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もしかして?と思ったら。不妊の原因 男性のチェックリストと生活習慣の見直し

不妊治療中の男性

不妊に悩むカップルの約半数は、実は男性側に原因があることをご存知ですか?本記事では、男性不妊の主な原因から自己チェック方法、生活習慣の改善策まで徹底解説します。精子の質や量の問題、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな要因と対策を医学的根拠に基づいて紹介。日常生活で実践できる改善策から、必要な検査、医療機関選びのポイントまで、パートナーと共に前向きに不妊治療に取り組むための情報が満載です。男性不妊は適切な対策で改善できるケースも多いのです。

1. 男性不妊とは?原因と実態を知ろう

1.1 男性不妊の定義と現状

男性不妊とは、男性側の要因によって妊娠が困難になっている状態を指します。一般的には、避妊をせずに1年以上規則的な性生活を続けているにもかかわらず、妊娠に至らない場合に不妊と定義されます。

日本国内では少子化が進む中、不妊に悩むカップルは年々増加傾向にあります。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、不妊の検査や治療を受けたことがあるカップルは全体の約18%に上るとされています。

年代 不妊治療経験率 男性不妊検査実施率
20代 約10% 約30%
30代前半 約15% 約35%
30代後半 約20% 約40%
40代 約25% 約45%

男性不妊への認識は徐々に高まっているものの、女性側の問題として捉えられがちな不妊において、男性側の検査や治療が進んでいないのが現状です。

1.2 不妊カップルの約半数は男性側に原因がある

不妊の原因は、従来考えられていたように女性側だけにあるわけではありません。不妊カップルの約40〜50%は男性側にも原因があり、そのうち約20%は男性側のみに原因があるというデータが明らかになっています。

日本生殖医学会のガイドラインによれば、不妊の原因の内訳は以下のようになっています:

  • 女性側のみの原因:約30%
  • 男性側のみの原因:約20%
  • 両方に原因:約30%
  • 原因不明:約20%

これは男性側の要因が不妊全体の約半数(20%+30%=50%)に関与していることを示しています。しかし、男性不妊の検査を受ける割合は依然として低く、女性ばかりが検査や治療を受けるケースが多いのが現状です。

1.3 男性不妊の検査を受けるタイミング

不妊検査のタイミングについては、以下のような目安があります:

  • 35歳未満のカップル:避妊せずに12ヶ月以上妊娠しない場合
  • 35歳以上のカップル:避妊せずに6ヶ月以上妊娠しない場合
  • 過去に精巣の疾患や手術歴がある場合:早めの受診が望ましい

特に以下の兆候がある場合は、男性側も早めに検査を検討すべきと言えます:

  • 射精時の痛みや違和感がある
  • 精液の量や色に明らかな変化がみられる
  • 勃起障害や射精障害を感じる
  • 精巣の大きさに左右差を感じる
  • 思春期に精巣の異常(停留精巣など)があった

男性側の検査は比較的簡便で侵襲性が低いため、パートナーと同時に検査を始めることが望ましいとされています。互いに協力して原因を探ることで、より効率的な治療へと進むことができます。

2. 男性不妊の主な原因と種類

不妊治療中のご夫婦

男性不妊には様々な原因があります。大きく分けると、精子の問題、精子の通り道の問題、性機能の問題、ホルモンバランスの問題の4つに分類できます。それぞれの原因を理解することで、適切な対策や治療法を見つけることができるでしょう。

2.1 精子の数や質に関する問題

男性不妊の最も一般的な原因は、精子そのものに関する問題です。精子の数が少なかったり、精子の動きが悪かったりすると、受精の確率が下がってしまいます。

精子の状態 WHO基準値 妊娠への影響
精子濃度 1ml当たり1,500万以上 低いと受精確率が下がる
精子の運動率 40%以上 低いと卵子まで到達できない
精子の正常形態率 4%以上 低いと受精能力が低下する

2.1.1 無精子症

無精子症とは、射精液中に精子がまったく存在しない状態です。日本では男性不妊の約10%を占めています。無精子症には主に2種類あります。

造精機能障害による無精子症:精巣自体で精子がうまく作られない障害です。遺伝的要因や先天性疾患、精巣の炎症などが原因となります。

閉塞性無精子症:精子は作られているものの、精路(精子の通り道)に閉塞があり、精液中に精子が出てこない状態です。先天的な異常や手術後の癒着などが原因となります。

2.1.2 乏精子症

乏精子症は、精液中の精子の数が少ない状態で、WHOの基準では1mlあたり1,500万未満と定義されています。原因としては、精巣の温度上昇、喫煙、過度の飲酒、一部の薬剤の使用などが挙げられます。

