病院の不妊治療の検査で要チェック!甲状腺のリスクについて 矢野鍼灸整骨院
甲状腺は喉にあるホルモンを分泌する器官で、新陳代謝をコントロールする大事なはたらきがあります。
甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調を崩します。
特に甲状腺ホルモンが不足すると排卵障害、着床障害や流産が起こるリスクが上がります。
耳鳴りや動悸、休んでも治らない異常な倦怠感など、なんとなく続く体調不良の原因が、実は甲状腺ホルモンのバランスが崩れていることがあります。
不妊治療を行う病院では、甲状腺ホルモンの分泌量を血液検査で行います。
しかし、通院しなければ、まず調べることはないでしょう。
なかなか妊活が上手くいかない、体調がずっと良くないときは、不妊治療を行う病院か、内科(可能なら甲状腺科)で甲状腺ホルモンの分泌量を確認することをおすすめします。
重い甲状腺疾患になると月経異常が増える傾向が
甲状腺ホルモンが少ないと甲状腺機能低下症、多すぎるとバセドウ病という病気になります。
橋本病という甲状腺が腫れる症状から、甲状腺の機能が下がることがあります。
「甲状腺の機能トラブルで月経トラブルが起きやすい」と考えられていましたが、軽度~中程度の方は健康な女性とほぼ変わりませんでした。
しかし、重度の機能低下症の方は高い割合で月経障害がありました。
重度のバセドウ病の方は、無月経や稀にしか月経が来ない方が有意に多い傾向がありました。
出典:Kakuno Y, et al. Endocr J. 2010. DOI: 10.1507/endocrj.k10e-216
月経トラブルに関しては、軽度から中程度の女性では健康な女性と大差がない結果になりました。
しかし、甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても、妊活に大きな支障を起こします。
甲状腺トラブルは排卵障害や流産の可能性を高めます
甲状腺ホルモンが多すぎるバセドウ病になると、月経周期が短くなり、経血が減る傾向があります。
経血が減る=子宮内膜が薄い状態なので、着床障害が起こりやすくなると考えられます。
流産や早産を起こす可能性も高くなります。
甲状腺機能低下症になると、排卵障害、着床障害、流産になるリスクが上がります。
特に、脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値が基準値より高い場合、これらのトラブルが起きやすくなります。
TSHの値が高い=たくさん刺激をしないと甲状腺がホルモンを出さない=甲状腺の機能が低下しているという意味になります。
どちらも放置すると、妊活が進まない、せっかく授かっても悲しい別れになる可能性が高まるおそれがあります。
甲状腺ホルモンの分泌が多すぎても、少なすぎても妊活に悪影響を与えるおそれがあります。
治療でしっかりホルモンバランスの管理を行うことができるので、出産まで治療を続けましょう。
治療は薬の服薬や手術などを行います
甲状腺機能低下症の場合は、治療は比較的簡単です。
定期的に血液検査を受けてTSHの数値を測り、足りない分の甲状腺ホルモン剤を服用します。
機能低下症の方は無気力、ひどい耳鳴り、寒さに弱くなる、皮膚がガサガサになるなど、生活がつらくなる症状になりがちです。
しかし、これらの不調はホルモン剤を飲めばすぐに改善します。
足りないホルモンを補うだけなので、適量服用すれば妊娠中でも赤ちゃんに悪影響はありません。
むしろ服用しないほうが赤ちゃんに悪影響を与えます。
日常生活を元気に過ごすためにも、出産まで甲状腺機能の観察とホルモン剤の服用を続けましょう。
服用するほうが調子は良くなるので、治療を続けるモチベーションは維持できます。
バセドウ病の場合は甲状腺ホルモンが多すぎるため、機能低下症の方よりは治療が難しくなります。
抗甲状腺薬を服用するのが一般的ですが、副作用や効果が限定的になることも珍しくありません。
妊活期間に余裕があれば、放射性ヨウ素内用療法という治療もあります。
放射線で甲状腺の機能を抑える治療ですが、一定期間は避妊しないといけません。
これらの方法でも効果が見込めない場合は手術も検討します。
バセドウ病の方は全速力で走り続けているような状態になります。
動悸や息切れ、体重減少、月経トラブル、焦燥感に襲われるなど精神的にも悪影響を与えます。
重度になると目が飛び出ることもあり、心臓に負担がかかるため、心不全などのリスクも上がります。
バセドウ病の方がお母さんになると、きちんと甲状腺ホルモンを管理しなければ、赤ちゃんも甲状腺機能亢進症になるおそれがあります。
治療は大変ですが、出産までホルモンバランスを安定させるために治療を続けましょう。
妊活中で甲状腺異常がある場合も鍼灸での体調管理がおすすめです!
これまでお伝えしてきたように、不妊治療中の甲状腺の異常には病院でのお薬や手術での治療が大切です。
しかし、甲状腺もお体の一部ですので不妊治療中は病院での治療と同時に鍼灸を受けていただくのがオススメです。
鍼灸でお体の状態を整えていくと、お薬や手術での悪影響も少なくすることができます。
さらに当院の不妊治療の鍼灸では、甲状腺を整える治療もおこなっていきます。
病院で治療をすることが前提となりますが、甲状腺の数値が良くなったとのお声もいただいております。
不妊治療でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご予約・ご相談はこちら
田園都市レディースクリニック 甲状腺機能低下症と不妊症・流産
https://www.denentoshi-lady.com/infertility/thyroid4/
金地病院 バセドウ病
https://www.kanaji.jp/basedoubyou/
このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院 矢野鍼灸整骨院 院長 鍼灸師 矢野 泰宏
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