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「妊活3か月目妊娠しない」…不安なあなたへ。専門家が教える心のケアと次のステップ 

妊活中で妊娠せず不安な女性

妊活3か月目で妊娠しないことに不安を感じているあなたへ。実は健康な夫婦でも妊娠確率は月20%程度で、3か月で妊娠しないのは決して珍しいことではありません。この記事では、妊活の基本的な見直しポイントから妊娠しない原因、心のケア方法、生活習慣の改善まで専門的な視点で解説します。不安やストレスを軽減し、前向きに妊活を続けるための具体的なアドバイスをお伝えします。

1. 妊活3か月目で妊娠しないのは普通のこと

妊活を始めて3か月が経過しても妊娠に至らないことで、不安や焦りを感じている方は少なくありません。しかし、妊活3か月目で妊娠しないのは決して珍しいことではなく、ごく自然な経過と考えるべきです。妊娠は複雑なプロセスであり、多くの要因が絡み合って成立するものです。

1.1 健康な夫婦でも妊娠確率は月20%程度

一般的に、特に問題のない健康な夫婦であっても、1回の月経周期あたりの妊娠確率は約20〜25%程度とされています。この数字は、適切なタイミングで性交渉を行った場合の確率です。

期間 累積妊娠確率 妊娠しない確率
1か月目 約20% 約80%
3か月目 約50% 約50%
6か月目 約75% 約25%
12か月目 約85% 約15%

つまり、3か月目の時点では約50%の夫婦がまだ妊娠に至っていないのが現実です。この統計を見れば、あなたの状況が特別なものではないことがお分かりいただけるでしょう。

1.2 妊娠するまでの平均期間とは

多くの研究によると、避妊をやめてから妊娠に至るまでの平均期間は、年齢や個人差にもよりますが、おおよそ6か月から1年程度とされています。特に女性の年齢が若いほど妊娠しやすい傾向にありますが、それでも即座に妊娠するわけではありません。

年齢別の妊娠までの平均期間を見ると、以下のような傾向があります:

女性の年齢 平均妊娠期間 1年以内の妊娠率
20代前半 約4〜6か月 約90%
20代後半 約5〜7か月 約85%
30代前半 約6〜8か月 約80%
30代後半 約8〜10か月 約70%

3か月という期間は、妊娠への道のりの途中段階であり、まだ十分に時間的余裕があることを理解することが大切です。

1.3 焦らず長期的な視点を持つことの大切さ

妊活において最も重要なのは、長期的な視点を持ち続けることです。短期間で結果を求めすぎると、かえってストレスが蓄積し、妊娠に悪影響を及ぼす可能性があります。

焦りや不安は自律神経のバランスを崩し、ホルモン分泌に影響を与えることが知られています。妊娠は心身ともに健康な状態で迎えることが理想的であり、精神的な安定が妊娠力向上にも寄与します。

この時期に大切なのは、以下の心構えです:

  • 妊娠は自然な生理現象であり、時間がかかることが普通
  • パートナーと一緒に歩む過程そのものを大切にする
  • 妊活以外の生活も充実させ、バランスを保つ
  • 小さな体調の変化や改善点にも目を向ける

3か月という期間を「まだ始まったばかり」と捉え、体づくりや生活習慣の見直しに取り組む準備期間として前向きに活用することで、より良い妊活を継続できるでしょう。

2. 妊活3か月目に見直すべき基本的なポイント

妊活中に基礎体温を記入する女性

妊活を始めて3か月が経過したこの時期は、これまでの取り組みを振り返り、基本的なポイントを見直す絶好のタイミングです。妊娠の可能性を高めるために、排卵のタイミングや体の変化をより正確に把握することが重要になります。

2.1 排卵日の正確な把握方法

排卵日を正確に把握することは、妊活成功の鍵となる要素です。月経周期が28日の場合、排卵日は次の月経予定日の14日前頃とされていますが、個人差があるため複数の方法を組み合わせることが効果的です。

方法 特徴 精度 コスト
排卵検査薬 尿中のLHホルモンを検出 高い 月3,000円程度
おりものの変化観察 透明で伸びるおりものの確認 中程度 無料
排卵痛の観察 下腹部の軽い痛みを感じる 個人差大 無料
アプリでの記録 過去のデータから予測 中程度 基本無料

排卵検査薬は最も信頼性が高く、LHサージを検出することで排卵の24~36時間前を予測できます。朝一番の尿ではなく、午後の尿を使用することで、より正確な結果が得られます。