特に日本人男性では、近年ストレスや環境汚染物質の影響で乏精子症の割合が増加傾向にあります。適切な生活習慣の改善で回復が見込める場合も多いです。

2.1.3 精子無力症

精子無力症は、精子の数は正常でも、前に進む運動能力に問題がある状態です。精子は自力で卵子まで泳いでいく必要があるため、運動能力の低下は妊娠率に直接影響します。

原因としては、精子の構造的な異常、ミトコンドリア(精子のエネルギー源)の機能不全、抗酸化物質の不足などが考えられます。また、環境ホルモンの影響も指摘されています。

2.2 精路の通過障害

精路(精子の通り道)の問題も男性不妊の主要な原因です。精巣で作られた精子は、精巣上体、精管、射精管を通って尿道へと運ばれますが、この経路のどこかに閉塞や狭窄があると不妊の原因となります。

主な精路障害には以下のようなものがあります:

  • 先天的な精管欠損
  • ヘルニア手術や精管結紮術後の閉塞
  • 精巣上体炎や精巣炎の後遺症による閉塞
  • 精索静脈瘤による血流障害

中でも精索静脈瘤は日本人男性の約10〜15%に見られ、精巣の温度上昇を引き起こし、精子の質を低下させる原因となります。手術による治療で精液所見が改善するケースが多いとされています。

2.3 性機能障害

性機能障害も男性不妊の一因となります。主なものには以下があります:

  • 勃起障害(ED):十分な勃起が得られず、性交ができない状態
  • 射精障害:射精がうまくできない、または逆行性射精(膀胱内に精液が逆流する)状態
  • 性交障害:痛みなどにより性交が困難な状態

これらの問題は生活習慣の乱れ、ストレス、心理的要因、糖尿病や高血圧などの基礎疾患、薬剤の副作用など様々な要因で起こります。特に30代以降の日本人男性では、仕事のストレスが性機能障害の大きな要因となっているケースが見られます。

2.4 ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモン(テストステロン)を含む内分泌系の異常も、精子形成に影響を与える重要な要素です。脳の視床下部や下垂体からの指令ホルモンが適切に分泌されないと、精巣での精子生成が妨げられます。

主なホルモン異常には以下のようなものがあります:

ホルモン異常 症状・特徴 主な原因
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症 FSH・LHの分泌低下によるテストステロン不足 先天性疾患、脳腫瘍、ストレスなど
高プロラクチン血症 乳汁分泌ホルモン過剰による精子生成障害 脳下垂体腫瘍、薬剤性など
アンドロゲン不応症 男性ホルモンが作用しない状態 遺伝的要因

ホルモンバランスの乱れは生活習慣とも密接に関連しています。過度の飲酒や喫煙、極端な運動不足や過剰な運動、睡眠不足などもホルモンバランスに悪影響を与えることが分かっています。

男性不妊の原因は単一ではなく、複数の要因が組み合わさっていることも少なくありません。原因を特定するためには、専門的な検査を受けることが重要です。次章では、不妊の原因となる生活習慣について詳しく見ていきましょう。

3. 男性不妊の原因となる生活習慣

スーツを着た不妊治療中の男性

男性不妊の原因は、先天的なものだけでなく、日常の生活習慣が大きく影響しています。多くの場合、これらの生活習慣を見直すことで精子の質や量を改善できる可能性があります。ここでは、男性不妊に影響を与える主な生活習慣について解説します。

3.1 喫煙と飲酒の影響

タバコに含まれるニコチンや有害物質は、精子の数や運動能力に悪影響を及ぼします。研究によると、喫煙者は非喫煙者と比較して、精子濃度が約20%低下するという報告があります。

また、過度のアルコール摂取はテストステロンの産生を阻害し、精子の質を低下させます。特に1日2杯以上の飲酒習慣がある場合、精子の数や運動性に悪影響があることが分かっています。

習慣 影響 改善策
喫煙 精子数減少、DNA損傷、運動性低下 禁煙または減煙
過度の飲酒 テストステロン低下、造精機能障害 週に2〜3日は休肝日を設ける

3.2 運動不足とストレス

適度な運動は血行を促進し、ホルモンバランスを整える効果があります。逆に運動不足は肥満や代謝障害を引き起こし、精子の質に悪影響を与えます。週に3〜4回、30分程度の有酸素運動が理想的です。

慢性的なストレスは、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させ、テストステロン産生を抑制します。また、ストレスによる睡眠障害も男性ホルモンの分泌リズムに影響し、精子の質を低下させる要因となります。

3.3 食生活の乱れと肥満

栄養バランスの偏った食事や過剰な加工食品の摂取は、精子の生成に必要な栄養素不足を招きます。特に亜鉛、セレン、ビタミンEなどは精子の形成に重要な役割を果たしています。

また、肥満は男性ホルモンのバランスを崩し、女性ホルモンの増加を引き起こすことがあります。BMIが30を超える高度肥満の男性は、正常体重の男性と比較して不妊リスクが約3倍高いという研究結果もあります。

