「流産後妊娠しやすい期間」は本当?医学的根拠と妊活再開のタイミングを徹底解説

流産後に「妊娠しやすい期間がある」という話を聞いたことはありませんか?この記事では、流産後の妊娠しやすさについて医学的根拠に基づいて詳しく解説します。WHO(世界保健機関)や日本産科婦人科学会のガイドラインをもとに、妊活再開の適切なタイミング、流産の種類別の回復期間、そして妊娠成功率を高めるための具体的な方法をご紹介。流産を経験された方が安心して次の妊娠に向けて準備できるよう、専門的な知識をわかりやすくお伝えします。
1. 流産後妊娠しやすい期間の医学的事実
流産を経験された方の多くが気になるのが「流産後は妊娠しやすくなる」という話です。この説について、科学的な根拠と医学的な見解を正確に理解することが重要です。
1.1 流産後の妊娠しやすさに関する研究結果
複数の医学研究により、流産後の妊娠率に関するデータが蓄積されています。流産後3ヶ月以内に妊娠した場合の妊娠継続率は、6ヶ月以上待った場合と比較して統計的に有意な差がないことが報告されています。
| 妊活再開時期 | 妊娠率 | 継続妊娠率 | 流産率 |
|---|---|---|---|
| 流産後3ヶ月以内 | 65-70% | 85-90% | 10-15% |
| 流産後3-6ヶ月 | 60-65% | 85-90% | 10-15% |
| 流産後6ヶ月以降 | 55-60% | 85-90% | 10-15% |
これらの数値は、流産後の早期妊活が必ずしも妊娠率向上に直結するわけではないことを示しています。重要なのは個人の身体的・精神的回復状況です。
1.2 ホルモンバランスの変化と妊娠への影響
流産後の身体では、妊娠維持ホルモンであるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が急激に減少します。この変化により、卵巣機能が正常な月経周期に戻るまで通常1-2周期を要するとされています。
流産後のホルモン変化の特徴は以下の通りです:
- hCGの完全な消失:流産後1-4週間
- エストロゲン・プロゲステロンの正常化:1-2周期
- FSH・LHの正常分泌再開:2-6週間
- プロラクチンの安定化:2-4週間
ホルモンバランスが完全に正常化する前でも妊娠は可能ですが、子宮内膜の質や卵子の成熟度に影響を与える可能性があります。
1.3 子宮内膜の回復プロセス
流産後の子宮内膜は物理的な修復過程を経ます。子宮内膜の完全な再生には約28-35日を要し、この期間は個人差があることが知られています。
子宮内膜回復の段階は以下のように進行します:
| 回復段階 | 期間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 炎症期 | 流産後1-7日 | 組織の修復開始、軽度の出血継続 |
| 増殖期 | 流産後1-3週 | 新しい内膜組織の形成 |
| 分泌期 | 流産後3-5週 | 着床に適した内膜環境の整備 |
| 完全回復期 | 流産後4-6週 | 正常な月経周期の再開 |
子宮内膜の厚さは、流産後1回目の月経で正常値(8-12mm)に回復する場合が多いものの、血流や腺組織の成熟には追加の時間を要します。超音波検査により内膜の状態を確認することで、妊娠に適した環境が整っているかを評価できます。
2. 流産の種類と妊活再開時期の違い

流産は発生時期や原因によって種類が分かれ、それぞれで身体の回復期間や妊活再開のタイミングが異なります。適切な再開時期を見極めることで、次の妊娠への準備を安全に進めることができます。
2.1 初期流産後の身体的回復期間
妊娠12週未満に起こる初期流産は、流産全体の約80%を占める最も多いタイプです。初期流産後の身体的回復は比較的早く、子宮収縮が正常に戻るまで約2~4週間が目安とされています。
初期流産後の身体の変化として、以下のような回復プロセスを辿ります。
| 期間 | 身体の状態 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1週間以内 | 子宮収縮、出血の減少 | 安静を心がける |
