不妊治療の検査は何をするの?ある病院の例を紹介します。 矢野鍼灸整骨院
不妊治療はまず、病院で検査を行い、治療方針を決めます。
検査の中にはセンシティブに感じるもの、不愉快に思うものがあるかもしれません。
しかし医療行為には絶対に欠かせないものばかりです。
事前に「検査で何をするか」を知っておくと、心構えができるでしょう。
ここでは、ある不妊治療専門の病院が行う検査について紹介します。
病院によって検査内容は若干異なりますが、大まかな流れは同じです。
検査は1周期に3回以上通院して行います
検査といえば1回病院に行けば終わると思いがちですが、女性に限り最低1周期(月経から、次の月経まで)3回以上の通院が必要です。
これは女性のホルモンバランスの確認や、子宮検査ができる期間が限られているため。
女性の妊娠にはエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが関係します。
これらは月経周期の前半、後半にしか分泌されないため、それぞれで血液検査をする必要があります。
おおまかに分けると
・月経周期3~5日
・7〜12日目頃
・20日頃(排卵後7日前後)
の3回、通院する必要があります。
ヒューナーテストという検査を受ける場合は排卵前後に通院するため、さらに2回通院が必要です。
検査1回目・月経周期3日~5日に行うもの
病院に予約を入れると、検査の日程について説明があります。
多くの病院では初回の検査は月経周期3日から5日の間に行います。
・医師と対面で健康チェック
・血液検査
・内診
の3つを行うのが一般的。
この期間の血液検査では女性ホルモン(FSH LH検査)、男性ホルモン、プロラクチン、甲状腺ホルモンの値を調べます。
女性も少しだけ男性ホルモンがありますが、多すぎると排卵障害が起こりやすくなります。
体毛が濃い、外見が男っぽいなど特徴が現れることが多く、医師は対面だけでもある程度は把握できます。
実費になりますが、風疹抗体検査や性感染症検査も併せて行います。
これらは行わなければ治療を拒否されるほど大事な検査です。
実費とはいえ決して高額ではないので、必ず行いましょう。
内診とは、経腟プローブという超音波を出す装置を膣に入れて、検査することです。
始めは抵抗があると思いますが、妊娠すると妊娠中期まで何度も行うものです。
妊娠の予行練習だと思って、今から慣れておきましょう。
内診では超音波検査で子宮のトラブルがないか確認します。
子宮頸がん検査やクラミジア抗原検査、細菌検査を併せて行います。
検査2回目・月経周期7〜12日目に行うもの
月経周期7日目から12日目頃は、子宮内膜が程よく育つ時期です。
子宮の内部がきれいな状態なので、子宮の内部の目視検査と卵管の状態を確認するのに最適な時期です。
これを過ぎると子宮内膜が厚くなりすぎて、確認が難しくなります。
・子宮卵管造影
・子宮鏡検査
卵管造影検査とは、卵管の中に特殊な水を入れてレントゲン撮影するもの。
卵管の通りが良くなり、妊娠しやすくなる利点もあります。
卵管造影検査の欠点は、痛みが出ること。
卵管が通っている方なら、少し重い生理痛くらいの痛みですが、卵管が詰まっていると強い痛みを感じることもあります。
耐えられない痛みのときは、すぐに看護師さんに伝えましょう。
子宮鏡検査では、子宮鏡という小さな胃カメラのような機材を子宮に入れて、目視で確認します。
卵管の詰まりや子宮内膜症、筋腫などが確認できます。
どちらも身体に負担がある検査なので、検査後は無理せず休みましょう。
また卵管造影検査後は下着が汚れることがあるので、ナプキンを持参するようにしましょう。
検査3回目・月経周期20日頃に行うもの
月経周期20日頃は、排卵が終わり高温期に入る時期。
この時期特有の女性ホルモン、プロゲステロンの値を測るのに最適な時期です。
・血液検査
採血して検査を行います。プロゲステロンの数値だけでなく、抗クラミジア抗体検査も併せて行います。
1回目の検査では内診で確認したクラミジア検査ですが、血液検査を行うことで過去に感染したか確認できます。
クラミジアは卵管を詰まらせるなど、不妊の原因になるためです。
その他の検査
血液検査に併せて、自費で行う項目がいくつかあります。
いちばん有名なのはAMHという検査でしょう。
これは卵巣にどれだけの卵子の元が残っているかを確認する目安になる検査で、治療方針を決めるために行います。
もしAMHの値が年齢のわりに低い場合は、早急に体外受精などを検討します。
十分な数値があれば、女性が若い場合はタイミング法など負担の少ない治療から始めることができます。
