二人目不妊、どうすればいい? よくある疑問と解決策、専門家からのアドバイス 矢野鍼灸整骨院
「二人目不妊」という言葉に、不安や焦りを感じていませんか?
一人目はスムーズに妊娠できたのに、なぜ二人目は難しいのか…そんな疑問を抱えている方も多いでしょう。
この記事では、二人目不妊の定義から原因、検査、治療法、そして専門家からのアドバイスまで、網羅的に解説します。
原因不明の不妊や、年齢、過去の妊娠・出産経験による影響など、様々な要因が考えられる二人目不妊。
この記事を読むことで、あなたに合った解決策のヒントが見つかるはずです。
さらに、よくある疑問への回答や、治療費、上の子への接し方など、具体的な情報も提供。
不妊治療専門クリニックの選び方や、パートナーとの協力の重要性についても触れ、妊娠しやすい体づくりに繋がる生活習慣の改善策もご紹介します。
実際に治療を経て妊娠できた方の体験談も掲載し、希望を持って治療に取り組めるようサポートします。
この記事を通して、二人目不妊の正しい知識を身につけ、前向きな気持ちで未来を描けるよう応援します。
1. 二人目不妊とは何か
二人目不妊とは、一人目の子供は問題なく妊娠・出産できたにも関わらず、二人目の子供がなかなかできない状態を指します。
医学的な定義としては、避妊せずに一定期間(一般的には1年以上)妊娠しない場合を不妊症と呼び、これは二人目の場合にも当てはまります。
一人目は自然妊娠できたからといって、二人目も必ず妊娠できるとは限らないということを理解しておくことが重要です。
1.1 二人目不妊の定義
日本生殖医学会では、避妊をしないで規則的な性生活を1年以上行っているにも関わらず妊娠しない場合を不妊症と定義しています。
これは一人目不妊でも二人目不妊でも同様です。
つまり、一人目を妊娠・出産できたとしても、二人目が1年以上できない場合は「二人目不妊」とされます。
1.2 一人目は妊娠できたのに、なぜ二人目は難しいのか
一人目は自然妊娠できたのに、二人目が難しいと感じる夫婦は少なくありません。
その背景には、様々な要因が考えられます。
要因 | 詳細 |
---|---|
加齢 | 女性は35歳を過ぎると卵子の質や数が低下し始め、妊娠率が下がることが知られています。一人目の出産から数年が経過し、年齢を重ねていることで、二人目の妊娠が難しくなるケースがあります。 |
男性側の要因 | 加齢や生活習慣の変化により、精子の数や運動率が低下している可能性があります。 |
生活習慣の変化 | 育児による睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどは、妊娠しづらい体質につながる可能性があります。 |
過去の妊娠・出産の影響 | 帝王切開や子宮内膜症など、過去の妊娠・出産によって子宮の状態が変化し、着床しにくくなっている場合があります。 |
免疫学的要因 | 稀なケースですが、一人目の妊娠時に胎児に対する抗体ができてしまい、二人目の妊娠を妨げるケースがあります。 |
原因不明 | 検査をしても原因が特定できない場合もあります。 |
これらの要因が単独で、あるいは複合的に影響することで、二人目の妊娠が難しくなると考えられます。
一人目の妊娠がスムーズだったとしても、時間の経過とともに身体の状態は変化するため、注意が必要です。
また、精神的なプレッシャーも大きな要因となるため、リラックスすることも大切です。
2. 二人目不妊の原因
一人目は問題なく妊娠できたのに、二人目がなかなか授からない…。
そんな風に悩んでいる方は少なくありません。
二人目不妊には、一人目不妊とは異なる特有の原因が存在するケースもあります。
ここでは、二人目不妊の主な原因について詳しく解説します。
2.1 女性の年齢による影響
女性の年齢は、二人目不妊において大きな要因となります。
一人目の妊娠・出産から時間が経過するほど、加齢による卵子の老化が進み、質や数が低下してしまうからです。
35歳以上になると妊娠率は急激に低下し、40歳を超えるとさらに妊娠が難しくなります。
一人目と比べて年齢が上がっている場合は、加齢の影響を考慮する必要があります。
2.2 男性側の要因
二人目不妊は、女性側の問題だけでなく、男性側の要因も考えられます。
精子の数や運動率の低下、精子形態の異常などは、年齢を重ねるごとに進行する可能性があります。
また、ストレスや生活習慣の乱れも精子に悪影響を与えるため、男性側も積極的に検査を受けることが大切です。
一人目の時と比べて、生活習慣の変化なども精子の状態に影響を与えている可能性があります。