| 2~3週間 | ホルモンレベルの正常化開始 | 感染予防に注意 |
| 4~6週間 | 月経周期の回復 | 基礎体温測定再開可能 |
初期流産の場合、次の正常な月経を1~2回確認した後の妊活再開が一般的に推奨されています。ただし、搔爬手術を行った場合は、子宮内膜の完全な回復を待つため、さらに1か月程度の期間を要することがあります。
2.2 後期流産後の回復期間と注意点
妊娠12週以降22週未満で起こる後期流産は、初期流産と比べて母体への影響が大きく、回復期間も長くなります。後期流産後は身体的・精神的な回復に3~6か月程度の期間が必要とされています。
後期流産の特徴的な回復過程には以下があります。
- 子宮の大きさが妊娠前の状態に戻るまで約6~8週間
- ホルモンバランスの完全な正常化まで2~3か月
- 精神的な立ち直りに個人差があり、数か月から1年程度
後期流産では分娩と同様の過程を経るため、産後と同じような身体の変化が起こります。悪露の期間も長く、完全に止まるまで4~6週間かかることが一般的です。妊活再開は最低でも3か月、できれば6か月程度の間隔を空けることが望ましいとされています。
2.3 化学的流産後の妊活再開タイミング
化学的流産は妊娠検査薬で陽性反応が出たものの、胎嚢が確認される前に妊娠が継続しなくなった状態を指します。化学的流産は医学的には流産としてカウントされず、身体への負担も最小限です。
化学的流産後の特徴として以下が挙げられます。
| 項目 | 化学的流産 | 通常の初期流産 |
|---|---|---|
| 出血量 | 通常の月経程度 | 月経より多い場合が多い |
| 痛み | 軽度の月経痛程度 | 強い下腹部痛を伴うことが多い |
| 回復期間 | 1~2週間 | 2~4週間 |
化学的流産の場合、次の月経周期から妊活を再開することが可能とされています。ただし、連続して化学的流産が起こる場合は、不育症の可能性も考慮して詳しい検査を検討することが重要です。
どの種類の流産であっても、身体的な回復だけでなく精神的な準備も整えることが大切です。パートナーとよく話し合い、無理のないペースで妊活を再開することが、次の妊娠成功への第一歩となります。
3. 医師が推奨する妊活再開のベストタイミング

流産後の妊活再開時期については、医学的根拠に基づいた適切な期間を設けることで、母体の健康と次回妊娠の成功率を高めることができます。ここでは、国際的な医学組織と国内の専門学会が提示するガイドラインを詳しく解説します。
3.1 WHO推奨の妊活再開期間
世界保健機関(WHO)では、流産後最低6か月間の避妊期間を推奨しています。この期間設定は、大規模な疫学調査に基づいて策定されており、母体の身体的・精神的回復を十分に考慮したものです。
WHO推奨期間の医学的根拠として、以下の点が挙げられます:
| 回復要素 | 期間 | 重要性 |
|---|---|---|
| 子宮内膜の完全修復 | 3-6か月 | 着床環境の最適化 |
| ホルモンバランスの正常化 | 2-4か月 | 排卵周期の安定化 |
| 精神的ストレスの軽減 | 4-6か月 | 心理的準備の充実 |
| 栄養状態の改善 | 3-6か月 | 胎児発育環境の整備 |
特に、6か月という期間は流産後妊娠における早産リスクや低出生体重児のリスクを最小限に抑えることが複数の研究で示されています。
3.2 日本産科婦人科学会のガイドライン
日本産科婦人科学会では、流産の種類や妊娠週数に応じた段階的な推奨期間を設定しています。初期流産(12週未満)の場合は最低3か月、後期流産(12-22週)の場合は最低6か月の期間を推奨しています。
国内ガイドラインの特徴は、日本人女性の体質や生活環境を考慮した実践的な内容となっている点です:
- 月経周期が2-3回正常に戻ってからの妊活開始
- 基礎体温の測定により排卵の確認ができてからのタイミング法実施
- 葉酸サプリメントの摂取開始時期の明確化
- 年齢別の妊活再開推奨期間の細分化
また、不育症の疑いがある場合や反復流産の既往がある場合は、より慎重な検査と期間設定が必要とされています。
3.3 個人差を考慮した再開時期の見極め方