2.2 タイミング法の見直しと改善点

3か月間のタイミング法を振り返り、改善点を見つけることが大切です。排卵日当日だけでなく、排卵日前後の適切なタイミングでの性交渉が妊娠確率を高めます。

精子の寿命は約3日、卵子の寿命は約24時間であることを考慮し、排卵日の2日前から排卵日までの期間が最も妊娠しやすいタイミングとなります。毎日性交渉を行う必要はなく、1日おきでも十分効果的です。

これまでのタイミングを記録し、排卵日との関係を分析してみましょう。タイミングが早すぎたり遅すぎたりしていないか、周期的なパターンがあるかを確認することで、次回以降の改善につながります。

2.3 基礎体温の測定と記録の重要性

基礎体温の測定は、排卵の有無や排卵日の推定に役立つ重要な方法です。3か月間のデータがあれば、あなた自身の体のリズムをより深く理解できるようになります。

正確な基礎体温を測定するためには、毎朝同じ時間に、起床前に舌下で測定することが重要です。低温期と高温期の二相性が明確に現れていれば、正常な排卵が行われている証拠となります。

基礎体温のパターン 特徴 示唆される状態
正常な二相性 低温期と高温期が明確 正常な排卵
一相性 体温の変化が少ない 無排卵の可能性
高温期が短い 高温期が10日未満 黄体機能不全の可能性
体温上昇が緩やか 3日以上かけて上昇 排卵機能の低下

基礎体温の記録を続けることで、体調の変化やストレスの影響、生活習慣の改善効果なども把握できます。デジタル体温計や専用アプリを活用することで、継続しやすくなり、データの分析も簡単に行えます。

3. 妊娠しない原因として考えられる要因

ハートを持つ不妊治療専門医の女性

妊活3か月目で妊娠に至らない場合、様々な要因が考えられます。妊娠は複雑なプロセスであり、女性側・男性側・カップル双方に関わる要因が複合的に関与することがあります。ここでは主な要因について詳しく解説します。

3.1 女性側の主な原因

女性の妊娠に関わる要因は多岐にわたり、ホルモンバランスや生殖器官の状態が大きく影響します。

3.1.1 排卵障害

排卵障害は女性不妊の約25-30%を占める最も頻度の高い要因です。正常な排卵が起こらない、または不規則になることで妊娠の機会が減少します。

主な排卵障害の種類と特徴は以下の通りです。

障害の種類 主な症状 特徴
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) 月経不順、体重増加、多毛 卵巣内に小さな嚢胞が多数形成される
高プロラクチン血症 乳汁分泌、月経異常 プロラクチンホルモンの過剰分泌
早期卵巣不全 無月経、更年期様症状 40歳未満での卵巣機能低下

3.1.2 卵管の問題

卵管は卵子と精子が出会う重要な場所であり、卵管の通過性や機能に問題があると妊娠が困難になります。

卵管性不妊の主な原因には以下があります。

  • 卵管の閉塞や狭窄
  • 卵管周囲の癒着
  • 卵管采の機能異常
  • 過去の感染症による後遺症

特に骨盤内感染症の既往がある場合、卵管の炎症により通過性が損なわれるリスクが高まります。

3.1.3 子宮内膜症

子宮内膜症は生殖年齢女性の約10%に見られる疾患で、子宮内膜が子宮以外の場所で増殖・出血を繰り返す状態です。

妊娠への影響として以下が挙げられます。

  • 卵巣機能の低下
  • 卵管周囲の癒着形成
  • 着床環境の悪化
  • 慢性的な骨盤内炎症

月経痛がひどい、月経以外の時期にも下腹部痛がある場合は、子宮内膜症の可能性を考慮する必要があります。

3.2 男性側の主な原因

妊娠に関わる要因の約40%は男性側にあるとされており、精子の質や量が重要な要素となります。

3.2.1 精子の数や運動率の問題

精子濃度や総精子数の低下は男性不妊の主要な原因です。WHO基準では以下の値が正常範囲とされています。

検査項目 正常値の下限 評価ポイント
精子濃度 1500万個/ml以上 精液1mlあたりの精子数
総精子数 3900万個以上 一回の射精での総精子数
精子運動率 40%以上 運動している精子の割合