2.3 生活習慣と二人目不妊の関係
不規則な生活習慣は、ホルモンバランスを崩し、排卵障害や着床障害などを引き起こす可能性があります。
睡眠不足、過度なダイエット、喫煙、過剰な飲酒などは、妊娠を妨げる要因となるため、改善が必要です。
育児で忙しく、生活リズムが乱れがちな時期だからこそ、意識的に生活習慣を整えることが大切です。
2.4 過去の妊娠・出産の影響
一人目の妊娠・出産によって、子宮や卵管に何らかの変化が生じている場合があります。
例えば、帝王切開による子宮の傷跡や、子宮内膜症、子宮筋腫などが二人目不妊の原因となることがあります。
また、出産後に母乳育児をしている場合、プロラクチンの分泌によって排卵が抑制されるため、妊娠しにくい時期が続くこともあります。
一人目の出産方法や産後の経過なども、二人目不妊に影響する可能性があるため、医師に相談することが重要です。
原因 | 詳細 | 対策 |
---|---|---|
加齢 | 卵子の老化、数の減少 | 不妊治療の早期検討 |
男性不妊 | 精子数の減少、運動率低下 | 生活習慣改善、専門医への相談 |
子宮の異常 | 子宮筋腫、子宮内膜症、子宮奇形など | 手術、薬物療法 |
卵管の異常 | 卵管閉塞、卵管癒着など | 手術、体外受精 |
排卵障害 | 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)など | 薬物療法、生活習慣改善 |
免疫学的要因 | 抗精子抗体など | 免疫療法 |
着床障害 | 子宮内膜が薄い、受精卵の質の低下など | 薬物療法、体外受精 |
心理的ストレス | 仕事、育児、不妊治療へのプレッシャーなど | カウンセリング、リフレッシュ |
生活習慣の乱れ | 睡眠不足、栄養バランスの偏り、喫煙、過剰な飲酒など | 生活習慣改善 |
上記以外にも、甲状腺機能異常や糖尿病などの全身的な疾患が不妊の原因となるケースもあります。
原因を特定し適切な治療を受けることが重要です。
気になることがある場合は、ためらわずに専門医に相談しましょう。
3. 二人目不妊の検査
二人目不妊の原因を特定し、適切な治療法を選択するためには、様々な検査が必要です。
検査を受けることで、妊娠を阻害する要因を明らかにし、より効果的なアプローチで妊娠を目指せます。
不安や疑問を抱えずに検査を受けるためにも、どのような検査があるのか事前に理解しておきましょう。
3.1 基礎体温の測定
基礎体温は、毎朝目覚めた直後に安静にした状態で測定する体温のことです。
基礎体温を記録することで、排卵の有無や黄体機能の状態などを把握できます。
毎日同じ時間に測定し、記録を続けることが大切です。低温期と高温期の二相に分かれているか、高温期が10日以上続いているかなどを確認することで、排卵や黄体機能に問題がないかを確認できます。
市販の基礎体温表や、スマートフォンアプリなどを活用すると記録が簡単になります。
基礎体温計は婦人用体温計を使用しましょう。
3.2 排卵検査薬の使い方
排卵検査薬は、尿中の黄体形成ホルモン(LH)の濃度を測定することで、排卵日を予測するためのものです。
排卵日が近づくとLHの濃度が急激に上昇するため、排卵検査薬で陽性反応が出れば、24~36時間以内に排卵が起こると予測できます。
ドラッグストアなどで手軽に購入できますが、使用方法や判定方法を正しく理解して使用することが重要です。
説明書をよく読んで使用しましょう。
排卵検査薬の種類によっては、デジタル表示で判定結果が分かりやすいものもあります。
3.3 病院で行う検査の種類
基礎体温や排卵検査薬である程度の情報は得られますが、より詳細な検査は専門の医療機関で行う必要があります。
婦人科、または不妊治療専門クリニックを受診し、医師の指示に従って検査を受けましょう。
3.3.1 ホルモン検査
血液検査によって、女性ホルモン(卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、エストラジオール(E2)、プロラクチンなど)の分泌量を測定します。
ホルモンバランスの乱れは、排卵障害や黄体機能不全などの原因となるため、重要な検査です。
検査は月経周期に合わせて行う必要があります。
3.3.2 子宮卵管造影検査
子宮や卵管の形態異常、通過障害などを調べる検査です。
造影剤を子宮内に注入し、X線撮影を行うことで、子宮腔内の癒着や卵管の詰まりなどを確認できます。
検査に伴う痛みや副作用が生じる場合もあります。
3.3.3 精液検査
男性側の要因を調べるための検査です。