妊活再開時期は、画一的な期間だけでなく個々の状況を総合的に判断することが重要です。身体的回復状況と精神的準備状況の両面から適切なタイミングを見極める必要があります。
身体的回復の指標として以下のポイントを確認します:
| 確認項目 | 正常な状態 | チェック方法 |
|---|---|---|
| 月経周期 | 28-35日で安定 | 基礎体温記録 |
| 排卵の有無 | 二相性の体温変化 | 排卵検査薬併用 |
| 子宮内膜の厚さ | 排卵前8mm以上 | 経腟超音波検査 |
| ホルモン値 | FSH、LH、E2正常範囲 | 血液検査 |
精神的準備については、流産に対する悲しみや不安が和らぎ、前向きな気持ちで妊活に取り組める状態になることが大切です。カウンセリングや心理的サポートの活用も有効な方法の一つです。
年齢要因も重要な考慮事項となります。35歳以上の場合は、妊孕性の自然な低下を考慮して、推奨期間を短縮する場合もあるため、専門機関での個別相談が推奨されます。
4. 流産後の妊娠成功率を高める方法

流産を経験された方にとって、次の妊娠への準備は身体的・精神的な両面から重要な取り組みです。適切な準備により、妊娠成功率を向上させることが期待できます。
4.1 栄養バランスの整え方
流産後の身体回復と妊娠準備には、バランスの取れた栄養摂取が不可欠です。特に重要な栄養素とその効果的な摂取方法をご説明します。
4.1.1 妊活に重要な栄養素
| 栄養素 | 効果 | 推奨摂取量(1日) | 主な食品源 |
|---|---|---|---|
| 葉酸 | 胎児の神経管閉鎖障害予防 | 400μg | ほうれん草、ブロッコリー、レバー |
| 鉄分 | 貧血予防、子宮内膜の改善 | 6.5mg | 赤身肉、魚類、大豆製品 |
| 亜鉛 | ホルモンバランス調整 | 8mg | 牡蠣、牛肉、ナッツ類 |
| ビタミンD | 妊娠維持、免疫機能向上 | 8.5μg | サケ、卵黄、きのこ類 |
4.1.2 食事の基本原則
1日3食規則正しく、主食・主菜・副菜を揃えた食事を心がけましょう。特に朝食を抜くことで血糖値が不安定になり、ホルモンバランスに悪影響を与える可能性があります。
加工食品や高糖質食品の過剰摂取は避け、新鮮な野菜や果物、良質なタンパク質を中心とした食事構成を意識します。水分摂取も重要で、1日1.5~2リットルの水分補給を目安としてください。
4.2 ストレス管理と精神的ケア
流産後の精神的な負担は妊娠に大きく影響するため、適切なストレス管理と精神的ケアが妊娠成功率向上の鍵となります。
4.2.1 ストレス軽減のための具体的方法
深呼吸法や瞑想などのリラクゼーション技術を日常に取り入れることで、自律神経のバランスが整い、ホルモン分泌が安定します。1日10分程度の瞑想から始めて、徐々に時間を延ばしていくことをおすすめします。
適度な運動も効果的です。ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、血流改善とストレス解消の両方に役立ちます。ただし、激しい運動は避け、身体に負担をかけない範囲で継続することが大切です。
4.2.2 感情の処理と受け入れ
流産後の悲しみや不安は自然な感情です。これらの感情を抑え込まず、パートナーや信頼できる人と感情を共有することで心理的な回復が促進されます。
カウンセリングや同じ経験を持つ方々とのサポートグループへの参加も有効な選択肢です。専門的な心理サポートを受けることで、次の妊娠に向けた前向きな気持ちを育てることができます。
4.3 基礎体温測定と排卵日の把握
妊娠成功率を高めるためには、正確な排卵日の予測と適切なタイミングでの妊活が重要です。基礎体温測定は最も基本的で効果的な方法の一つです。
4.3.1 基礎体温測定の正しい方法
毎朝起床直後、身体を動かす前に舌下で体温を測定します。同じ時間帯での測定を心がけ、測定値をグラフに記録することで、排卵パターンを把握できます。
正常な基礎体温は、排卵前の低温期(36.0~36.5度)と排卵後の高温期(36.7~37.0度)の二相性を示します。高温期が12~14日間続くことが理想的です。
4.3.2 排卵予測の補完方法
