月経があっても要注意!「排卵障害」は不妊原因の15%! 矢野鍼灸整骨院
だれでも起こる不妊の最大原因は加齢ですが、加齢以外で起こる原因のひとつに排卵障害があります。
排卵障害は若い方でも起こる、リスクが高い不妊原因です。
すべての不妊の原因の15%、女性に限れば加齢をのぞく不妊原因の40%を占め、中には治療が難しいケースもあります。
しかし、近年では糖尿病治療薬などで改善することもあることが分かり、治療技術は進歩しています。
排卵障害は、月経が定期的にある健康な女性でも起こることがあります。
月経があるからといって油断せず、必ず基礎体温を毎日測りましょう。
排卵障害の原因①脳(視床下部など)のトラブル
排卵障害が起こる主な原因は、大きく分けて4つに分けられます。
いちばん多いのはホルモン分泌の司令塔、脳の視床下部や脳下垂体がうまく指令を出せないことです。
脳の下にある視床下部という場所は、ホルモンバランスを調整する司令塔です。
視床下部はすぐ下にある脳下垂体に指令を出し、脳下垂体から卵巣にホルモン分泌をするように促します。
視床下部や脳下垂体に何らかのトラブルがあると、このシステムが機能不全を起こします。
主な原因は無理なダイエットや過剰なストレスです。
急激な体重減少などが起こると、視床下部の指令が乱れやすくなります。
正常な指令が下らないと、卵巣のホルモン分泌が妨げられます。
卵胞を育てることが難しくなるのは、このためです。
治療には排卵誘発剤や、ホルモン剤の投与を行います。
これで改善することも多いですが、なかなか排卵が起こらないことも珍しくありません。
過度なダイエットは止め、適正体重に近づけることで排卵が再開することもあります。
排卵障害の原因②高プロラクチン血症
授乳中にはプロラクチンというホルモンが分泌されます。
母乳を出すために欠かせないホルモンですが、排卵を抑制するはたらきもあります。
授乳中の赤ちゃんを育てている間に妊娠、出産すると、先に生まれた子が十分に栄養を補給できなくなります。
それを防ぐために「授乳中は妊娠しにくくなる」ように身体が変化します。
断乳するとプロラクチン分泌が収まり、やがて排卵が再開します。
しかし、出産していなくてもプロラクチンが分泌されることがあります。
原因ははっきり分からないこともありますが、胃潰瘍や精神神経科の薬の副作用、甲状腺機能低下症(橋本病)や、脳腫瘍などが知られています。
特に脳腫瘍が原因の場合は、プロラクチン値が極端に跳ね上がることがあります。
治療はプロラクチン分泌を抑える薬を服用します。
脳腫瘍が原因でも、ごく初期なら薬で抑えることができます。
しかし脳腫瘍が大きい、プロラクチンの値が極端に高い場合は手術で取り除くこともあります。
胃潰瘍などの薬の副作用の場合は、かかりつけ医と話し合い、他の薬に替えるなど対策を行うことがあります。
排卵障害の原因③多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
PCOSとは、卵巣の中に卵子予備軍の卵胞が多すぎて、どの卵胞も育たない状態のことです。
卵巣の中には卵子の元になる細胞が眠っていますが、ある時に複数の細胞が目覚めます。
目覚めた卵子予備軍は6か月かけて成長と選別を繰り返し、最後に残った1つが卵胞に成長し、排卵します。
しかし、予備軍が多すぎると卵胞ホルモンの取り合いになり、結果だれも卵胞が育たず排卵障害に陥ります。
PCOSは男性っぽい雰囲気の女性が起こりやすいと言われています。
排卵を促し、黄体ホルモン分泌を促すホルモンLHの値が、卵胞刺激ホルモンのFSHより高くなると、男性ホルモンのテストステロン値が上がります。
多すぎるテストステロンがPCOSを起こす原因のひとつと考えられています。
治療は多くの予備軍がいても十分に育てるだけのホルモンを投与することが主流です。
排卵誘発剤や、FSHの注射などでホルモンを補うことが一般的です。
卵巣が腫れないように、低用量のFSHを毎日自己注射する方法もあります。
それでも改善しない時は、手術で卵巣に穴をあけ、排卵しやすくするドリリング(卵巣多孔術)を行うこともあります。
近年はインスリンの代謝不良がPCOSの原因の一つであることが判明しました。
糖尿病の方や太り気味の方に多い症状で、適正体重までダイエットするだけでPCOSが改善することもあります。
メトホルミンというインスリンに反応しやすくなる薬を服用することで改善することもあります。
排卵障害の原因④早期卵巣不全
女性は卵子の元になる細胞を胎児のころに一生ぶん作り、それから増えることはありません。
卵子の在庫は通常、40代後半から50代前半ごろに尽き、閉経を迎えます。
しかし生まれつき卵子の在庫が極端に少ない方がいます。
その場合は40歳未満で卵子が尽きて、排卵が止まることがあります。
早期卵巣不全は血液検査でFSHが高く、抗ミュラー管ホルモンは(AMH)は0に近くなるため、検査をすればすぐに判明します。
もし早期卵巣不全の場合は、一刻の猶予もありません。
卵子の在庫が尽きかけている以上、残り時間は少ないと考えるべきです。
ただちに治療を開始して、残り少ない排卵のチャンスを逃さない対策が必要です。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を周期的に服用するカウフマン療法を行うと、まれに排卵することがあります。
物理的に卵子の在庫がないため、4つある原因の中で改善がもっとも難しい症状です。
よく医師や家族と話し合い、今後の治療方針を決めましょう。
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院矢野鍼灸整骨院では、排卵障害のによる不妊症の治療もおこなっております。
鍼灸治療によって
・お体をストレスに強くする
・血流を良くする
・下垂体の働きを整える
・子宮・卵巣の働きを整える
などの効果で排卵障害による不妊症の治療もおこなっております。
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このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院 矢野鍼灸整骨院 院長 鍼灸師 矢野 泰宏
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