妊活中に知っておきたい基礎体温の秘密!妊娠した時の高温期はここが違う 矢野鍼灸整骨院

この記事では、基礎体温の正確な測り方や記録方法、通常の生理周期と妊娠時における高温期の違いを徹底的に解説します。
低温期と高温期のメカニズム、排卵日や着床ディップの見極め方、さらにhCGホルモンとの関係性まで、妊活の成功に欠かせない知識が盛りだくさんです。
妊娠初期に現れる温度変化のパターンや特殊なケース(双子妊娠、化学流産)の事例も取り上げ、基礎体温だけでは判断しきれないポイントにもしっかり言及。
この記事を読むことで、体温グラフから排卵や妊娠のサインを読み取り、安心して次のステップに進むための情報を得られます。
1. 基礎体温とは何か?妊活に欠かせない体温の記録

基礎体温とは、目覚めた直後の安静時の体温を指し、女性の生理周期や排卵日を把握するための非常に有用な指標です。
毎日同じ時間に測定することで、体内で起こるホルモンバランスの変化を正確に記録でき、妊活中の方にとっては妊娠しやすい時期を知る手がかりとなります。
1.1 基礎体温の正しい測り方と記録方法
基礎体温を正確に測るためには、以下のポイントを守ることが重要です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 測定時間 | 毎朝、決まった時間に測定する。目覚まし時計などで一定の起床時間を確保する。 |
| 測定前の状態 | 体を動かさず、深呼吸などでリラックスした状態で測定する。起床後すぐに行う。 |
| 測定場所 | 同じ場所(舌下・腋下など)で測定することで、数値に一貫性を持たせる。 |
| 体温計の種類 | デジタル体温計や基礎体温専用体温計等、精度の高いものを使用する。 |
記録方法としては、専用の手帳やアプリケーションを利用することで、日々の体温変化を視覚的に確認できるようにするのがおすすめです。
これにより、体温の微妙な変化や周期が把握しやすくなります。
1.2 低温期と高温期の基本的な仕組み
生理周期は大きく「低温期」と「高温期」の2つに分けることができます。
低温期は月経開始から排卵までの期間で、体温は比較的低い状態が続きます。
一方、高温期は排卵後から次の月経までの期間で、黄体ホルモンの分泌により体温が上昇するのが特徴です。
この仕組みは、オボリューテーション(排卵)を境に体内でホルモンバランスが大きく変化するために起こります。
つまり、基礎体温の上昇は排卵があったことを示す重要なサインと位置づけられ、妊活に取り組む際の大切な目安となります。
1.3 基礎体温表の見方と排卵日の特定方法
基礎体温表は、日々の体温記録をグラフ化したものです。
グラフ上では、低温期と高温期の切り替えを確認でき、排卵日を特定する手がかりとなります。
具体的には、体温が安定して上昇した最初の日が排卵後の始まりを示します。
以下の表は、一般的な基礎体温表の見方についてまとめたものです。
| 期間 | 特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| 低温期 | 体温が安定して低い状態 | 月経開始~排卵前 |
| 排卵日 | 体温に微妙な変化がみられる | 体温が一時的に下がることもある |
| 高温期 | 体温が上昇し、安定した高温が続く | 排卵後~次の月経前 |
記録した基礎体温グラフを見ながら、自身の体温変化パターンを認識することが、排卵日を正確に把握するための基本ステップとなります。
毎日のデータを総合的に判断することで、排卵日や妊娠しやすい時期を見逃さずに捉えることが可能です。
2. 通常の生理周期における高温期の特徴

一般的な生理周期では、排卵後に基礎体温が上昇する高温期が始まります。
この期間は、体内でのホルモンバランスの変化により、体温が安定して高い状態が続くため、基礎体温を記録する女性にとって重要な指標となります。
ここでは、そのメカニズムや期間、体温の上昇具合、そしてホルモンとの密接な関係について詳しく解説します。
2.1 排卵後の体温変化のメカニズム
排卵が起こると、卵胞は黄体へと変化し、プロゲステロンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは、体内のさまざまな反応を引き起こし、特に基礎体温の上昇に大きく関与します。
プロゲステロンの作用により、体温は通常の低温期から高温期へと移行し、その期間中は比較的安定した高い温度が維持されます。
これにより、自身の体温グラフから排卵のタイミングや黄体機能の状況を把握することが可能となります。
2.2 高温期の平均的な期間と体温上昇の程度