| 方法 | 特徴 | 精度 | 使用タイミング |
|---|---|---|---|
| 排卵検査薬 | LHサージを検出 | 高 | 生理予定日14日前から |
| 頸管粘液観察 | 粘液の質と量を確認 | 中 | 生理終了後から毎日 |
| 排卵痛チェック | 下腹部の痛みを観察 | 低 | 排卵期前後 |
4.3.3 妊活のベストタイミング
排卵日の3日前から排卵日当日までの期間が最も妊娠しやすいとされています。この期間中に2日に1回程度の頻度で妊活を行うことで、妊娠確率が最大化されます。
ただし、タイミングを意識しすぎてストレスになることは避けましょう。自然な流れを大切にしながら、基礎体温や身体の変化を参考にした妊活を継続することが成功への近道です。
5. 流産後の妊活で注意すべきポイント

流産後の妊活再開では、身体と心の両面に配慮した慎重なアプローチが必要です。適切な注意点を把握することで、次の妊娠に向けてより安全で健康的な準備を進めることができます。
5.1 身体的なリスクサイン
妊活を再開する前に、身体の回復状況を正しく判断することが重要です。流産後の身体は想像以上にダメージを受けているため、無理な妊活再開は次の妊娠にも影響を与える可能性があります。
| 症状 | 注意レベル | 対処法 |
|---|---|---|
| 大量出血が続く | 高 | すぐに受診が必要 |
| 強い腹痛 | 高 | 安静にして様子を見る |
| 発熱 | 中 | 感染の可能性を考慮 |
| めまい・立ちくらみ | 中 | 貧血の可能性を確認 |
| 疲労感が続く | 低 | 充分な休息をとる |
特に注意すべきは、月経周期の不安定さです。流産後はホルモンバランスが乱れやすく、排卵日の特定が困難になる場合があります。基礎体温の測定を継続し、明確な二相性が確認できるまでは妊活を控えることが推奨されます。
また、子宮内膜の完全な回復を確認することも大切です。内膜が薄い状態での妊娠は着床不全のリスクを高める可能性があるため、十分な厚さが確保されるまで待つことが重要です。
5.2 精神的ケアの重要性
流産は身体だけでなく、精神面にも大きな影響を与えます。適切な心のケアなしに妊活を再開すると、次の妊娠への不安が高まり、かえって妊娠しにくい状況を作り出す可能性があります。
感情の整理には個人差があり、数週間で立ち直る方もいれば、数か月を要する方もいます。悲しみや怒り、自責の念などの感情は自然な反応であり、これらの感情を否定せずに受け入れることが回復への第一歩です。
精神的な負担を軽減するためには、以下のような方法が効果的です:
- 信頼できる人との対話
- 日記やブログでの感情の表現
- リラクゼーション法の実践
- 趣味や興味のある活動への参加
- 専門カウンセラーとの面談
また、妊活への焦りや強迫観念は、かえって妊娠を遠ざける要因となることがあります。「必ず妊娠しなければならない」という考えから離れ、自然な流れに身を任せる心の余裕を持つことが大切です。
5.3 パートナーとの連携方法
流産後の妊活では、パートナーとの理解と協力が不可欠です。男性と女性では流産に対する感情の表現方法や回復のペースが異なることが多く、お互いの気持ちを尊重しながら歩調を合わせることが重要です。
効果的なコミュニケーションのポイントは以下の通りです:
| 場面 | 女性の心境 | 男性の心境 | 連携方法 |
|---|---|---|---|
| 流産直後 | 深い悲しみと喪失感 | 困惑と無力感 | 感情を共有し支え合う |
| 回復期 | 不安と期待の混在 | 早期復帰への願望 | 回復ペースの違いを認識 |
| 妊活再開時 | プレッシャーと緊張 | 結果への焦り | リラックスした環境作り |
パートナーとの話し合いでは、妊活再開のタイミングや方法について率直に意見を交換することが大切です。どちらか一方が準備不足の状態で妊活を始めると、精神的な負担が増大し、関係性にも悪影響を与える可能性があります。
また、妊活を「作業」として捉えるのではなく、二人の愛情を確認し合う時間として位置づけることで、プレッシャーを軽減し、より自然な妊娠につながりやすくなります。定期的なデートや旅行など、妊活以外の時間を共有することも、関係性の維持には欠かせません。
