不妊治療の第一歩。いちばん自然な「タイミング法」とは？　矢野鍼灸整骨院｜和歌山県和歌山市 不妊鍼灸専門の矢野鍼灸整骨院

不妊治療の第一歩。いちばん自然な「タイミング法」とは？　矢野鍼灸整骨院

タイミング法とは、毎日体温（基礎体温）を測って排卵する日を予想して、予想日に性交をする方法です。

伝統的な不妊治療法で、ある程度は自分たちでできるのが特徴。

基礎体温を測ることで、自分の身体を知ることができるので、ぜひチャレンジしたい方法です。

なお、より正確に排卵日を把握したい時は、病院で指導してもらうのが確実です。

タイミング法って何？妊活で知っておきたい基礎知識

タイミング法は、毎日測る基礎体温表をもとに排卵日を予測する妊活です。

基礎体温を測るのは、妊活の第一歩。

基礎体温は多くのことを教えてくれます。

・排卵は正常にあるか？（低温期・高温期の「二相」に分かれていると、排卵がある印）

・ホルモンバランスは正常か？（たとえば、高温期の体温がガクッと下がる、または10日未満の場合、黄体ホルモン不足の可能性があります）

・月経周期が把握できる（月経の初日から、次の月経の初日まで25日～38日なら正常範囲です。月経不順でも、この範囲内で前回の周期と比べて6日以内なら正常範囲とみなします。）

・妊娠がいち早く把握できる（高温期が3週間以上続いたら、妊娠の可能性があります。妊娠検査薬で確認しましょう。）

正常に排卵がある場合、基礎体温は月経中～排卵までは低く、排卵後に0.3度以上体温が上がります。

体温が上がるのは、排卵した後の卵胞のカラから分泌されるホルモンの影響です。

体温が上がるのは、妊娠しやすい身体を作るため。二相に分かれた基礎体温は、排卵がある女性特有の現象です。

月経があっても排卵がない場合は、基礎体温は低温期のままです。

このような基礎体温になった場合は、すぐに婦人科を受診しましょう。

基礎体温を付けましょう

基礎体温とは、生きるために必要最低限の体温のことです。

眠っている間の体温が基礎体温になります。

基礎体温を測るのは簡単です。

起床時に婦人体温計を口（舌の下）に入れて検温します。

ただ、コツと少しの手間が必要です。

・目が覚めたら、布団から出ずにそのまま検温します。起き上がるだけでも筋肉が動き、体温が上昇します。

・できるだけ毎日検温しましょう。

何周期も測っているなら1日くらい忘れても問題ないですが、特に初めの3周期は忘れずに検温を心がけましょう。

・基礎体温の数値はグラフ化しましょう。

ひと昔前までは、薬局で売っている「基礎体温表」に基礎体温を書き込み、手作業でグラフ化していました。

最近は婦人体温計から直接、専用アプリにデータを送信して自動でグラフ化するものもあります。

書き込むのが面倒な方は、高機能の婦人体温計を入手しましょう。

ただ、アプリに基礎体温の情報を渡すことになります。

匿名でも個人情報を渡すのに抵抗がある方は、手書きグラフのほうが無難でしょう。

このように作られる基礎体温表ですが、グラフがガタガタしているのが普通です。

室内の気温やその日のコンディションなどで、基礎体温が不安定になるのは当たり前。

あくまで目安として活用するものです。

「低温期と高温期に分かれ、0.3度以上の差がある」

なら、排卵は起こっています。

冬の寒い時期には口の中が冷えて、うまく検温できないことがあります。

起きてから口に手を当て、何度かゆっくり息を吐きかけると、口の中が温まります。

以下の場合は妊娠しづらい（黄体ホルモン不足）可能性があります。

「高温期が10日未満」

「数周期分のグラフすべての高温期がM字型（急に大きく下がる日がある）になる」

この場合は不妊原因が隠れているかもしれません。

すぐに基礎体温表を持って病院に相談に行きましょう。

半年以上妊娠しない場合は、婦人科に相談を

タイミング療法は、男女とも健康なカップルでなければ成立しません。

そして、男女とも、小さなトラブルを抱えていることは珍しくないのです。

たとえば卵管が詰まっているだけでも自然妊娠が難しくなります。

甲状腺ホルモンという喉にあるホルモン分泌が少ないのも不妊の原因になります。

精子の数が少ない、動きが良くない場合も自然妊娠は難しくなります。

そのため、タイミングを取って半年経っても妊娠しない場合は、すぐに婦人科を受診しましょう。

受診するのは不妊治療に強い病院が理想です。

不妊最大の原因は加齢です。

特に、女性の加齢は不妊に大きく関係します。

それは女性の持つ卵子は、産まれる前に一生分を作るため。

女性が35歳なら、卵子の年齢は36歳です。

迷っている間にも卵子が老化して、ますます妊娠が難しくなります。

不妊治療や検査は怖いと感じるかもしれません。

しかし、卵管の詰まりなどは、簡単な処置で治ることが珍しくありません。

足りないホルモンを薬で補うだけで、とたんに妊娠することもあります。

もちろん治すのが難しい場合もありますが、特に、女性が35歳以上なら、早急に病院で検査をするのが妊活の近道です。

勇気を出して一歩踏み出しましょう。

（参考サイト）
おおのたレディースクリニック　タイミング法とは
https://www.ont-womens.com/timing_method/#:~:text=%E3%81%AE%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%82%B9-,%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%8C%E5%B0%91%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%8D%E5%A6%8A%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
omron オムロン基礎体温
https://www.healthcare.omron.co.jp/bijin/qa/menstruation_Q27.html

基礎体温を測ろう！
http://kisotaion.org/ktap/

 

このブログの執筆者

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　院長　鍼灸師　矢野　泰宏

 

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