基礎体温グラフにおける高温期は、排卵後から生理直前までのおおよその期間を示し、個人差はあるものの一定期間継続します。
以下の表は、一般的に見られる高温期の期間や体温上昇の程度の目安をまとめたものです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 高温期の期間 | 約12~16日間(平均約14日) |
| 体温上昇の程度 | 約0.2℃~0.5℃の上昇 |
このように、高温期の期間と温度上昇は、個々の体質や生活習慣、環境要因により若干異なりますが、多くの場合、一定のパターンを示すため、日々の基礎体温記録が排卵や黄体機能の状態を把握する上で非常に有用です。
2.3 黄体ホルモンと基礎体温の関係
黄体は排卵後に形成され、プロゲステロンを中心としたホルモンを分泌します。
これらのホルモンは、子宮内膜の準備を促すとともに、基礎体温の上昇をもたらします。特にプロゲステロンの分泌量が多い場合、基礎体温はより明確に上昇する傾向にあります。
下記の表は、黄体ホルモンが基礎体温へ及ぼす影響と、その結果として現れる体温変化の特徴を整理したものです。
| 要素 | 影響および特徴 |
|---|---|
| プロゲステロンの分泌 | 基礎体温の持続的な上昇を促進し、黄体期の長さと安定性に直結 |
| 体温の安定性 | 高温期中は日々の体温変動が少なく、一定の高温状態を維持 |
| 周期的変化 | 月経周期に合わせたホルモンバランスの変化が、次回の低温期への移行に影響 |
このように、黄体ホルモンの分泌量とそのバランスは、基礎体温グラフにおける高温期のパターンを理解するための鍵となります。
毎日の基礎体温の記録と合わせて、自身のホルモンバランスを意識することは、健康管理やライフスタイルの向上にもつながります。
3. 妊娠した時の高温期はどう変わる?決定的な違い

妊娠が成立すると、排卵後に現れる基礎体温の上昇パターンが通常のパターンと大きく異なることが確認されています。
体内のホルモンバランスが変調し、基礎体温が通常よりも長期間かつ安定して高い状態に保たれるため、妊娠初期のサインとして注目されています。
3.1 妊娠した場合の高温期の持続期間
通常の生理周期では、排卵後の高温期は約12~16日程度持続しますが、妊娠が成立した場合には高温期が生理予定日を過ぎても継続するのが一般的です。
この現象は、黄体ホルモンの分泌が持続することで体温が安定して高く保たれるためであり、体温の変化は妊娠初期の重要な体内サインとなります。
また、持続期間には個人差が生じるため、日々の体温記録を正確に行うことが健康管理と妊活の成功に繋がります。
3.2 妊娠超高温期の特徴と変化のパターン
妊娠が成立してからは、一部の女性で通常の高温期を超える体温上昇が観察されることがあります。
これを「妊娠超高温期」と呼び、体温がさらに上昇し、より長期間にわたって安定した高温状態に留まるのが特徴です。
以下の表は、通常の高温期と妊娠超高温期の主要な特徴を整理したものです。
| 項目 | 通常の高温期 | 妊娠超高温期 |
|---|---|---|
| 体温上昇の幅 | 約0.3~0.5℃上昇 | 約0.5~0.7℃以上の上昇 |
| 持続期間 | 12~16日 | 生理予定日を過ぎ、数週間以上継続 |
| 温度の安定性 | 一定の高温状態 | さらに高く、変動が少なく安定 |
このような妊娠特有のパターンは、基礎体温の正確な記録を通して把握することができ、妊活中の女性にとっては貴重な情報となります。
3.3 妊娠していない場合との明確な違い
妊娠していない場合、排卵後の高温期は限られた期間内で上昇し、その後は低温期に戻るのが一般的です。
一方、妊娠が成立すると高温期が通常よりも長期間持続し、温度の上昇幅や安定性にも明確な違いが現れます。
下記の表は、妊娠している場合と妊娠していない場合の基礎体温パターンの違いを整理したものです。
| 要素 | 妊娠していない場合 | 妊娠した場合 |
|---|---|---|
| 体温の変動幅 | 排卵後に一時的な上昇 | 上昇後、長期間にわたり継続 |
| 持続期間 | 約12~16日 | 生理予定日を超えて持続 |
| 温度の安定性 | 排卵期の上昇後、低温期へ移行 | 一定の高温状態が維持される |
この比較からも、妊娠が成立していない場合は周期内の一過性の現象であるのに対し、妊娠初期では持続的で明確な高温状態が認められることが分かります。
基礎体温の記録は、体温のパターンを正確に把握することで、ご自身の体調変化を理解する有用な手がかりとなります。
4. 妊娠初期に現れる基礎体温グラフの特徴的なサイン

4.1 着床ディップ(インプランテーションディップ)とは