精子数や運動率の低下の原因には、ストレス、喫煙、過度な飲酒、肥満、睡眠不足などの生活習慣が関与することが多くあります。

3.2.2 精子の形態異常

精子の形態(形や大きさ)の異常も妊娠率に影響を与えます。正常形態精子が4%以上あることが望ましいとされています。

形態異常には以下のような種類があります。

  • 頭部の異常(大きすぎる、小さすぎる、楕円形など)
  • 中間部の異常(太い、曲がっているなど)
  • 尻尾の異常(短い、コイル状など)
  • 複数の部位にわたる異常

3.3 カップル双方に関わる原因

妊娠には夫婦両方の要因が複合的に関与することがあり、個別の検査では明らかにならない場合もあります。

免疫学的要因や原因不明不妊として以下が挙げられます。

  • 抗精子抗体の存在
  • 受精障害
  • 着床障害
  • 遺伝的要因
  • 年齢要因(卵子・精子の老化)

また、タイミングの問題も重要で、排卵日の特定が不正確だったり、性交のタイミングが適切でない場合も妊娠の機会を逃す原因となります。

これらの要因を理解することで、妊活の方向性を見直し、必要に応じて専門的なサポートを検討することが大切です。3か月目という早い段階で原因を特定することは難しい場合が多いですが、基本的な知識を持つことで今後の妊活に活かすことができます。

4. 妊活3か月目で感じる不安への心のケア

4.1 妊活ストレスが体に与える影響

妊活を始めて3か月が経過すると、多くの女性が「なぜまだ妊娠できないのか」という不安を感じ始めます。この心理的なストレスは、実は妊娠に重要な役割を果たすホルモンバランスに直接的な影響を与えることが知られています。

ストレスを感じると、体内ではコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、これが生殖ホルモンの正常な働きを阻害する可能性があります。具体的には、排卵のタイミングが不規則になったり、黄体ホルモンの分泌が不十分になったりすることがあります。

ストレスによる影響 体への具体的な変化
ホルモンバランスの乱れ 排卵周期の不安定化、黄体機能不全
自律神経の乱れ 血流悪化、子宮内膜の厚さに影響
免疫機能の低下 着床環境の悪化
睡眠の質の低下 成長ホルモン分泌減少

また、過度なストレスは食欲不振や過食につながり、妊娠に必要な栄養素の摂取バランスが崩れることもあります。心の健康と体の健康は密接に関連しているため、妊活中のメンタルケアは妊娠率向上にとって欠かせない要素といえます。

4.2 パートナーとのコミュニケーション方法

妊活3か月目になると、夫婦間での温度差や意見の違いが表面化しやすくなります。女性の方が妊活に対してより切迫感を感じている場合が多く、男性は「まだ3か月しか経っていない」と感じることがあります。

効果的なコミュニケーションのためには、まずお互いの気持ちや不安を素直に伝え合う時間を定期的に設けることが重要です。この際、相手を責めるような言葉は避け、「私は○○と感じている」という主語を「私」にした表現を心がけましょう。

また、妊活のプレッシャーでタイミング法が義務的になってしまうカップルも少なくありません。妊活期間中も夫婦の愛情を育むことを忘れずに、妊活以外の共通の楽しみや目標を持つことで、関係性のバランスを保つことができます。

男性パートナーには、女性の体の変化や心理状態について理解してもらうことも大切です。基礎体温の変化や生理周期に伴う体調の変化について、時間をかけて説明し、共に学んでいく姿勢を持ちましょう。

4.3 周囲からのプレッシャーへの対処法

妊活中は家族や友人からの何気ない言葉が大きなプレッシャーとなることがあります。「まだなの?」「早くしないと年齢が…」といった言葉は、悪気がなくても妊活中の女性にとっては重い負担となります。

このような状況への対処法として、まず妊活していることを誰にどこまで話すかを夫婦で決めておくことが重要です。全く話さない選択肢もあれば、信頼できる人にだけ相談するという方法もあります。

周囲からの質問に対しては、あらかじめ返答を準備しておくと精神的な負担が軽減されます。例えば「今は二人の時間を大切にしています」「自然に任せています」といった、相手を傷つけずに話題を終わらせる表現を用意しておきましょう。

また、妊活について理解のない発言をする人とは、必要以上に深く関わらないという境界線を設けることも大切です。自分の心を守ることは、妊活を継続していく上で欠かせない要素です。

4.4 リラックス方法とストレス解消テクニック

妊活中のストレス解消には、日常的に取り入れやすい方法を複数持っておくことが効果的です。深呼吸や瞑想などの簡単な技法は、いつでもどこでも実践できるため特におすすめです。