栄養素 含まれる食品 精子生成への効果
亜鉛 牡蠣、牛肉、ナッツ類 精子の形成と運動性向上
セレン マグロ、ブラジルナッツ 精子の構造維持と運動性向上
ビタミンE アーモンド、ひまわり油 抗酸化作用による精子保護

3.4 過度の高温環境(サウナ・長風呂など)

精巣は体温より約2℃低い環境で最も効率よく精子を生産します。そのため、サウナの頻繁な利用、長時間の入浴、ノートパソコンの長時間の膝上使用などは精巣の温度を上昇させ、精子の生成に悪影響を与えます。

特に45分以上の長風呂や週に3回以上の高温サウナ利用は、一時的に精子濃度を低下させることが研究で示されています。精子の生成サイクルは約3ヶ月のため、これらの習慣を見直すと、数ヶ月後に改善効果が期待できます。

3.5 スマホの使い方と電磁波の影響

スマートフォンをズボンのポケットに入れて携帯する習慣は、電磁波による局所的な温度上昇や直接的な影響が懸念されています。複数の研究では、長時間にわたってスマートフォンを体の近くに置く習慣がある男性は、精子の運動性や濃度が低下する傾向があることが報告されています。

対策としては、スマートフォンをポケットに入れる時間を減らす、使用していないときは機内モードにするなどの工夫が有効です。また、ノートパソコンを膝の上で長時間使用することも避けた方が良いでしょう。

電子機器の使用習慣 考えられるリスク 対策
スマホをポケットに常時携帯 精巣への電磁波暴露、局所温度上昇 鞄やジャケットポケットに入れる
ノートPCを膝上で長時間使用 精巣温度の上昇 テーブルなど安定した場所で使用
タブレット端末の長時間使用 精巣への電磁波暴露 使用時間の制限、距離を取る

4. 自分でできる男性不妊のチェックリスト

チェックの票を持つ不妊専門医

男性不妊の疑いがある場合、専門的な検査を受ける前に自分でチェックできるポイントがあります。ここでは、症状や生活習慣から自己診断する方法と、家庭でできる簡易検査についてご紹介します。

4.1 症状から見る不妊の可能性

以下の症状がある場合は、男性不妊の可能性があるため注意が必要です。

症状カテゴリー チェック項目 関連する可能性のある問題
精巣の状態 精巣の大きさが通常より小さい 精子生成機能の低下
精巣の状態 精巣に痛みや腫れがある 精巣炎や精索静脈瘤の可能性
射精の異常 射精量が極端に少ない、または無い 精路閉塞や逆行性射精の可能性
射精の異常 精液の色や粘度に異常がある 精嚢腺や前立腺の感染症の可能性
性機能 勃起不全や射精障害がある 器質的または心因性の性機能障害
全身症状 体毛が薄い、声が高いなどの男性的特徴の低下 男性ホルモン分泌の低下

これらの症状があるからといって必ず不妊症というわけではありませんが、複数の症状が当てはまる場合は専門家への相談を検討しましょう。

4.2 生活習慣の自己診断

日常生活の中で、精子の質や量に影響を与える習慣がないかチェックしてみましょう。

  • 喫煙:1日の喫煙本数が多いほど精子への悪影響は大きくなります
  • 飲酒:週に3日以上の飲酒や一度に3合以上の大量飲酒は注意が必要です
  • 入浴習慣:長時間(30分以上)の熱い風呂やサウナの頻繁な利用
  • 下着の種類:きつい下着やスキニージーンズの常用
  • ストレス:慢性的な強いストレスを感じていないか
  • 睡眠:十分な睡眠時間(6〜8時間)が確保できているか
  • スマートフォン:ポケットに入れたままの長時間使用
  • PC作業:長時間のパソコン作業でノートPCを膝の上に置く習慣
  • 食生活:野菜・果物不足、脂質過多、ファストフード中心の食事
  • 運動:週に150分未満の中程度の運動
  • BMI:25以上の肥満または18.5未満の痩せ型

これらの項目が5つ以上当てはまる場合は、生活習慣の改善を検討する必要があるかもしれません。特に複数項目に該当する場合は、精子の質に影響を与えている可能性があります。

4.3 家庭でできる簡易検査キット

近年、自宅で簡単に男性不妊の可能性をチェックできる検査キットが市販されています。専門機関での精密検査の前に、まずは自宅で状況を把握することができます。

検査キットの種類 検査内容 特徴・注意点
精子濃度検査キット 精液中の精子濃度を測定 色の変化で精子の濃度が基準値以上かを判定
精子運動率検査キット 運動する精子の割合を測定 スマートフォンと連携するタイプも登場
FSH(卵胞刺激ホルモン)検査 尿中のFSH濃度を測定 精子生成に関わるホルモンバランスを確認
亜鉛検査キット 精液中の亜鉛濃度を検査 精子の質に関わる亜鉛の状態を確認