精子の数、運動率、奇形率などを調べ、男性不妊の可能性を評価します。
禁欲期間(2~7日程度)を守ってから、採取した精液を病院に提出します。
自宅で採取することも可能です。
検査項目 | 検査内容 | 目的 |
---|---|---|
ホルモン検査 | 血液検査で女性ホルモンの分泌量を測定 | ホルモンバランスの乱れを調べる |
子宮卵管造影検査 | 造影剤を用いて子宮と卵管の状態をX線撮影 | 子宮奇形、卵管の通過障害などを調べる |
精液検査 | 精液を分析し、精子の数、運動率、奇形率などを調べる | 男性不妊の可能性を評価する |
超音波検査 | 超音波を用いて子宮や卵巣の状態を観察 | 子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症などを調べる |
クラミジア検査 | 子宮頸部の分泌物や尿を検査 | クラミジア感染症の有無を調べる |
これらの検査以外にも、必要に応じて追加の検査が行われる場合があります。
検査結果については、医師から詳しく説明を受け、今後の治療方針について相談しましょう。
4. 二人目不妊の治療法
二人目不妊の治療法は、原因や程度、ご夫婦の希望によって様々です。
大きく分けて、タイミング法、人工授精、体外受精の3つの方法があります。
それぞれの特徴や費用、メリット・デメリットを理解し、ご自身に合った治療法を選択することが重要です。
4.1 タイミング法
タイミング法は、排卵日を予測し、その時期に合わせて性交渉を持つことで妊娠の確率を高める方法です。
自然妊娠に近い方法であり、体への負担も少ないのが特徴です。
基礎体温の測定や排卵検査薬を使って、排卵日を特定します。
また、婦人科で超音波検査を行い、より正確に排卵日を予測することも可能です。
費用は比較的安価ですが、妊娠率は他の治療法と比べると低くなります。
また、排卵のタイミングを正確に把握する必要があるため、通院の頻度が増える場合もあります。
4.2 人工授精
人工授精は、採取した精子を洗浄・濃縮し、カテーテルを用いて子宮内に直接注入する方法です。
タイミング法よりも妊娠率が高く、体への負担も比較的少ない治療法です。排卵誘発剤を使用する場合もあります。
費用はタイミング法よりも高くなりますが、体外受精よりは安価です。
ただし、精子の状態や子宮の状態によっては、人工授精が適さない場合もあります。
4.3 体外受精
体外受精は、体外で卵子と精子を受精させ、受精卵を子宮内に戻す方法です。
妊娠率が最も高い治療法ですが、体への負担や費用も大きくなります。
体外受精には、顕微授精や胚盤胞移植などの方法があります。
費用は他の治療法と比べて高額になりますが、成功率が高いことから、他の治療法で妊娠に至らなかった場合に選択されることが多いです。
4.3.1 ホルモン補充周期
体外受精におけるホルモン補充周期は、卵巣刺激をせず、ホルモン剤を投与することで子宮内膜の状態を整え、凍結した受精卵や胚盤胞を移植する方法です。
卵巣への負担が少ないため、高齢の方や卵巣機能が低下している方にも適しています。
4.3.2 自然周期
体外受精における自然周期は、自然の排卵周期に合わせて採卵を行う方法です。
卵巣への負担が最も少ないですが、採卵できる卵子の数が少ない、採卵のタイミングが難しいなどのデメリットもあります。
どの治療法を選択するかは、ご夫婦の状況や希望によって異なります。
不妊治療専門クリニックの医師とよく相談し、ご自身に合った治療法を選択しましょう。
また、治療期間中は精神的な負担も大きいため、パートナーとの協力や周囲の理解も重要です。
5. 二人目不妊でよくある疑問
二人目不妊で悩む方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
疑問や不安を解消し、前向きに治療に取り組むためにも、ぜひ参考にしてください。
5.1 授乳中に妊娠できますか
授乳中はプロラクチンの分泌により排卵が抑制されるため、妊娠しにくい傾向があります。
しかし、授乳していても妊娠する可能性はあります。
授乳期間や頻度、個人差によって影響は異なりますので、婦人科で相談してみましょう。
5.2 年齢的な限界はありますか
女性の年齢は妊娠率に大きく影響します。
加齢とともに卵子の数や質が低下するため、妊娠が難しくなる可能性が高くなります。
年齢による妊娠率の低下は35歳頃から顕著になり、40歳を超えるとさらに加速します。
しかし、年齢を重ねても妊娠・出産の可能性はゼロではありません。