基礎体温グラフに現れる着床ディップは、排卵後に一時的な温度低下が見られる現象です。
これは、受精卵が子宮内膜に着床する際に体内のホルモンバランスが一時的に変動するために起こるとされています。
通常の高温期に入っているものの、着床を示唆するこの温度の低下は、短期間で元の高温状態に戻るのが特徴です。
着床ディップの具体的な特徴としては、次のような点が挙げられます。
| サイン | 現れ方 | 解説 |
|---|---|---|
| 温度低下 | 通常の高温期中に1~2日の間、平均体温より0.1~0.3℃低下 | 着床直前または着床直後に見られるため、受精卵の着床のタイミングと関連付けられる |
| 一過性の現象 | 低温状態は短期間で解消し、その後再び高温期の安定した体温に戻る | この一時的な変化が着床のサインとして注目されています |
なお、すべての方に必ずしも現れるわけではなく、個人差が大きいため、その他のサインと併せて確認することが大切です。
4.2 生理予定日を過ぎても下がらない高温期
通常は、生理開始前に基礎体温が低下し新たな周期へと移行します。
しかし、妊娠が成立すると高温期が生理予定日を過ぎても継続する現象が見られます。
これは、受精後に分泌されるホルモンの影響によって、体温が安定して高い状態を維持するためです。
このサインは、妊娠初期の重要な指標のひとつとなっており、以下の特徴があります。
| 項目 | 通常のサイクル | 妊娠初期の場合 |
|---|---|---|
| 高温期の期間 | 約12~16日 | 生理予定日を大幅に超え、続く |
| 体温の安定度 | 高温期は安定しているが、生理前に微減傾向 | 体温が持続的に高く、低下の兆候が見られない |
このような持続する高温期は、妊娠が成立している可能性を示唆しており、自己管理として基礎体温の記録を行う際には重要なサインとされています。
4.3 hCGホルモンと基礎体温の関連性
妊娠が成立すると、受精卵の着床後にヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)ホルモンが分泌され始めます。
このホルモンは、黄体機能を維持し、生理周期における体温の変動パターンに直接影響を与えます。
具体的には、hCGホルモンが分泌されることで、黄体ホルモンの作用が強化され、基礎体温が正常な高温期よりもさらに持続的かつ安定して高い状態に保たれることが知られています。
以下に、hCGホルモンと基礎体温の関連性のポイントをまとめます。
- ホルモン分泌の連動:hCGホルモンの分泌により、黄体ホルモンの効果が長期間持続し、基礎体温の高温期が延長される。
- 温度維持のメカニズム:hCGホルモンは、体内の代謝活動を活発にし、持続的な温度上昇をサポートする。
- 初期妊娠のサイン:基礎体温が通常の高温期を超えて下がらない場合は、hCGホルモンによる影響が確認される可能性がある。
このため、hCGホルモンの分泌状況は、基礎体温のグラフ解析と併せて検証することで、妊娠初期の体温パターンをより正確に把握する手がかりとなります。
5. 妊娠した時の基礎体温パターン実例集

5.1 一般的な妊娠時の基礎体温グラフ
ここでは、一般的な妊娠時の体温変化を例に、基礎体温グラフのパターンを詳しく解説します。
通常の生理周期では、排卵後の高温期が約10日間程度ですが、妊娠が成立した場合、その高温期が継続し、体温が一定の高さを維持することが特徴です。
以下の表は、一般的な妊娠時の体温パターンとその変化をまとめたものです。
| 日数 | 体温の状態 | 変化の説明 |
|---|---|---|
| 1~12日目 | 低温期 | 基礎体温は低めで安定しています。 |
| 13~15日目 | 排卵期 | 急激な体温上昇が認められ、排卵のサインとなります。 |
| 16~25日目 | 高温期 | 妊娠成立時は高温期が継続し、通常の周期よりも温度の維持が見られます。 |
このグラフパターンは、体内のプロゲステロンの働きにより、着床後も高温状態が維持されることを示しています。
基礎体温を正しく記録することで、妊娠初期の重要なサインを把握することが可能です。
5.2 双子妊娠時の特徴的な基礎体温変化
双子妊娠の場合、独自の基礎体温パターンが確認されることがあります。
双子妊娠ではホルモン分泌量が増加するため、一般的な妊娠時よりも高温状態がより鮮明に現れる傾向があります。
下記の表は、双子妊娠時にみられる基礎体温の変化を整理したものです。
| 期間 | 体温状態 | 特徴 |
|---|---|---|
| 排卵期~初期高温期 | 通常の上昇 | シングル妊娠と大きな違いは見られません。 |