これらの検査キットは薬局やオンラインショップで購入可能ですが、あくまで簡易的な検査であり、確定診断にはなりません。気になる結果が出た場合は、専門的な検査を受けることをおすすめします。

自己チェックの結果、不妊の可能性が疑われる場合でもあわてる必要はありません。多くの場合、生活習慣の改善や適切な治療によって状態が改善する可能性があります。パートナーとオープンに話し合い、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることが大切です。

5. 男性不妊の検査と診断

男性不妊の画像

男性不妊の原因を特定するためには、適切な検査と診断が必要です。ここでは、男性不妊を調べるための主な検査方法について詳しく解説します。

5.1 精液検査の内容と基準値

精液検査は男性不妊を調べる最も基本的で重要な検査です。精液を採取して、精子の数や運動率、形態などを詳しく調べます。

検査では一般的に3〜5日の禁欲期間を経た後に採取した精液を分析します。自宅で採取する場合は、60分以内に検査機関に持ち込む必要があります。

検査項目 正常値(WHO基準) 異常があった場合の疑われる状態
精液量 1.5ml以上 少量:射精管閉塞や前立腺の問題
精子濃度 1500万/ml以上 少ない:乏精子症、無い:無精子症
運動率 40%以上 低い:精子無力症
正常形態率 4%以上 低い:奇形精子症
白血球数 100万/ml未満 多い:生殖器感染症の可能性

精液検査は1回だけでなく、2〜3回行うことが一般的です。精子の状態は日によって変動することがあるためです。

5.2 ホルモン検査

精子の生成は、様々なホルモンによって調節されています。ホルモン検査では、主に血液検査によって以下のホルモン値を測定します。

  • FSH(卵胞刺激ホルモン):高値の場合、精巣の機能低下を示唆
  • LH(黄体形成ホルモン):テストステロン分泌を促進するホルモン
  • テストステロン:男性ホルモンの主要成分。精子形成に必須
  • プロラクチン:高値の場合、下垂体腫瘍の可能性
  • エストラジオール:男性にも存在する女性ホルモン。バランスが重要

これらのホルモン値に異常があると、精子形成に影響を与える可能性があります。低テストステロンの場合は、ホルモン療法が検討されることもあります。

5.3 精巣超音波検査

超音波検査は、精巣の内部構造を非侵襲的に観察できる検査方法です。この検査により、以下のような問題を発見できる場合があります:

  • 精索静脈瘤(精巣周囲の静脈が拡張する状態)
  • 精巣内の腫瘍や嚢胞
  • 閉塞性無精子症の原因となる精路の閉塞
  • 精巣の大きさや内部の状態

特に精索静脈瘤は男性不妊の原因として比較的多く見られるため、超音波検査は重要です。精巣の大きさが正常より小さい場合は、精子生成能力の低下を示唆することがあります。

5.4 遺伝子検査

一部の男性不妊は遺伝的要因によって引き起こされることがあります。特に重度の乏精子症や無精子症の場合、遺伝子検査が推奨されることがあります。

主な遺伝子検査には以下のようなものがあります:

  • 染色体検査:クラインフェルター症候群など染色体異常の検出
  • Y染色体微小欠失検査:精子形成に関わる遺伝子の欠失を調べる
  • CFTR遺伝子変異検査:精管欠損症との関連が指摘されている

遺伝子検査は、不妊の原因特定だけでなく、生まれてくる子どもへの遺伝的影響を考慮する上でも重要な情報を提供します。また治療法の選択にも影響する場合があります。

男性不妊の検査は段階的に行われることが多く、まずは精液検査から始めて、結果に応じて他の検査を追加していくのが一般的です。検査結果を総合的に判断し、適切な治療方針を決定していきます。

6. 生活習慣の改善で男性不妊を克服する方法

不妊治療で妊娠したご夫婦

男性不妊の多くは生活習慣の改善によって状態が好転する可能性があります。ここでは、日常生活で実践できる具体的な改善方法を紹介します。

6.1 食事改善と栄養素の摂取

精子の質や量を改善するためには、バランスの良い食事と特定の栄養素の摂取が重要です。日々の食生活を見直すことで、精子の生成環境を整えることができます。

6.1.1 亜鉛・セレンなど精子生成に重要な栄養素

精子の生成と質の向上には、特定の栄養素が不可欠です。特に重要なのが以下の栄養素です。

栄養素 効果 主な食品源
亜鉛 精子の生成と運動性の向上 牡蠣、レバー、ナッツ類、赤身肉
セレン 精子の運動性の向上、DNA保護 ブラジルナッツ、マグロ、卵
L-カルニチン 精子の活動エネルギー生成 赤身肉、乳製品
葉酸 精子のDNA品質向上 緑黄色野菜、レバー、豆類
コエンザイムQ10 精子のエネルギー代謝促進 サバ、サーモン、牛肉、ピーナッツ

