なぜ?不妊治療しても授からない確率|統計から見る現実と希望の持ち方

不妊治療をしてもなぜ妊娠できないことがあるのか、その確率や原因、最新の統計データとともに、年齢や治療法ごとの成功率、考えうる選択肢まで専門的に解説します。現実と向き合いながら希望を持つためのヒントも得られます。
1. 不妊治療しても授からないとはどういうことか
不妊治療は、妊娠を希望するもののごく自然な方法では子どもを授かることができないカップルが、妊娠・出産という願いを叶えるために受ける医療的サポートです。しかし、治療を行っても妊娠が成立しない、いわゆる「授からない」状態が続くケースも少なくありません。この章では、まず不妊治療がどのように進められるのか、また「授からない」とは医学的にどのような状態を指すのかについて解説します。
1.1 不妊治療の基本的な流れと種類
不妊治療には主に3つのステップがあります。
| 治療の種類 | 内容 | 主な適応 |
|---|---|---|
| タイミング法 | 排卵日を予測し、妊娠しやすい時期に性行為を行う方法。 | 比較的、妊娠に大きな障害が見られない場合 |
| 人工授精 | 採取した精子を人為的に子宮内に注入する方法。 | 精子の運動率が低い場合や、タイミング法で成果が出ない場合 |
| 体外受精・顕微授精 | 体外で受精させた受精卵を子宮に戻す方法。顕微授精は精子を直接卵子に注入する。 | 女性の卵管障害、男性の精子数や質が著しく低い場合など |
初期段階ではタイミング法や排卵誘発剤を用いることが多く、人工授精や体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)は状況に応じて段階的に選択されます。それぞれの治療方法によって効果や妊娠成立率が異なります。
1.2 授からない場合の医学的な定義
「不妊治療を行っても授からない」とは、一定期間にわたり治療を継続したにもかかわらず妊娠に至らない状態を指します。日本産科婦人科学会によると、「1年間の不妊治療で妊娠が成立しない場合」や「複数回におよぶ高度生殖補助医療(体外受精や顕微授精)を行っても妊娠しない」ケースがこれに該当します。
また、授からない原因には、卵子や精子の質、排卵や着床の障害、加齢、体質、原因不明のケースなど複数の要素が重なり合うことも少なくありません。不妊治療は必ずしも全てのカップルで結果が出るわけではなく、個々の状況によって成果に大きな幅があるのが現実です。
2. 不妊治療をしても授からない確率の統計データ

2.1 人工授精における成功率と授からない確率
人工授精(AIH)は、不妊治療の初期段階で多く用いられる方法ですが、その成功率は決して高いとは言えません。日本産科婦人科学会のデータによると、1周期あたりの妊娠率はおおよそ5%前後とされています。逆に言えば、1回の人工授精で妊娠できない確率は約95%です。また、6回程度を目安に治療を重ねても、累積妊娠率は20~30%程度にとどまるとされています。
| 治療回数 | 妊娠率 | 授からない確率 |
|---|---|---|
| 1回 | 約5% | 約95% |
| 6回累積 | 20~30% | 70~80% |
2.2 体外受精・顕微授精の場合の成功率と失敗確率
日本国内の体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)の妊娠率は、年齢や治療回数、胚のグレードなど様々な要因により異なりますが、日本産科婦人科学会の最新データによると、新鮮胚移植1回あたりの妊娠率は約20%~30%と報告されています。逆に言えば、1回の治療で授からない確率は約70%~80%となります。
| 治療法 | 妊娠率 | 授からない確率 |
|---|---|---|
| 体外受精(IVF) | 20~30% | 70~80% |
| 顕微授精(ICSI) | 20~30% | 70~80% |
胚盤胞移植や凍結胚移植の場合も類似した傾向があるものの、年齢や状態により差が見られます。複数回治療を受けても妊娠に至らない夫婦が一定数存在することも現実です。
2.3 年齢別で見る不妊治療の成功率と授からない可能性
年齢は不妊治療の成功率に最も大きな影響を与える要素です。35歳を境に妊娠率が大きく下がり始め、40歳を超えると顕著に低下します。日本産科婦人科学会による統計をもとに、年齢ごとの体外受精あたりの平均的な妊娠率と、授からない確率は以下のとおりです。
| 年齢 | 妊娠率 | 授からない確率 |
|---|---|---|
| ~34歳 | 約40% | 約60% |
| 35~39歳 | 約30% | 約70% |
| 40~42歳 | 約15% | 約85% |
| 43歳~ | 約5% | 約95% |
高年齢ほど授からない可能性が高まるため、早期の相談や治療選択が大切とされています。統計データはあくまで全体の傾向を示すもので、個人差が大きいことも理解しておきましょう。
3. 授からない原因と考えられる要因