| 着床後~妊娠初期 | 持続的に高い | ホルモン分泌の増加により、体温がさらに高く維持される傾向があります。 |
| 初期安定期 | ほぼ横ばい | 体温の変動が少なく、双子妊娠ならではの安定したパターンが見受けられます。 |
この特徴的なパターンは、基礎体温記録を通じて双子妊娠の可能性を示唆する重要な指標となり得るため、日々の測定が大変有用です。
5.3 化学流産時の基礎体温の変化
化学流産が起こる場合、基礎体温グラフには通常の妊娠時とは異なるパターンが現れます。
初期には高温期が継続されるものの、数日以内に体温が急激に低下するのが特徴です。
具体的には、着床後の高温期が持続している間に、体温の急降下が確認され、その後、通常の低温期へと戻るパターンが現れます。
これは、妊娠が継続しない場合の明確なサインです。
以下の表は、化学流産時に見られる基礎体温の変化を整理した例です。
| 日数 | 体温の傾向 | パターンの概要 |
|---|---|---|
| 着床後~初期 | 持続的高温 | 一時的に高温が続くが、安定性は低い。 |
| その後数日 | 急激な低下 | 体温が急落し、正常な低温期に移行する。 |
| 次の周期 | 低温期継続 | 通常の生理周期へ戻り、妊娠の持続が確認されない。 |
この変化パターンは、基礎体温の継続的な記録を通じて、化学流産のリスクや実際の発生を早期に察知するための重要な情報となります。
但し、こちらも個人差がかなりあり必ずこのようになるとは言えません。
6. 基礎体温だけでは判断できないケース

6.1 高温期が続いても妊娠していない可能性
基礎体温は排卵や妊娠のサインとして非常に参考になりますが、必ずしも妊娠と直結しないケースが存在します。
体温が高温状態になって長期間維持される場合、ホルモンバランスの変動やストレス、睡眠不足、生活習慣の乱れなど、妊娠以外の要因が影響している可能性があります。
以下の表は、基礎体温が高温状態を示す場合の主な要因とその特徴、さらに対策をまとめたものです。
| 原因 | 特徴 | 対策 |
|---|---|---|
| ホルモンバランスの乱れ | 黄体ホルモンの過剰分泌や、体内時計の乱れ | 規則正しい生活習慣とバランスの取れた食事 |
| ストレス | 精神的ストレスが内分泌系に影響、体温が高めに維持される | リラクゼーション法や適度な運動で緩和 |
| 生活習慣の乱れ | 不規則な睡眠や過度な運動により体温が変動 | 十分な睡眠と生活リズムの改善 |
こうしたケースでは、基礎体温のみで妊娠の有無を判断するのは難しく、体温の変化パターンだけではなく、他の体調管理も大切になります。
6.2 妊娠検査薬との併用が重要な理由
基礎体温の記録は妊活において非常に参考になりますが、より正確な判断を行うためには妊娠検査薬との併用が必須です。
基礎体温はあくまでも間接的な指標であり、排卵や妊娠のタイミングを示唆するものです。
妊娠検査薬は体内のホルモン変動を直接測定するため、基礎体温が高温状態を示している場合でも、正確な妊娠判定が可能となります。両者を併用することで、下記のようなメリットが得られます。
| 測定方法 | メリット |
|---|---|
| 基礎体温の記録 | 体温の変化パターンから排卵日や妊娠初期のサインを確認可能 |
| 妊娠検査薬 | ホルモンレベルを測定し、具体的な妊娠の有無を早期に確認可能 |
このように、双方の方法にはそれぞれメリットがあり、互いに補完することでより信頼性の高い妊娠の判定が可能となります。
6.3 病院での確定診断の必要性
基礎体温の記録や妊娠検査薬の結果は参考情報として非常に有用ですが、最終的な判断を下すためには医療現場での確定診断が必要不可欠です。
専門の検査機関による検査を通して、妊娠の有無や妊娠初期の状態を正確に把握することができます。
以下の表は、自己判断と専門検査の違いを比較した内容です。
| 判定方法 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 基礎体温の記録 | 日々の体温変化を通してホルモンバランスを確認 | 生活習慣や環境に左右されやすい |
| 妊娠検査薬 | ホルモンの数値を具体的に測定 | 採取タイミングに注意が必要 |
| 専門検査 | 最新の検査機器を用いた確定診断が可能 | 自己判断だけでは見逃しがちな症例を発見 |
基礎体温や妊娠検査薬の結果はあくまで情報の一端を示すものであり、確定した妊娠状態を把握するためには検査機関での精密検査を受けることが推奨されます。
これにより、不確実な情報に基づく不安を取り除き、安心して妊活に取り組むことができます。
7. 基礎体温測定のよくある質問と回答

7.1 妊娠した時の高温期はいつまで続く?