栄養素の偏りを防ぐためには、単品の食材に頼るのではなく、多種多様な食品をバランスよく摂取することが大切です。過剰摂取は逆効果になる場合もあるため、食事からの自然な摂取を心がけましょう。

6.1.2 抗酸化作用のある食品

精子は活性酸素による酸化ストレスの影響を受けやすいため、抗酸化物質を含む食品の摂取が推奨されています。

  • ビタミンC:柑橘類、キウイ、イチゴ、パプリカ
  • ビタミンE:アーモンド、ひまわり油、オリーブオイル
  • リコピン:トマト、スイカ、ピンクグレープフルーツ
  • ポリフェノール:緑茶、ブルーベリー、ダークチョコレート

これらの抗酸化物質は精子のDNAを酸化ストレスから守り、質の高い精子の生成を助けます。

6.2 適度な運動と体温管理

適切な運動習慣と体温管理は、男性の生殖機能を維持・向上させるために非常に重要です。

運動に関しては、週に3〜4回、30分程度の中強度の有酸素運動が理想的です。ウォーキング、サイクリング、水泳などが適しています。過度な高強度トレーニングや長時間の運動は、一時的にテストステロン値を低下させる可能性があるため注意が必要です。

体温管理については、精巣は体温より約2度低い温度(33〜34度)で最適に機能します。以下の点に注意しましょう:

  • 長時間の入浴やサウナの利用を控える(週1〜2回、15分以内を目安に)
  • きつい下着やジーンズの着用を避け、通気性の良い下着を選ぶ
  • ノートパソコンを膝の上で長時間使用しない
  • 座り仕事が多い場合は1時間に一度は立ち上がり、血流を促進する

6.3 ストレス管理と睡眠の質の向上

ストレスと不十分な睡眠は、男性ホルモンのバランスを崩し、精子の質と量に悪影響を及ぼすことがあります。

ストレス管理のためには、以下の方法が効果的です:

  • 瞑想やマインドフルネスの実践(1日10分から始める)
  • 深呼吸やヨガなどのリラックス法
  • 趣味や好きな活動に定期的に時間を割く
  • 必要に応じて専門家のカウンセリングを受ける

睡眠の質向上については、以下のポイントを意識しましょう:

  • 毎日同じ時間に就寝・起床する習慣をつける
  • 就寝前のブルーライト(スマホ、タブレット等)を避ける
  • 寝室は涼しく、暗く、静かな環境に保つ
  • カフェインの摂取は午後3時までに控える

質の良い睡眠は男性ホルモンの分泌リズムを正常に保ち、精子生成をサポートします。7〜8時間の睡眠時間を確保することが理想的です。

6.4 禁煙・節酒のポイント

タバコと過度のアルコール摂取は、男性不妊の重大なリスク要因です。これらの習慣を改善することで、精子の質と量の向上が期待できます。

禁煙については:

  • 禁煙プログラムやアプリの活用
  • ニコチン代替療法(パッチやガム)の検討
  • 禁煙後3ヶ月程度で精子の質に改善が見られ始める
  • 受動喫煙も避けるよう環境を整える

節酒については:

  • 週に3日以上の休肝日を設ける
  • 1日のアルコール摂取量を日本酒なら1合程度、ビールなら中瓶1本程度に抑える
  • 「のどが渇いた」時に水分としてアルコールを選ばない
  • 飲酒の代わりになる趣味や楽しみを見つける

禁煙と節酒を始めてから精子の質が改善されるまでには約3ヶ月(精子の完全な生成サイクル)かかることを覚えておきましょう。継続は難しいかもしれませんが、パートナーのサポートを得ながら、段階的に習慣を変えていくことが成功の鍵です。

7. 男性不妊に効果的なサプリメントと漢方

不妊治療に大切なサプリメント

男性不妊の改善には、適切な栄養素摂取が重要です。食事だけでは不足しがちな栄養素をサプリメントや漢方で補うことで、精子の質や量の向上が期待できます。ただし、すべての製品に効果があるわけではないため、科学的根拠に基づいた選択が大切です。

7.1 医学的に効果が認められているサプリメント

男性不妊に関する研究で、いくつかの栄養素やサプリメントには精子の質向上に効果があると報告されています。特に注目すべき成分をご紹介します。

栄養素 主な効果 推奨摂取量(目安)
亜鉛 精子形成促進、テストステロン産生サポート 15〜30mg/日
セレン 精子の運動性向上、抗酸化作用 50〜200μg/日
コエンザイムQ10 精子のエネルギー産生、DNA保護 200〜300mg/日
L-カルニチン 精子の運動性向上、精子成熟促進 1,000〜3,000mg/日
葉酸 精子のDNA合成サポート、染色体異常予防 400〜800μg/日
ビタミンE・C 抗酸化作用、精子の酸化ストレス軽減 ビタミンE:100〜200mg/日
ビタミンC:500〜1,000mg/日