諦めずに、適切な治療を受けることが大切です。
5.3 治療費はどのくらいかかりますか
不妊治療にかかる費用は、治療法や医療機関によって大きく異なります。
タイミング法や人工授精は比較的安価ですが、体外受精・顕微授精は高額になる傾向があります。
体外受精や顕微受精は、女性の年齢によって保険適用に制限があります。
女性の年齢が40歳未満ですと
また、治療回数や併用する薬剤によっても費用は変動します。詳しくは、各医療機関にお問い合わせください。
5.4 二人目不妊の治療期間はどのくらいかかりますか
治療期間は、原因や治療法、個々の状況によって大きく異なります。
数ヶ月で妊娠に至る場合もあれば、数年かかる場合もあります。
焦らず、医師と相談しながら治療を進めていくことが大切です。
5.5 上の子の育児と治療の両立はできますか
上の子の育児をしながらの不妊治療は大変ですが、工夫次第で両立は可能です。
パートナーや家族の協力を得たり、保育園やベビーシッターを利用するなど、周囲のサポートを活用することが重要です。
5.6 治療を受けられる病院はどこで探せばいいですか
不妊治療専門クリニックや、産婦人科で不妊治療を行っている病院を探しましょう。
日本生殖医学会のウェブサイトなどで、地域ごとの不妊治療専門クリニックを検索することができます。
口コミサイトなども参考に、自分に合った病院を選びましょう。
5.7 不妊治療と仕事の両立はできますか
不妊治療と仕事の両立は、治療内容や職種、職場環境によって難易度が異なります。
通院の頻度や時間、治療による体調変化などを考慮し、必要に応じて上司や同僚に相談しましょう。
フレックスタイム制度や在宅勤務制度などを活用することも有効です。
5.8 治療中に気を付けることはありますか
バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレスマネジメントなど、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。
また、禁煙や過度の飲酒は避けるようにしましょう。
5.9 二人目不妊と診断されたら、すぐに治療を始めなければいけませんか?
必ずしもすぐに治療を開始する必要はありません。
まずは医師と相談し、自身の状況や希望に合った治療方針を決定することが重要です。
タイミングを見計らって治療を開始することも可能です。
6. 専門家からのアドバイス
二人目不妊は、一人目の出産経験があるからこそ、様々な不安や焦りを感じやすいものです。
ここでは、不妊治療専門鍼灸院の矢野鍼灸整骨院の院長の私からのアドバイスをご紹介します。
6.1 二人目不妊で悩んだらまずすべきこと
基礎体温の記録と、市販の排卵検査薬を試してみましょう。
自分の生理周期や排卵日を把握することは、妊娠への第一歩です。
基礎体温の変化から排卵日を予測し、排卵検査薬でタイミングを合わせることで、自然妊娠の可能性を高めることができます。
また、これらの記録は、医療機関を受診する際に役立つ情報となります。
パートナーと話し合い、一緒に取り組む姿勢を持つことが大切です。
不妊治療は夫婦二人で乗り越えるものです。
お互いの気持ちを理解し、協力し合うことで、治療の負担を軽減し、精神的な支えにもなります。
また、男性側の要因も考えられるため、パートナーにも検査を受けてもらうことを検討しましょう。
早めに専門機関を受診しましょう。
自己流で試してもなかなか結果が出ない場合は、一人で悩まずに不妊治療専門クリニックを受診しましょう。
年齢を重ねるごとに妊娠率は低下するため、早期の受診が重要です。
専門医の適切なアドバイスと検査・治療を受けることで、妊娠の可能性を高めることができます。
6.2 不妊治療専門クリニックの選び方
不妊治療専門クリニックを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
治療実績 | クリニックの治療実績や妊娠率、出産率などを確認しましょう。日本生殖医学会のウェブサイトなどで、各クリニックのデータが公開されています。 |
治療方針 | 体外受精や顕微授精など、高度生殖医療にも対応しているか、また、患者さんの希望に寄り添った治療方針かを確認しましょう。 |
医師・スタッフの対応 | 医師やスタッフの説明が丁寧で分かりやすいか、親身になって相談に乗ってくれるかなど、雰囲気も重要なポイントです。 |
通院の利便性 | 自宅や職場からのアクセスが良いか、診療時間や休診日なども確認しましょう。 |
費用 | 治療費用の目安や、保険適用外の治療費についても事前に確認しておきましょう。 |