3.1 女性側の要因(卵子の質、排卵障害、子宮内膜症など)
女性の不妊要因には多岐にわたるものがあります。
卵子の質の低下は加齢とともに顕著になり、染色体異常なども生じやすくなります。
また、排卵障害はホルモンバランスの乱れや多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、高プロラクチン血症などにより生じ、排卵しない、排卵が不安定といった状態が妊娠率の低下につながります。
子宮内膜症は、子宮以外の場所に子宮内膜組織が発生し、卵巣や腹腔内で癒着を起こして卵子の通過障害や着床障害の原因となります。
そのほか、卵管閉塞や子宮筋腫、子宮奇形などの物理的異常、生理不順なども妊娠を妨げる要因です。
| 主な女性側の不妊要因 | 特徴・リスク |
|---|---|
| 卵子の老化 | 加齢による卵子の数と質の減少 |
| 排卵障害 | 月経不順、PCOS、高プロラクチン血症など |
| 子宮内膜症 | 癒着や卵管の通過障害、着床障害 |
| 卵管閉塞 | クラミジア感染後遺症などによる通過障害 |
| 子宮筋腫・子宮奇形 | 着床不全や流産リスク増加 |
3.2 男性側の要因(精子の質、精索静脈瘤など)
男性の不妊要因も妊娠成立に大きな影響を及ぼします。
精子の濃度や運動率の低下がある場合、卵子までたどり着く精子の数自体が減るため受精が成立しにくくなります。
精索静脈瘤は精巣の温度を上昇させ精子の質を低下させることが分かっており、日本人男性にも比較的多くみられる要因です。
また、無精子症や精子形成障害、精路閉塞、ホルモン異常、生活習慣による精子の質の低下なども見逃せません。
| 主な男性側の不妊要因 | 特徴・リスク |
|---|---|
| 精子無力症 | 運動率が低い精子が多く受精困難 |
| 精索静脈瘤 | 精巣温度の上昇で精子の質が低下 |
| 無精子症 | 精子がまったく生成されない |
| ホルモン分泌異常 | 精子形成に必要なホルモンの不足 |
| 慢性的なストレスや生活習慣 | 飲酒・喫煙・肥満などによる精子質の低下 |
3.3 夫婦間の生活習慣やストレスの影響
生活習慣や心身のストレスも妊娠に大きく関与します。
過度なダイエットや夜型生活、喫煙・飲酒、肥満や極端なやせなどの生活習慣がホルモンバランスを乱し、排卵や精子形成に悪影響を与えることは科学的にも明らかです。
また、仕事や家庭のストレスが自律神経やホルモン分泌に影響し、月経異常や精液所見の悪化につながる場合もあります。
夫婦のコミュニケーション不足が心理的負担となり、協力体制が築きにくくなることも考えられます。
近年では、ストレスマネジメントやバランスのよい食生活、規則正しい生活リズムを心がけることが不妊治療においても重視されています。
4. 不妊治療しても授からない場合の対策と選択肢

4.1 治療法の見直しやステップアップ
現在取り組んでいる治療法で結果が得られない場合、治療の内容や方法を見直し、ステップアップを検討することが重要です。例えば、タイミング法や人工授精から、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)など、より高度な生殖補助医療へ進むという方法があります。それぞれの治療法には適応や条件があるため、自身の状況や年齢に合った方法を選ぶことが大切です。
| 治療法 | 特徴 | 主な適応 |
|---|---|---|
| タイミング法 | 排卵日を予測し性交渉の時期を合わせる | 軽度の不妊症 |
| 人工授精(AIH) | 洗浄・濃縮した精子を子宮に注入 | 精子の運動率低下、原因不明不妊 |
| 体外受精(IVF) | 卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を子宮に移植 | 卵管障害、人工授精で結果が出ない場合 |
| 顕微授精(ICSI) | 精子を卵子に直接注入し受精を促す | 重度の男性不妊症 |
4.2 セカンドオピニオンやクリニック変更の検討
今までの経過や治療方針に行き詰まりを感じた場合、専門家に別の視点からアドバイスをもらうという選択もあります。これによりご自身が知らなかった治療法や原因の可能性に気付けることがあります。また、転院も一つの選択肢です。自身に合った場所や考え方を見直すことで、より納得のいく治療に進む可能性が広がります。
4.3 胚盤胞移植や着床前診断などの先進医療
近年は、胚盤胞移植や着床前診断(PGT)などの先進医療も身近な選択肢となっています。受精卵を胚盤胞期まで培養してから子宮に移植する手法は妊娠率向上への一助とされ、染色体異常の有無を調べる着床前診断も再発流産や高齢妊娠の場合に有効と報告されています。利用には条件があるため、情報収集と検討が不可欠です。
4.4 特別養子縁組や里親制度という選択肢
生物学的な親になることだけが家族を持つ手段ではありません。特別養子縁組や里親制度などの社会的養育制度も、子どもを育てる大切な方法として知られています。子どもたちに安定した生活や家庭を提供するとともに、新しい家族の形を築ける選択肢です。このような制度には手続きや条件がありますが、人生の新たな可能性を広げる機会となるでしょう。
5. 授からない確率に希望を持つための考え方