複数の研究では、これらの栄養素を複合的に摂取することで、単一成分よりも効果が高まる可能性が示されています。特に抗酸化成分の組み合わせは、精子へのダメージを防ぐ相乗効果があります。

市販の男性不妊向けサプリメントには、これらの成分がバランスよく配合されたものが多く、「マカ」や「アルギニン」などの成分も含まれていることがあります。

7.2 漢方による男性不妊治療

漢方医学では、男性不妊を「気」や「血」の流れの乱れととらえ、体質改善から取り組みます。以下は男性不妊に用いられる代表的な漢方薬です。

漢方薬名 主な効能 適応体質・症状
八味地黄丸(はちみじおうがん) 腎を温め、精力増強 冷え症、腰痛、夜間頻尿がある方
補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 気血を補い、全身の機能向上 疲れやすい、食欲不振、免疫力低下の方
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん) 腎機能強化、血行促進 腰痛、冷え症、しびれ、排尿障害がある方
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 血流改善、ホルモンバランス調整 冷え症、倦怠感、むくみがある方

漢方薬は個人の体質や症状に合わせて処方されることで最大の効果を発揮します。自己判断での服用よりも、専門家に相談して体質に合った漢方薬を選ぶことをおすすめします

また、鍼灸治療も男性不妊に効果があるという報告があり、特に血行促進やストレス軽減に役立つ可能性があります。

7.3 サプリメント選びの注意点

男性不妊改善のためのサプリメントを選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • 品質保証:GMP(製造品質管理基準)認証など、品質管理が徹底された製品を選ぶ
  • 成分表示:含有量が明確に記載されている製品を選ぶ
  • 添加物:不必要な添加物が少ないものを選ぶ
  • 科学的根拠:効果が臨床試験などで検証されている成分を含むものを選ぶ
  • 長期服用:少なくとも3ヶ月以上の継続的な摂取が必要(精子の生成サイクルは約72日)

サプリメントはあくまで食生活の改善や適切な生活習慣を補完するものであり、これらだけで不妊が解決するわけではありません。過度な期待や依存は避け、総合的なアプローチの一部として考えることが大切です。

また、サプリメントと薬剤の相互作用が起こる可能性もあるため、何らかの薬を服用している場合は、事前に専門家に相談することをおすすめします。

8. 男性不妊の医学的治療法

ハートを持つ不妊治療専門医の女性

男性不妊と診断された場合でも、様々な医学的治療法があります。原因や症状に応じて適切な治療法が選択されます。ここでは主な治療法について解説します。

8.1 薬物療法

男性不妊の原因がホルモンバランスの乱れにある場合、薬物療法が効果的です。ホルモン補充療法は、精子の生成や質の向上に役立ちます。

使用薬剤 主な適応 期待される効果
クロミフェン 性腺刺激ホルモン分泌不全 精子数の増加
hCG製剤 テストステロン低値 精子形成の促進
抗酸化剤 精子のDNA損傷 精子の質の向上

薬物療法は通常3〜6ヶ月継続することで効果が現れますが、個人差があります。副作用のリスクもあるため、自己判断での服用は避け、専門家の指導のもとで治療を進めることが重要です

8.2 手術療法

精路の閉塞や精索静脈瘤などの構造的な問題がある場合は、手術による治療が検討されます。

8.2.1 精索静脈瘤手術

精索静脈瘤は男性不妊の原因として最も多い構造的問題の一つです。顕微鏡下での手術により、拡張した静脈を結紮し、血流を正常化します。術後約60〜70%の患者さんで精子パラメーターの改善が見られます。

8.2.2 精管閉塞の手術

精路に閉塞がある場合、顕微鏡下での吻合術によって精路を再建します。成功率は技術や閉塞の状態により異なりますが、適切な症例では70〜90%で精子が再び射出液に現れるようになります。

手術療法は一度の介入で長期的な効果を期待できる反面、麻酔や手術に伴うリスクがあること、また全ての症例で成功するわけではないことを理解しておく必要があります

8.3 人工授精と体外受精

精子の質や数に問題がある場合でも、生殖補助医療技術を用いることで妊娠の可能性を高めることができます。

8.3.1 人工授精(AIH)

軽度の男性不妊の場合、採取した精液を洗浄・濃縮し、パートナーの排卵時期に子宮内に注入する方法です。自然な受精過程を補助する比較的低侵襲な方法です。

人工授精は精子数が少ない場合や、軽度の運動性低下の場合に適しています。1回あたりの妊娠率は約5〜15%程度で、通常は数回試みることが一般的です。

8.3.2 体外受精(IVF)