腹式呼吸は自律神経を整え、リラックス効果を高める効果があります。4秒かけて鼻から息を吸い、4秒間息を止め、8秒かけて口からゆっくりと息を吐く方法を、1日に数回行うだけでも効果が期待できます。

リラックス方法 実践のポイント 期待できる効果
アロマテラピー ラベンダーやゼラニウムなど妊活に良い香りを選ぶ ホルモンバランス調整、リラックス
ヨガ・ストレッチ 骨盤周りの血流改善を意識した動き 血行促進、ストレス軽減
読書・音楽鑑賞 妊活以外の世界に没頭できる時間 気分転換、心の余裕創出
温浴・半身浴 38-40度のぬるめのお湯で15-20分 血行改善、リラックス効果

また、定期的な運動習慣はストレス解消と妊娠力向上の両方に効果的です。激しい運動である必要はなく、散歩やゆったりとしたスイミングなど、楽しみながら続けられる活動を選びましょう。

妊活中は情報収集に時間を費やしがちですが、時にはスマートフォンやパソコンから離れ、デジタルデトックスの時間を作ることも重要です。自然の中で過ごしたり、手作業に集中したりすることで、心の平穏を取り戻すことができます。

5. 生活習慣の見直しで妊娠力を高める方法

不妊治療のストレスに効果のあるヨガをする女性

妊活3か月目で結果が出ていない場合、日常の生活習慣を見直すことで妊娠しやすい体づくりを目指せます。食事・運動・睡眠・サプリメントの4つの観点から、具体的な改善方法をご紹介します。

5.1 妊活に効果的な食事と栄養素

妊娠しやすい体を作るには、バランスの取れた栄養摂取が欠かせません。特に重要な栄養素と食材を以下の表にまとめました。

栄養素 効果 主な食材 1日の目安量
葉酸 細胞分裂促進・神経管閉鎖障害予防 ほうれん草、ブロッコリー、レバー 400μg
鉄分 造血機能向上・子宮内膜の質改善 赤身肉、ひじき、小松菜 10.5mg
亜鉛 ホルモンバランス調整・精子の質向上 牡蠣、豚レバー、納豆 8mg
ビタミンE 抗酸化作用・血行促進 アーモンド、かぼちゃ、アボカド 6.5mg

タンパク質は体重1kgあたり1.2〜1.5gを目安に摂取し、魚・肉・卵・大豆製品をバランスよく取り入れましょう。また、精製された糖質や添加物の多い加工食品は控えめにし、玄米や全粒粉パンなどの未精製穀物を選ぶことをおすすめします。

5.2 適度な運動と睡眠の重要性

適度な運動は血流改善とホルモンバランスの安定に効果的です。妊活中におすすめの運動を以下にご紹介します。

運動の種類 頻度 効果 注意点
ウォーキング 週3〜4回・30分 血行促進・ストレス解消 無理のないペースで
ヨガ 週2〜3回・45分 骨盤内血流改善・リラックス効果 激しいポーズは避ける
水泳 週2回・30分 全身の血流促進・体力向上 プールの水温に注意
ストレッチ 毎日・15分 筋肉の緊張緩和・睡眠の質向上 入浴後がおすすめ

睡眠については、毎日7〜8時間の質の良い睡眠を確保することが重要です。就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は控え、寝室の温度を18〜22度に保ち、遮光カーテンで暗い環境を作りましょう。規則正しい就寝・起床時間を心がけることで、体内リズムが整い、ホルモン分泌が正常化されます。

5.3 避けるべき生活習慣

妊娠力を下げる可能性のある生活習慣を改善することも大切です。以下の習慣は可能な限り控えるか、完全に避けるようにしましょう。

避けるべき習慣 影響 代替案
喫煙 卵子・精子の質低下、血流悪化 禁煙外来の利用、ニコチンパッチ
過度の飲酒 ホルモンバランス乱れ、肝機能低下 ノンアルコール飲料、炭酸水
過度のカフェイン 血管収縮、睡眠の質低下 ハーブティー、デカフェコーヒー
極端なダイエット 栄養不足、無月経のリスク バランスの良い食事、適正体重維持
長時間の入浴・サウナ 精子の質低下(男性) ぬるめのお湯で短時間入浴