6.3 パートナーとの協力の重要性
二人目不妊は、女性だけでなく男性にも原因がある可能性があります。
パートナーにも検査を受けてもらい、一緒に治療に取り組むことが大切です。
また、治療中は精神的な負担も大きいため、お互いに支え合い、理解し合うことが重要です。
具体的には、以下のようなことを心がけましょう。
- 定期的に話し合う時間を作る
- 治療の進捗状況や気持ちを共有する
- 家事や育児を分担する
- お互いをねぎらい、感謝の気持ちを伝える
治療がうまくいかない時もお互いを責めずに、一緒に乗り越えていくことが大切です。
また、必要に応じて、カウンセリングを受けることも有効です。
一人で抱え込まずに、専門家のサポートも活用しましょう。
信頼できる医師と二人三脚で治療を進め、希望を持って取り組んでいきましょう。
7. 二人目不妊と上の子への接し方
二人目不妊の治療中は、上の子への接し方も悩みの種となるでしょう。
治療のストレス、ホルモンバランスの変化によるイライラなどで、上の子に優しく接することが難しくなる場合もあるかもしれません。
しかし、上の子にとっても、ママやパパの様子がいつもと違うことは不安なものです。
上の子の年齢や理解度に合わせて、適切な対応をすることが大切です。
7.1 治療中の上の子への伝え方
上の子に治療のことを伝えるかどうかは、上の子の年齢や性格、家庭の状況によって異なります。
まだ幼い場合は、具体的に説明する必要はありませんが、「ママのお腹が少し調子悪くて病院に行っている」など、簡単な言葉で伝えるだけでも安心させてあげることができます。
少し大きくなって理解できる年齢であれば、「赤ちゃんがなかなかできなくて、病院で先生に診てもらっている」と正直に話してみましょう。
ただし、「あなたのせいではない」ということを明確に伝えることが重要です。
また、治療期間や具体的な内容については、年齢に応じて分かりやすく説明しましょう。
伝える際のポイントは以下の通りです。
- 上の子の年齢に合わせた言葉で話す
- 上の子を責めるような言い方をしない
- 治療について、聞かれたことに対して正直に答える
- 「必ず赤ちゃんができる」と断言しない
7.1.1 年齢別の上の子への伝え方
年齢 | 伝え方の例 |
---|---|
2~3歳 | 「ママのお腹が少し調子悪くて、病院に行っているの」 |
4~6歳 | 「赤ちゃんがなかなかできなくて、病院の先生に相談しているの。〇〇ちゃん(上の子の名前)のせいじゃないからね」 |
7歳以上 | 「ママとパパは赤ちゃんが欲しいと思っているんだけど、なかなかできなくて病院で治療を受けているの。〇〇ちゃん(上の子の名前)は何も悪くないからね。もう少し時間がかかるかもしれないけど、一緒に待っていてくれると嬉しいな」 |
7.2 上の子のストレスを軽減する方法
二人目不妊の治療中は、両親が治療に気を取られ、上の子への関心が薄れてしまうことがあります。
上の子は、その変化に敏感に気づき、不安やストレスを感じることがあります。
上の子との時間を積極的に作り、愛情表現をしっかりとすることで、上の子の不安を軽減し、安心して過ごせるようにサポートしましょう。
スキンシップを増やしたり、一緒に遊んだり、絵本を読んだりするなど、上の子が安心できる時間を作ってあげましょう。
また、祖父母や親戚など、信頼できる人に上の子を預けて、夫婦でゆっくり過ごす時間を作ることも大切です。
上の子のストレスを軽減するための具体的な方法としては、以下のようなものがあります。
- 毎日決まった時間に一緒に絵本を読む
- 週末は公園で一緒に遊ぶ
- 上の子が好きなことを一緒にする
- 上の子を褒めてあげる機会を増やす
- 上の子の話をじっくり聞いてあげる
- ぎゅっと抱きしめるなどスキンシップを増やす
上の子の気持ちを理解し、寄り添うことが大切です。
上の子の不安やストレスを軽減することで、家族全体が穏やかな雰囲気になり、治療にも良い影響を与える可能性があります。
8. 生活習慣の改善で二人目不妊を乗り越える
生活習慣の改善は、二人目不妊の対策において非常に重要な役割を果たします。
バランスの取れた食事、適度な運動、質の高い睡眠、ストレスマネジメントなど、日常生活における様々な要素が妊娠に影響を与える可能性があります。
これらの要素を意識的に改善することで、妊娠しやすい体づくりを目指しましょう。
8.1 バランスの取れた食事
栄養バランスの良い食事は、ホルモンバランスを整え、妊娠しやすい体を作るために不可欠です。