人工授精で妊娠に至らない場合や、より重度の男性不妊の場合は体外受精が選択肢となります。採取した卵子と精子を培養皿の中で受精させ、胚を子宮に戻します。

体外受精の成功率は女性のパートナーの年齢や不妊の原因によって大きく異なりますが、一般的には1回のサイクルで20〜40%程度の妊娠率が期待できます。

8.4 顕微授精(ICSI)

重度の男性不妊症の場合、顕微授精が最も効果的な選択肢となることがあります。これは体外受精の応用技術で、精子を1つ選んで直接卵子に注入する方法です。

顕微授精が適応となる主な状態 特徴
高度乏精子症 精子数が非常に少ない
重度精子無力症 運動性のある精子がほとんどない
精巣上体精子吸引法(MESA)後 精巣上体から直接精子を採取した場合
精巣内精子回収法(TESE)後 精巣組織から精子を回収した場合

顕微授精は、通常の体外受精では受精が期待できない重度の男性不妊症例でも、約50〜70%の卵子で受精が成立する可能性があります。ただし、最終的な妊娠率は女性パートナーの年齢や卵子の質などにも大きく影響されます。

医学的治療を検討する際は、治療の侵襲性、成功率、費用、そして心理的負担などを総合的に考慮することが大切です。また、治療を開始する前に、生活習慣の改善や基礎的な健康管理を並行して行うことで、治療の効果を高められる可能性があります。

9. 男性不妊と向き合うメンタルケア

不妊治療のメンタルケアに効くカウンセリング

不妊の原因が男性側にあると分かった場合、多くの方が精神的なショックを受けます。しかし、適切なメンタルケアとサポートがあれば、この困難な状況を乗り越えることができます。ここでは男性不妊と診断された時の心理的影響とその対処法について解説します。

9.1 不妊を告げられたときの心理的ショック

男性不妊の診断を受けると、多くの男性は「男性性」や「父親になる能力」に対して疑問を抱き、自尊心が大きく傷つくことがあります。これは非常に自然な反応です。

一般的に男性が不妊診断後に経験する感情には次のようなものがあります:

  • ショックと否認
  • 羞恥心と罪悪感
  • 自己価値の低下
  • 怒りと無力感
  • 孤立感
  • 将来への不安

これらの感情は時間の経過とともに変化し、人によって現れ方も異なります。重要なのは、これらの感情を抑え込むのではなく、適切に処理することです。

感情の段階 特徴 対処法
初期反応 ショック、否認、混乱 情報収集、時間をかけて受け入れる
中期反応 怒り、自責、孤独感 感情を表現する、支援を求める
適応段階 現実受容、対策検討 治療選択肢の検討、新たな目標設定

9.2 パートナーとのコミュニケーション

不妊問題はカップル二人の問題です。パートナーとのオープンなコミュニケーションは、この困難な状況を乗り越える鍵となります。

効果的なコミュニケーションのポイント:

  • 自分の感情を正直に伝える
  • パートナーの気持ちに耳を傾ける
  • 互いを責めない
  • 問題に一緒に向き合う姿勢を持つ
  • 定期的に二人だけの時間を作る

特に男性は感情を表現することが苦手な場合が多いですが、不妊治療の過程では感情を共有することが重要です。「大丈夫」と取り繕うよりも、素直に不安や心配を伝えることで、パートナーとの絆が深まります。

また、性生活が「妊娠のため」という目的中心になりがちですが、親密さと結びつきを大切にする時間も意識的に作りましょう。

9.3 男性不妊カウンセリングの活用法

専門的なカウンセリングは、不妊と向き合う男性にとって非常に有効なサポートになります。

カウンセリングでは以下のようなサポートが受けられます:

  • 感情の整理と表現方法
  • ストレス管理技術の習得
  • 治療に関する意思決定のサポート
  • パートナーシップの強化
  • 将来の選択肢についての考察

カウンセリングを探す際のポイント:

  • 生殖心理カウンセラーなど、不妊問題に精通した専門家を選ぶ
  • 個人カウンセリングとカップルカウンセリングの両方を検討する
  • オンラインカウンセリングも選択肢として考慮する
  • 相性が合わないと感じたら、別のカウンセラーを探すことも大切

最近では男性不妊専門のサポートグループもあり、同じ経験をしている男性との交流が心強い支えになることもあります。オンラインコミュニティでは匿名で参加できるため、より気軽に気持ちを共有できる場合もあります。

不妊の問題は身体的な側面だけでなく、精神的・社会的な側面も含む複雑な課題です。適切なメンタルケアを受けながら、パートナーと共に前向きに取り組むことが、この困難な時期を乗り越える大きな力になります。