基礎体温は、排卵後に黄体ホルモンの分泌により上昇し始め、通常の月経周期では約14日ほど持続します。
しかし、妊娠に至った場合はこの高温期が通常の周期を超えて継続し、妊娠初期の安定した高温状態が見られることが特徴です。
個々の体温パターンには差があるため、毎日の記録を継続することでご自身の傾向を知ることが大切です。
7.2 着床出血と基礎体温の関係性
着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる、短期間のごく少量の出血のことです。
着床が行われると、体温グラフに一時的な低下、いわゆる着床ディップが現れる場合があります。
その後、基礎体温は再び上昇し、高温期が維持されるパターンが認められます。
着床出血の有無は個人差が大きいため、複数月のデータから傾向を読み取ることが効果的な確認方法となります。
7.3 基礎体温が乱れる原因と対処法
基礎体温の変動が大きい場合、以下のような要因が考えられます。生活習慣の乱れや睡眠不足、ストレス、カフェインやアルコールの摂取、さらには環境の温度変化などが体温記録の精度に影響を及ぼす可能性があります。
下表は、基礎体温が乱れる主な原因とその対処法を整理したものです。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| 生活リズムの乱れ | 毎日同じ時間に就寝・起床し、規則正しい生活を心がける |
| 睡眠不足 | 十分な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠環境を整える |
| ストレスの影響 | リラクゼーションや趣味の時間を取り入れ、ストレス管理に努める |
| カフェイン・アルコールの過剰摂取 | 摂取量を見直し、バランスの良い食生活を実践する |
| 環境温度の変動 | 室温を一定に保ち、安定した測定環境を確保する |
また、正確な測定を行うためには、専用の体温計を使用し、毎朝同じ時間に測定することが推奨されます。
長期間の記録は、体温の変動パターンや微妙な変化を把握する上で非常に有効です。
ご自身のライフスタイルに合わせた対策を講じることで、より信頼性の高い基礎体温データを得ることができます。
8. 妊活に役立つ基礎体温以外の排卵サイン

8.1 頸管粘液の変化と観察方法
排卵に向けて最も顕著に変化するサインの一つが頸管粘液(けいかんねんえき)の状態です。
頸管粘液は女性の体内環境やホルモンバランスの変化を反映し、排卵期に近づくとその量や粘り気、透明度が変化します。正しく観察することで、排卵日を予測する大切なヒントとなります。
具体的には、月経周期初期は粘液が少なく、透明感や粘りが低い状態です。
しかし、排卵期が近づくにつれ、粘液は量が多く、伸びやかで透明感が増し、エッグホワイトのような状態になります。この状態は受精適齢期と呼ばれ、妊活に取り組む上で重要なサインです。
観察方法としては、以下の手順を参考にしてください。
まず、朝起床後や一日の初め、特に洗顔前に軽く拭き取りながらチェックすることが効果的です。継続して記録することで周期やパターンが見えてきます。
また、以下の表は頸管粘液の変化をまとめたものです。粘液の状態や特徴を把握するために参考にしてください。
| 月経周期の時期 | 粘液の特徴 | 観察ポイント |
|---|---|---|
| 月経直後 | 少量、濁りがある場合も | 極端な乾燥を感じる |
| 卵胞期前半 | 次第に増え、粘度が低下 | ややウェットな感触 |
| 排卵期前後 | エッグホワイト状、伸びがあり透明 | 受精しやすい状態 |
| 黄体期 | 再び濃く、粘度が上昇 | 再び乾燥気味に変化 |
8.2 排卵検査薬の使用タイミングと読み方
排卵検査薬は、尿中のホルモンであるLH(黄体形成ホルモン)の急上昇を検知し、排卵のタイミングを知らせるアイテムです。
正確な使用タイミングを押さえることで、受精可能期間を特定するのに役立ちます。
まず、排卵検査薬は月経周期に合わせたスタート日を決めることが大切です。