特に、葉酸、ビタミンD、鉄分、亜鉛などの栄養素は、妊娠に重要な役割を果たします。
これらの栄養素を積極的に摂取するために、緑黄色野菜、魚介類、豆類、海藻などをバランス良く取り入れましょう。
加工食品やインスタント食品、糖分の多い食品や飲料は控えめにし、和食中心の食生活を心がけることがおすすめです。
8.1.1 妊活におすすめの食材
食材 | 期待できる効果 |
---|---|
ほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜 | 葉酸を豊富に含み、細胞分裂や成長を助ける |
鮭、いわしなどの魚介類 | ビタミンDを含み、カルシウムの吸収を促進する |
ひじき、わかめなどの海藻類 | 鉄分を豊富に含み、貧血予防に効果的 |
大豆製品 | 女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンを含む |
牡蠣 | 亜鉛を豊富に含み、生殖機能の維持に役立つ |
8.2 適度な運動
適度な運動は、血行を促進し、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
ウォーキングやヨガ、ストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を身につけましょう。
ただし、過度な運動は逆効果となる場合があるので、激しい運動は避け、自分の体調に合った運動を行うことが大切です。
運動不足を感じている方は、まずは日常生活の中で活動量を増やすことから始めてみましょう。
例えば、エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、できることから実践していくことが重要です。
8.3 質の高い睡眠
睡眠不足は、ホルモンバランスを崩し、免疫力を低下させる原因となります。
質の高い睡眠を確保するために、規則正しい生活リズムを心がけ、寝る前にカフェインを摂取するのは避けましょう。
リラックスできる環境を整えることも重要です。
寝る前に温かいお風呂に入ったり、アロマを焚いたりするのも効果的です。
また、寝室を暗く静かに保つことも、質の高い睡眠を得るために重要です。
8.4 ストレスマネジメント
ストレスは、自律神経のバランスを崩し、ホルモン分泌に悪影響を与える可能性があります。ストレスを溜め込まないよう、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。趣味に没頭したり、友人と話をしたり、自然の中で過ごしたりするなど、自分に合った方法でストレスを発散しましょう。また、呼吸法や瞑想なども効果的です。どうしてもストレスが解消できない場合は、専門機関に相談することも検討しましょう。
これらの生活習慣の改善は、すぐに効果が現れるとは限りません。しかし、継続的に取り組むことで、妊娠しやすい体づくりにつながり、二人目不妊の克服に大きく貢献するでしょう。焦らず、根気強く、そして前向きに取り組んでいくことが大切です。自分自身とパートナーの体と心を大切にし、二人で協力しながら、新しい家族を迎える喜びを掴みましょう。
9. 二人目不妊の体験談
ここでは、実際に二人目不妊を経験し、妊娠、出産に至った方々の体験談をご紹介します。
様々な方の経験を知ることで、ご自身の状況に合ったヒントや希望を見つけることができるかもしれません。
9.1通い始めて1年ほど経った頃、第2子を自然妊娠することができました。39歳 Y・Sさん
1人目を人工授精で授かり、2人目を希望して病院にまた通いました。
しかし、すぐに病院に通うことが、精神的にしんどくなってしまい「自然に何とか授かれないだろうか」と考えました。
しかし、年齢のこともあり、何もしないのが不安だったので、Instagramで見つけた矢野先生の所へ通うことにしました。
「鍼が怖いな」と思ったのですが、治療は痛くなく大丈夫でした。
通い始めた頃は、押される所が全て痛かったのですが、だんだん通うにつれて痛さがなくなってきました。
また日々のお灸も自分のリラックスタイムになりました。
通い始めて1年ほど経った頃、自然に妊娠することができました。
それも先生の治療のおかげと、また日頃から、相談や悩みを会った時だけでなくLINEでものっていただけたからだと思います。
妊娠後も元気に成長するように、治療して頂いて本当にありがとうございます。
矢野先生の所に通って本当によかったです。。
9.2半年程で妊娠が分かり、無事に安定期を迎えました!30歳 Y・Hさん