10. 医療機関の選び方と初診の準備

不妊治療専門の女性医師

男性不妊の診断と治療には、適切な医療機関選びが重要です。どこで検査や治療を受ければよいのか、初めての受診に備えて何を準備すべきかについて解説します。

10.1 泌尿器科と生殖医療専門クリニックの違い

男性不妊の検査を受ける場合、大きく分けて「泌尿器科」と「生殖医療専門クリニック」の2つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った医療機関を選びましょう。

項目 泌尿器科 生殖医療専門クリニック
主な対象 男性の泌尿器系全般 不妊治療(男女両方)
得意分野 精索静脈瘤などの手術、ホルモン治療 人工授精、体外受精、顕微授精など
パートナーとの連携 別途婦人科受診が必要なケースが多い カップルでの治療が一貫して可能

精子の質や量に問題がある場合は、まず泌尿器科での精査がおすすめです。一方、パートナーも含めた不妊治療を進めたい場合は、生殖医療専門クリニックの方が適している場合があります。

10.2 良い医師の見極め方

男性不妊は精神的にもデリケートな問題です。信頼できる医師を見つけるためのポイントを押さえておきましょう。

  • 男性不妊の治療実績が豊富であること
  • 質問に対して分かりやすく丁寧に説明してくれること
  • 最新の治療法や研究に詳しいこと
  • 患者の精神面にも配慮してくれること
  • 必要に応じて他の専門医との連携が取れること

初診の際には、医師の説明の仕方や診察室の雰囲気、スタッフの対応なども参考にしましょう。相性の良い医師を見つけることが、長期にわたる不妊治療を乗り越える重要な要素となります

10.3 初診時に準備すべきこと

初めての受診をスムーズに進めるために、以下の準備をしておくと安心です。

10.3.1 持参するもの

  • 健康保険証
  • 問診票(事前にダウンロードできる場合)
  • これまでの検査結果や治療歴の資料(ある場合)
  • 服用中の薬やサプリメントのリスト
  • メモ帳と筆記用具(説明を記録するため)

10.3.2 伝えるべき情報

問診では以下のような情報を正確に伝えましょう:

  • 不妊期間(妊娠を望んで何か月/何年経過しているか)
  • 既往症(病歴、手術歴)
  • 現在の症状や気になること
  • 生活習慣(喫煙、飲酒、運動習慣など)
  • パートナーの不妊検査結果(把握している場合)

初診では恥ずかしがらずに正直に状況を伝えることが、適切な診断への第一歩です。医師は多くの同様のケースを診ているため、プライバシーを尊重しながら対応してくれます。

10.4 保険適用と治療費の目安

男性不妊の検査や治療にかかる費用について理解しておきましょう。

検査・治療内容 保険適用 費用目安(自己負担3割の場合)
初診料 適用 1,000~2,000円
精液検査 適用 2,000~5,000円
ホルモン検査 適用 3,000~10,000円
超音波検査 適用 2,000~5,000円
精索静脈瘤手術 適用 5~10万円
人工授精 一部適用外 1回あたり1~3万円
体外受精・顕微授精 基本的に適用外
(助成金制度あり)
30~50万円/回

2022年4月から不妊治療の保険適用範囲が拡大されましたが、治療内容によっては自己負担となる部分も多くあります。また、自治体によっては独自の助成制度を設けていることもあるため、お住まいの地域の制度を確認しておくとよいでしょう。

治療前に医療機関で費用の見通しについて相談しておくことで、経済的な不安を軽減できます。また、不妊治療支援に関する最新情報は厚生労働省や自治体のウェブサイトでも確認できます。

11. まとめ

男性不妊の原因は精子の質・量の問題から生活習慣、ホルモンバランスまで多岐にわたります。不妊カップルの約半数は男性側に原因があるため、早期の検査と適切な対応が重要です。禁煙・節酒、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理といった生活習慣の改善が精子の質向上に効果的です。必要に応じて亜鉛などの栄養素補給も検討しましょう。検査は泌尿器科や生殖医療専門クリニックで受けられ、症状に合わせた治療法が提案されます。パートナーとのコミュニケーションを大切にしながら、専門家のサポートを受けることで、多くの男性不妊は克服できます。不妊に悩む方は、一人で抱え込まずに医療機関への相談をお勧めします。

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では不妊治療専門の鍼灸で

・自律神経を整えてお体をストレスに強くする

・お腹の血の巡りを良くする

・子宮や卵巣の働きを整える

などの効果で卵子の質と子宮の環境を整えて4か月で妊娠できる体質に変えていきます。

矢野鍼灸整骨院の鍼灸は、てい鍼という痛みゼロの鍼と、熱さの調節できるお灸で初めての方でも安心して受けていただけます。

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参考サイト

田園都市レディースクリニック 男性不妊とは

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