5.1 現実を受け止めた上での心のケア
不妊治療を続けている中で結果が出ない期間が長くなると、こころの負担やストレスを感じやすくなるのは自然なことです。まず大切なのは、結果だけにとらわれすぎず、自分自身の努力や選択を認めてあげることです。つらい気持ちを無理に消そうとせず、「今感じていることは正直な気持ちだ」と受け止め、自分を責めないことが第一歩となります。
5.2 カウンセリングやサポートグループの活用
身近な人にも話しづらい悩みの場合、専門カウンセラーとの対話や、当事者同士のサポートグループの利用が役立ちます。実際に同じ経験を持つ人の話を聞くことで、気持ちが軽くなったり、前向きなヒントを得られることも少なくありません。
また、「特定非営利活動法人Fine」や「日本不妊カウンセリング学会」などが提供するサポート体制もあります。
5.3 希望を持ち続けるためにできること
希望を持つことが難しいと感じる日もありますが、未来の可能性を広げるため、自分ができること・挑戦したいことを見つけ、生活にメリハリをつけるのもおすすめです。
| 方法 | 具体例 |
|---|---|
| 新しい趣味や習慣 | ウォーキングやヨガ、読書や料理など |
| パートナーとの対話 | お互いの気持ちを伝え合い、共有する |
| 情報の整理 | 信頼できる情報源で悩みを整理し、不安を減らす |
目の前の小さな達成や変化を大切にすることで、「今できること」を増やし、前向きな気持ちを得やすくなります。
6. 最新の医療技術と今後の展望

6.1 日本国内の先端不妊治療の現状
近年、日本国内では不妊治療技術が大きく進歩しています。特に胚盤胞培養技術の高度化やタイムラプスインキュベーターの導入によって、受精卵の成長過程を細かく観察し、質の高い胚を選択できる確率が向上しています。また、凍結胚移植も標準化が進み、着床率の改善や流産率低減に寄与しています。
最新技術の一例としては、着床前遺伝子診断(PGT-A/SR)や、卵子活性化法、ミトコンドリア補充療法などが挙げられます。これらは従来の体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)で成果が出にくかったケースで採用されることが増えています。
| 技術名称 | 具体的内容 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| タイムラプスインキュベーター | 胚培養時の発育を自動撮影・解析 | 良好胚の選択精度向上・着床率改善 |
| 着床前遺伝子診断(PGT-A/SR) | 胚の染色体異常を移植前に調べる | 流産率低減、着床率向上 |
| 凍結胚移植 | 受精卵を凍結保存しタイミングを調整して移植 | 着床しやすい時期での移植が可能 |
| ミトコンドリア補充療法 | 卵子へミトコンドリアを補充 | 卵子エネルギー改善、胚発育の質向上 |
6.2 将来の治療法の可能性
不妊治療分野では今後の進歩にも期待が寄せられています。卵母細胞や精子の体外成熟(IVMやIVFの高度進化)、再生医療技術応用による卵巣・精巣組織の再生などが国際的にも研究されています。今後、iPS細胞を利用した生殖補助技術や、ゲノム編集技術を取り入れた新しい治療法が現実化すれば、さらに多様な選択肢が拡がると考えられます。
日本国内でも生殖補助医療の研究が進み、安全性や倫理面での検討が重ねられています。将来的には、現状の治療で授からない場合にも希望がもてる新たな選択肢が増えていく見通しです。いずれの最先端治療においても重要なのは、安全性の確保や、心身の負担に配慮したバランスの取れたアプローチです。今後の医学的進展によって、不妊治療の可能性がいっそう広がっていくことが期待されます。
7. まとめ
不妊治療をしても授からない確率は加齢や体質、原因の有無により大きく異なり、決してゼロではありません。しかし、統計や日本産科婦人科学会のデータからも、治療の選択肢を変えたり、心のケアやサポートを取り入れることで、多くの方が前向きに取り組んでいる現実があります。正しい情報と希望を持って、自分たちらしい道を見つけることが大切です。
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では不妊治療専門の鍼灸で
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