卵胞から排卵までは約90日前後で、この時期が卵子の成長にいちばん大切な時期と言われています。
血液(赤血球)が入れ替わる時期が約120日なので、前胞状卵胞が元気に育つためには十分な期間です。
女性の月経周期と施術回数
赤血球が入れ替わる期間と、前胞状卵胞が成熟した卵胞になるまでの期間を考えると、4か月は鍼灸を週に一度行うのを推奨します。
女性の月経周期は約28日で、初めの14日で卵胞が育ち排卵、残りの14日で黄体ホルモンが分泌され妊娠しやすい状態になります。
週に一度鍼灸を行うと、理論上は卵胞が育つ時期(卵胞期)、排卵期、黄体期すべて時期に当てはまります。
鍼灸の利点は、妊娠しても続けて何の問題もないところ。
たとえば、ある種の薬やサプリメントは妊娠初期に服用すると思わぬ副作用が起こることがあります。
しかし鍼灸にはそのような悪い影響はありません。
それどころかリラックスして心地よいので、不妊治療でピリピリした心身をほぐす効果も期待できます。
4か月以降は2週間に一度でも問題ないのは、卵胞期と黄体期の2つの時期にアプローチできるため。女性の周期に合わせて鍼灸を行うと良いとされています。
(参考サイト)
価格.com保険 赤血球数やヘモグロビン値が悪いとどうなる?基準値と疑われる病気について医師が解説
https://hoken.kakaku.com/health_check/red_blood_cells/
さくらウイメンズクリニック「卵子」と「卵胞の発育」について【佐藤健二医師執筆】
https://sakura-urayasu.jp/column/301/
このブログの執筆者
和歌山市の不妊鍼灸、妊活鍼灸の矢野鍼灸整骨院 院長 鍼灸師 矢野 泰宏
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