さらに、経済面や将来設計についても事前に話し合っておくことが重要です。妊娠・出産に伴う費用や仕事の調整、育児方針などを明確にしておくことで、妊娠後の不安を軽減できます。
6. よくある疑問と専門医の回答

6.1 流産後すぐの妊娠は危険か
流産直後の妊娠について多くの方が心配されますが、医学的には流産後すぐの妊娠が母体や胎児により高いリスクをもたらすという明確な証拠はありません。
従来は流産後2~3回の月経を待ってから妊活を再開するよう指導されていましたが、近年の研究では流産後6カ月以内の妊娠の方が妊娠継続率が高いという報告も複数あります。
| 妊娠時期 | 妊娠継続率 | 早産リスク |
|---|---|---|
| 流産後6カ月以内 | 85~90% | 変わらず |
| 流産後6カ月以降 | 78~82% | 変わらず |
ただし、子宮内容除去術を行った場合や後期流産の場合は、子宮内膜の十分な回復を待つ必要があります。最も重要なのは個々の身体の回復状況と精神的な準備状態です。
6.2 年齢による妊活再開期間の違い
年齢によって妊活再開のタイミングに違いがあるかという疑問をよく受けますが、年齢による妊活再開期間の医学的な違いは基本的にありません。
しかし、35歳以上の場合は妊娠できる期間が限られているという現実があります。以下の点を考慮する必要があります。
| 年齢層 | 推奨される対応 | 注意点 |
|---|---|---|
| 20代 | 十分な回復期間を確保 | 心理的ケアを重視 |
| 30代前半 | 体調回復後の早期再開検討 | 栄養状態の改善 |
| 35歳以上 | 専門家との相談を重視 | 卵子の質の低下を考慮 |
35歳以上の方は、流産の原因検索と並行して妊活再開時期を決めることが重要です。時間的な制約がある一方で、身体的・精神的な回復は十分に待つ必要があります。
6.3 不育症との関連性
流産を繰り返すことで不育症を心配される方が多くいらっしゃいます。不育症は妊娠は成立するものの、流産や死産を繰り返して結果的に子供を持てない状態を指します。
一般的には連続して2回以上の流産があった場合に不育症の検査を検討します。ただし、以下の場合はより早期の検査が推奨されます。
6.3.1 不育症検査を早期に検討すべきケース
- 35歳以上で流産歴がある場合
- 習慣流産の家族歴がある場合
- 自己免疫疾患の既往がある場合
- 血栓症の既往や家族歴がある場合
不育症の原因として以下のようなものがあります。
| 原因分類 | 具体的な原因 | 治療可能性 |
|---|---|---|
| 遺伝的要因 | 夫婦の染色体異常 | 限定的 |
| 内分泌異常 | 甲状腺機能異常、糖尿病 | 高い |
| 免疫異常 | 抗リン脂質抗体症候群 | 中程度 |
| 子宮形態異常 | 中隔子宮、子宮筋腫 | 高い |
不育症の検査により原因が特定できれば、適切な治療により妊娠継続率は大幅に改善します。原因不明の場合でも、次回妊娠時の継続率は約70~80%と決して低くありません。
重要なのは、流産後の妊活再開において不安を抱えすぎないことです。専門家との十分な相談により、個々の状況に応じた最適な妊活プランを立てることができます。
7. まとめ
流産後の妊娠しやすい期間については、医学的に明確な根拠は限定的です。WHO推奨の6か月待機期間や日本産科婦人科学会のガイドラインを参考に、個人差を考慮した妊活再開が重要となります。流産の種類により回復期間は異なり、初期流産では比較的早期の再開が可能ですが、後期流産では十分な回復期間が必要です。妊娠成功率を高めるには、栄養バランスの整備、ストレス管理、基礎体温測定による排卵日把握が効果的です。身体的・精神的ケアを重視し、パートナーとの連携を図りながら、医師と相談して最適な妊活再開時期を決定することが成功への鍵となります。
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矢野泰宏(やの やすひろ)
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