ストレスの蓄積も妊娠力に悪影響を与えるため、仕事とプライベートのメリハリをつけ、定期的にリラックスできる時間を作ることが重要です。

5.4 サプリメントの活用法

食事だけでは不足しがちな栄養素を補うために、サプリメントを効果的に活用しましょう。妊活中におすすめのサプリメントと摂取方法をご紹介します。

サプリメント 推奨摂取量 摂取タイミング 注意点
葉酸 400μg/日 食後 妊娠前1か月から継続
鉄分 10mg/日 空腹時(ビタミンCと一緒) 便秘になりやすい場合は量を調整
ビタミンD 1000IU/日 脂質と一緒 血中濃度の定期チェック推奨
コエンザイムQ10 100〜300mg/日 食後 卵子の質向上効果が期待される
オメガ3脂肪酸 1000mg/日 食後 魚アレルギーの場合は植物性を選択

サプリメントは食事の補完として位置づけ、過剰摂取は避けることが大切です。特に脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は体内に蓄積されやすいため、推奨量を守って摂取しましょう。複数のサプリメントを併用する場合は、成分の重複に注意し、専門家に相談することをおすすめします。

男性の場合は、亜鉛やセレン、ビタミンEなどの抗酸化物質を重点的に摂取することで、精子の質向上が期待できます。夫婦で一緒にサプリメントを取り入れることで、お互いの妊活への意識も高まります。

6. 医療機関への相談を検討するタイミング

不妊治療専門の女性医師

妊活3か月目で妊娠しない状況が続くと、専門的な検査や治療を受けるべきかどうか迷うものです。適切なタイミングで専門家に相談することで、より効果的な妊活を進められる可能性があります。

6.1 不妊治療を始める目安

一般的な不妊治療開始の目安は以下の通りです。

女性の年齢 推奨される相談時期 理由
35歳未満 12か月間妊娠しない場合 自然妊娠の可能性を十分に検証
35歳以上 6か月間妊娠しない場合 加齢による妊娠率低下を考慮
40歳以上 3か月間妊娠しない場合 時間的制約を重視した早期対応

ただし、既往歴や月経の異常がある場合は、これらの期間にかかわらず早めの相談が推奨されます。妊活3か月目であっても、明らかな異常を感じる場合は専門家への相談を躊躇する必要はありません

6.2 婦人科での検査内容

専門機関では、妊娠に影響する要因を総合的に調べる検査が行われます。主な検査項目は以下の通りです。

6.2.1 基本的な検査項目

血液検査では、ホルモンバランスの状態を詳しく調べます。FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、エストロゲン、プロゲステロンなどの数値から、排卵機能や卵巣機能を評価します。

超音波検査により、子宮や卵巣の形態、卵胞の発育状況を確認します。子宮筋腫や卵巣嚢腫の有無も同時にチェックされます。

6.2.2 詳細検査

卵管造影検査では、造影剤を用いて卵管の通過性を確認します。卵管が詰まっていると、受精卵が子宮に到達できないため、この検査は重要な意味を持ちます。

子宮鏡検査や腹腔鏡検査が必要な場合もあり、これらの検査により子宮内膜症や癒着の状態を詳しく調べることができます。

6.3 男性の検査の必要性

不妊の原因の約半数は男性側にあることが知られており、男性の検査も妊活において極めて重要です。

精液検査は最も基本的な検査で、精子の濃度、運動率、形態を評価します。WHOの基準値と比較することで、男性不妊の可能性を判断します。

検査項目 正常値の目安 評価ポイント
精子濃度 1500万個/ml以上 精子の数の十分性
運動率 40%以上 前進運動する精子の割合
正常形態率 4%以上 形態的に正常な精子の割合

男性の検査は比較的簡単で、身体的負担も少ないため、妊活初期の段階で実施することが推奨されています。

6.4 医療機関の選び方

適切な医療機関選びは、効果的な妊活を進める上で重要な要素です。

まずは、一般的な婦人科から始めることをお勧めします。基本的な検査や初期の治療は、近所の婦人科でも十分に対応可能です。通いやすさや相談しやすい雰囲気も大切な要素となります。

より専門的な治療が必要になった場合は、生殖医療専門施設への転院を検討します。体外受精などの高度生殖医療技術を要する場合には、豊富な経験と実績を持つ施設を選ぶことが重要です。

医療機関選びでは、治療実績だけでなく、スタッフの対応やカウンセリング体制も重視すべきポイントです。妊活は精神的な負担も大きいため、心理的サポートが充実している施設を選ぶことで、より安心して治療に臨むことができます。