2人目の妊娠希望のタイミングで矢野先生を知り、通いました。
通い出した頃は生理が再開していない時でしたが、体質改善は早く行うことで効果があると教えて頂きました。
鍼やお灸は全く痛みはなく、リラックスして施術を受けることができます。
強い反応があった場所も、通う度に反応が和らいでいくのを感じ、本当に効いている!!と実感しました。
また、時間外でも気になったことがあればすぐにLINEで対応していただけて心強かったです。
半年程経った頃に妊娠が分かり、無事に安定期を迎えることができました。
本当にありがとうございます。
9.3回数を重ねるごとに体質改善を実感することができ、無事妊娠することができました!!Hさん 37歳
2人目不妊で治療中に、矢野鍼灸整骨院のことを知り、通い始めました。
鍼灸院は初めてだったので、痛くないのか、効果が実感できるのか不安でしたが、回数を重ねるごとに体質改善を実感することができました。
病院での検査結果や日常のストレスなど私の不安定な気持ちを受け止めながら相談にのってくださり、感謝しています。
妊娠がわかってからも丁寧にみていただき、無事に安定期を迎えることができました。
本当にありがとうございます。
10. まとめ
二人目不妊は、一人目の妊娠・出産を経験したにも関わらず、二人目を妊娠できない状態を指します。
原因は女性の年齢、男性側の要因、生活習慣、過去の妊娠・出産の影響など多岐に渡ります。
この記事では、二人目不妊の原因、検査方法、治療法、よくある疑問、専門家からのアドバイス、上の子への接し方、生活習慣の改善策、そして体験談を紹介しました。
基礎体温測定や排卵検査薬の使用、ホルモン検査、子宮卵管造影検査、精液検査などを通して原因を特定し、タイミング法、人工授精、体外受精といった適切な治療法を選択することが重要です。
また、授乳中や年齢による妊娠の可能性、治療費についても理解しておく必要があります。パートナーとの協力、上の子への配慮も欠かせません。
バランスの取れた食事、適度な運動、質の高い睡眠、ストレスマネジメントといった生活習慣の改善も妊娠の可能性を高めるために有効です。
二人目不妊は決して特別な問題ではなく、多くのカップルが経験しています。
この記事が、二人目不妊で悩む方々にとって、少しでも役立つ情報になれば幸いです。
一人で悩まず、専門家や周囲のサポートを受けながら、希望を持って治療に取り組んでいきましょう。
11.二人目不妊でお悩みの方にも鍼灸はオススメです!
二人目不妊でお悩みの方にも、鍼灸治療がオススメです。
矢野鍼灸整骨院では二人目不妊の方にも不妊治療専門の鍼灸治療で
・お腹の血の巡りを良くする
・自律神経を整えてお体をストレスに強くする
・子宮や卵巣の働きを良くする
などの効果で妊娠しやすいお体に改善していきます。
また二人目不妊の原因になりやすいプロラクチンの異常にも下垂体の働きを整える鍼灸治療で対応していきます。
二人目不妊でお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。
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【参考サイト】
にしたんARTクリニック 二人目不妊の原因とは?治療の進め方と治療開始時のポイントを解説
https://nishitan-art.jp/cmc/column/202407101446-2/
ベルタ公式ショップ 二人目不妊になってしまう原因と対策とは?
https://belta.co.jp/pregnancy/second/
このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院 矢野鍼灸整骨院 院長 鍼灸師 矢野 泰宏
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県道7号粉河加太線 加太方面からお越しの場合
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紀陽銀行松江支店の見えるこの信号を左に曲がります。
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最初の信号を左に曲がります。
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二つ目のこの筋を右に曲がると矢野鍼灸整骨院です!
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