不妊治療の胚移植で着床率を上げるために超重要な子宮の〇〇とは？　矢野鍼灸整骨院｜和歌山県和歌山市 不妊鍼灸専門の矢野鍼灸整骨院

不妊治療の胚移植で着床率を上げるために超重要な子宮の〇〇とは？　矢野鍼灸整骨院

不妊治療の体外受精での胚移植ではどうすれば着床率を上げることができるのか色々な研究が行われています。

どうすれば胚移植の時に着床してくれるのかは、まだまだ謎が多いのが現状です。

しかしこの度日本産科婦人科學會雑誌に子宮の血流がよい人ほど、胚移植の時の着床の確率が上がるという論文が掲載されていました。

子宮の血流で胚移植の着床率が大きく変わる！？

論文
「体外受精・胚移植における子宮動脈系血流環境と着床の関与について」によると

子宮動脈PI値（血管抵抗性・これが高いと血液の流れが悪い）が3.0未満の方の妊娠率が75%であるのに対して

子宮動脈PI値が3.0を超えた方は妊娠率が18%であったとのことです。

つまり子宮動脈の血管抵抗性が低くの血流が良いと着床率が上がり、血流が悪いと着床率が下がることが示されています。

子宮動脈の血流が良い人が75%の妊娠率に比べて、子宮の血流が悪い人の妊娠率は18%。

また子宮動脈に繋がる放射動脈でも放射動脈のPI値が2.0未満の方では妊娠率が75%であるのに対して

放射動脈のPI値が2.5を超えた方では妊娠率は14%であったとのことです。

こちらでも子宮動脈の時と同じで、放射動脈血管抵抗性が低く血流が良いと着床ちるが上がり、血流が悪いと着床率が下がることが示されています。

子宮動脈、放射動脈ともに子宮に繋がる血管ですので、この血管の血管抵抗性が低いと胚移植の着床率が高く妊娠しやすいことになります。

どちらも子宮に繋がる血管なので、子宮の血流が良いか悪いかでものすごい差が出ています。

子宮の血流を良くすることが、胚移植の着床率を上げるポイントになっています。

胚移植を受ける方は、子宮の血流を良くするのが大切です！

子宮の血流を良くするにはどうすれば良いのか？

「子宮の血流が良いと着床しやすいのはわかったけど具体的にどうすればいいの？」と思われるかも知れません。

子宮はお腹にあるのでお腹の血流を良くしたり、お腹に繋がる下半身の血流も大切になってきます。

そこで普段からお腹や腰、お尻、足が冷えないようにしていただくのが大切です。

またウォーキングやスクワットなど下半身の筋肉を使う運動もオススメです！

普段からそういった点に気をつけていただきながら、胚移植当日にあることをしてもらうと子宮の血流が良くなって着床率をグッと上げることができます。

次回は移植当日に子宮の血流を良くして着床率を上げる方法をお伝えしていきます。

矢野鍼灸整骨院ではお腹の血の巡りや子宮の血流を良くする鍼灸治療をおこなっております。

不妊治療・妊活でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

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参考サイト
日本産科婦人科學會雑誌48
「体外受精・胚移植における子宮動脈系血流環境と着床の関与について」
https://cir.nii.ac.jp/crid/1543387470103109632

このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　矢野鍼灸整骨院　院長　鍼灸師　矢野　泰宏