費用面での透明性も重要な判断基準です。治療費の詳細な説明や、保険適用の範囲について事前に確認できる施設を選ぶことで、経済的な不安を軽減できます。

7. 妊活を続けるための前向きなマインドセット

不妊治療でメンタルが心配な女性

妊活3か月目を迎えても妊娠に至らない状況は、心理的な負担を感じやすい時期です。しかし、適切なマインドセットを身につけることで、妊活を持続可能な取り組みに変えることができます。前向きな気持ちを保ちながら妊活を続けるための具体的な方法をご紹介します。

7.1 小さな変化や進歩を認識する方法

妊活において結果だけに注目してしまうと、なかなか成果を実感できずに挫折感を味わいがちです。日々の小さな変化や改善点に目を向けることで、継続的なモチベーションを維持できます

観察ポイント 具体的な変化 記録方法
基礎体温の安定性 測定時間の規則性向上、体温の変動パターンの把握 アプリや手帳での継続記録
生活習慣の改善 睡眠時間の確保、食事バランスの向上、運動習慣の定着 チェックリストでの日々の確認
夫婦間のコミュニケーション 妊活に関する話し合いの増加、相互理解の深化 会話の内容や頻度の振り返り
知識の蓄積 妊活に関する正しい情報の理解、疑問点の解消 学んだ内容のメモや要点整理

これらの変化を記録することで、自分たちの成長を可視化し、努力が無駄ではないことを実感できるようになります。

7.2 趣味や自分磨きとのバランス

妊活に集中しすぎることで、他の楽しみや自己成長の機会を失ってしまうケースがあります。妊活と個人の充実したライフスタイルのバランスを保つことは、心理的な安定につながります

趣味や自分磨きの活動は、妊活によるストレスを軽減し、リフレッシュの機会を提供します。読書、料理、ヨガ、アートクラフト、語学学習など、自分が楽しめる活動を継続することで、妊活以外のアイデンティティも維持できます。

また、新しいスキルの習得や資格取得に挑戦することで、将来への投資としても機能します。妊娠後や子育て期間においても活用できる知識や技術を身につけることは、長期的な視点での自己成長につながります。

パートナーと共通の趣味を見つけることも有効です。一緒に料理教室に通ったり、ウォーキングを習慣化したりすることで、妊活以外の時間も有意義に過ごせるようになります。

7.3 妊活仲間やサポートグループの活用

同じ状況にある人々とのつながりは、妊活の孤独感を軽減し、情報交換やお互いの励ましを通じて心の支えとなります

オンラインコミュニティでは、匿名性を保ちながら率直な気持ちを共有できます。SNSの妊活アカウントやフォーラムでは、様々な経験談や情報を得ることができ、自分だけが抱えている悩みではないことを実感できます。

地域の妊活サポートグループや自治体が主催する講座への参加も検討してみましょう。対面でのコミュニケーションは、より深いつながりを築く機会となります。

ただし、他人の成功体験に一喜一憂しすぎないよう注意が必要です。情報収集は適度に行い、自分たちのペースを大切にすることが重要です。

パートナー同士でも、定期的に気持ちの共有時間を設けることで、お互いの不安や期待を理解し合えます。妊活に関する話題だけでなく、将来の計画や日常の出来事についても語り合うことで、夫婦の絆を深めることができます。

妊活3か月目という時期は、焦りを感じやすい一方で、まだ十分に改善の余地がある段階でもあります。前向きなマインドセットを維持しながら、自分たちなりのペースで妊活を続けていくことが、最終的な成功へとつながる道筋となるでしょう。

8. まとめ

妊活3か月目で妊娠しないことは決して珍しいことではありません。健康な夫婦でも月の妊娠確率は約20%であり、多くの方が半年から1年程度の期間を要します。大切なのは焦らず、基礎体温の測定や排卵日の正確な把握、生活習慣の見直しを継続することです。ストレスは妊娠力に影響するため、パートナーとのコミュニケーションを大切にし、リラックスできる環境づくりを心がけましょう。もし不安が続く場合は、早めに婦人科で相談することをおすすめします。

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では不妊治療専門の鍼灸で

・自律神経を整えてお体をストレスに強くする

・お腹の血の巡りを良くする

・子宮や卵巣の働きを整える

などの効果で卵子の質と子宮の環境を整えて4か月で妊娠できる体質に変えていきます。

矢野鍼灸整骨院の鍼灸は、てい鍼という痛みゼロの鍼と、熱さの調節できるお灸で初めての方でも安心して受けていただけます。

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参考サイト

にしたんARTクリニック タイミング法で妊娠しない原因とは?対策を解説

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