AMHの数値と妊娠率は関係ないので、過度に不安になる必要はありません。
病院によっては、初回検査でヒューナーテストを行います。
精子は子宮頚管粘液という粘液を伝って子宮に入ります。
この粘液は排卵前に分泌され、精子を子宮に招く「架け橋」になります。
排卵の時期に性交を行い、24時間以内に膣の内部の粘液を採取して顕微鏡で確認する検査です。
粘液の中に動く精子が一定数いれば問題ありませんが、数が少ない、動きが悪いなど問題がある時は人工授精を行うことがあります。
かなりセンシティブな内容の検査になりますが、きちんと検査しなければ治療方針を決めることができません。
不妊治療検査について紹介しました。
検査だけでも心身とも負担があります。
一人で苦しいのを抱え込まずに、誰かと悩みを共有すると幾らか楽になるかもしれません。
病院では治療を受ける人同士の座談会や、ヨガ教室などを併設していることがあります。
これらのイベントに参加するのもひとつの手段です。
(参考サイト)
英ウイメンズクリニック 精度の高い原因究明と治療についてのご説明
https://www.hanabusaclinic.com/infertility/treatment/firstvisit/
ヒューナーテスト
https://www.hanabusaclinic.com/knowledge/post_15/
このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院 院長 鍼灸師 矢野 泰宏
お問い合わせはこちら
もし今、このホームページをご覧になっている方で
不妊治療にお悩みでしたら、
ぜひお電話、メール、LINEでご連絡ください。
お問い合わせ・ご予約
施術中は電話に出られない事がありますので、お急ぎでない場合はメールかLINEでお問い合わせください。
- 【受付時間】
- 平日
9:00~12:00 / 14:30~20:30
(最終受付19時50分) - 土曜日
8:30~16:30
(最終受付15時50分)
【定休日】
火曜日・日曜・祝日
「LINE@」でもご予約ができるようになりました!
当院の予約が「LINE@」で簡単にできるようになりました!
当院へのご質問やお身体のお悩み相談もお気軽にご相談ください!
ラインでご予約方法
1.友だち追加
まずは、以下の「友だち追加」ボタンを押して友だち登録をしてください。
2.メッセージを入力
「お名前」と「ご予約希望日時」をお送りいただきましたら、こちらからご連絡させて頂きます。
当院までのアクセス
当院は南海電鉄加太線 中松江駅より徒歩5分です。
- 住所:
- 〒640-8425
和歌山県和歌山市松江北5丁目10-7
- 電話番号:
- 073-455-5805
- 営業時間:
- 平日 9:00~12:00 / 14:30~20:30(最終受付19時50分)
土曜日 8:30~16:30(最終受付15時50分)
- 定休日:
- 火曜日・日曜・祝日
- 備考:
- 完全予約制
アクセス・駐車場
南海電鉄加太線 中松江駅より徒歩5分
駐車場6台
道がわからない場合は遠慮なくお電話ください!
スタッフは全員地元ですので、説明はばっちりできます(^ ^)
県道7号粉河加太線 和歌山市内方面からお越しの場合
-
ヤマダ電機を超えた最初の信号を右に曲がります。
-
最初の信号を左に曲がります。
-
二つ目のこの筋を右に曲がると矢野鍼灸整骨院です!
県道7号粉河加太線 加太方面からお越しの場合
-
紀陽銀行松江支店の見えるこの信号を左に曲がります。
-
最初の信号を左に曲がります。
-
二つ目のこの筋を右に曲がると矢野鍼灸整骨院です!
もし今、このホームページをご覧になっている方で
不妊治療にお悩みでしたら、
ぜひお電話、メール、LINEでご連絡ください。
お問い合わせ・ご予約
施術中は電話に出られない事がありますので、お急ぎでない場合はメールかLINEでお問い合わせください。
- 【受付時間】
- 平日
9:00~12:00 / 14:30~20:30
(最終受付19時50分) - 土曜日
8:30~16:30
(最終受付15時50分)
【定休日】
火曜日・日曜・祝日
「LINE@」でもご予約ができるようになりました!
当院の予約が「LINE@」で簡単にできるようになりました!
当院へのご質問やお身体のお悩み相談もお気軽にご相談ください!
ラインでご予約方法
1.友だち追加
まずは、以下の「友だち追加」ボタンを押して友だち登録をしてください。
2.メッセージを入力
「お名前」と「ご予約希望日時」をお送りいただきましたら、こちらからご連絡させて頂きます。