通常、次の月経開始が予測される日から逆算して12日目~16日目あたりから検査を始めます。
毎日同じ時間に採尿し、結果を記録することで、LHサージ(急上昇)を捉えることが容易になります。
次に、検査結果の読み方ですが、多くの場合、テストウィンドウとコントロールウィンドウの色の濃淡を比較します。
コントロールウィンドウは検査が正常に行われたかを示し、一方テストウィンドウの色がコントロールよりも濃くなると、LHサージが起こっている可能性を示唆します。
以下の表は検査薬の結果の読み方の一例です。自分の使用している製品の説明書と照合しながら確認してください。
| 状態 | テストウィンドウとコントロールウィンドウの色 | 示唆される状況 |
|---|---|---|
| 正常 | コントロールが濃く、テストが薄い | LHサージは未発生 |
| LHサージ中 | テストウィンドウがコントロールと同等かそれ以上 | 排卵が近い |
| 無効な検査 | コントロールウィンドウが表示されない | 再検査が必要 |
検査薬は毎日の変化を記録することで、より正確な排卵判定に繋がります。
記録は手帳や専用アプリを用いると管理しやすくなります。
8.3 その他の身体的サインと自己チェック法
基礎体温や排卵検査薬、頸管粘液以外にも、排卵期における身体の変化は多数存在します。
これらの変化を総合的に捉えることで、より精度の高い受精可能期間の予測が可能となります。
まず、排卵時に感じる下腹部の違和感や軽い痛みは、多くの方が経験するサインです。
これらの感覚は排卵直前または排卵時に起こることが多く、自己観察によって周期内の傾向を見出す手がかりとなります。
加えて、肌のコンディションや嗅覚の変化、わずかなむくみ、さらには精神面での変動といった全身状態の変化も、排卵に関連して現れることがあります。
これらのサインは日々の生活の中で気づきにくい場合もあるため、日記や自己チェックシートを活用してみると良いでしょう。
自己チェックの一例として、下記の項目を毎日確認し記録することが推奨されます。
| チェック項目 | 具体的なサイン | 観察のポイント |
|---|---|---|
| 下腹部の違和感 | 軽い痛みや引きつれる感覚 | 排卵日周辺に感じることが多い |
| 肌の状態 | 潤いの変化や敏感さ | 洗顔時やスキンケア時に感じる |
| 全身のむくみ | 足や顔のむくみ、リンパの流れ | 日中の体感や鏡でチェック |
| 精神面の変調 | 焦燥感や軽い不安感 | 特定の周期でパターンが出る場合に注視 |
これらの項目は、一つ一つが単独では排卵の断定には十分ではありませんが、基礎体温や頸管粘液、排卵検査薬と組み合わせて観察することで、妊活におけるタイミングをより正確に捉える事が可能です。
さらに、自分の体のリズムを知るために毎日の総合的な記録を行うことをおすすめします。
記録を続けることで、多少の個人差に応じた独自の排卵サイクルを理解し、妊活計画の改善に役立てることができます。
9. まとめ
本記事では、基礎体温の正確な測定方法や記録の仕方、低温期と高温期の基本的な仕組みを解説し、排卵日の特定や高温期の変化が妊娠時にどう異なるかを明らかにしました。
特に、妊娠時の高温期が通常よりも長く持続し、着床ディップなどの特徴的サインが現れる点を示し、妊娠検査薬との併用や医療機関での診断の重要性を強調しています。
日常生活に取り入れやすい基礎体温の記録が、妊活や妊娠管理において有効な手段であるという結論に至りました。
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では不妊治療専門の鍼灸で
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和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院 矢野鍼灸整骨院 院長 鍼灸師 矢野 泰宏
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