妊活中の食品添加物は恐れる必要なし？気になることはぜひご相談ください。｜和歌山県和歌山市 不妊鍼灸専門の矢野鍼灸整骨院

妊活中の食品添加物は恐れる必要なし？気になることはぜひご相談ください。

食品添加物が不妊を引き起こす、という報告は現時点では報告されていません。

食品添加物は厚生労働省が使用料、食べる頻度などを考慮して厳密に定められています。

もし食品添加物がなければ食中毒を引き起こし、多くの人を危険に晒します。

遠くから運ばれた食品が増えた今、適量の食品添加物はなくてはならない存在です。

とはいえ、食品の栄養にはならない成分なので（ビタミンC添加物、アスコルビン酸など例外はあります）なるべく摂取量は少ないことに越したことはありません。

ストレスのない程度に、無理のない範囲で食品添加物を減らす工夫をしましょう。

食品添加物の危険度と、それでも使う意味

食品添加物は過剰摂取すると健康被害が起こるのは事実です。

たとえば、ソーセージやハムなど肉、魚加工品に含まれる亜硝酸ナトリウムは、1回で2ｇ以上摂取すると死亡します。

しかし、ハムなどに使える亜硝酸ナトリウムの最大量は1kgあたり70ｍｇと決まっています。

毎日1kgもハムやソーセージを食べるのは、塩分過多や脂肪過多のほうが問題になります。

食品添加物よりも、「バランスの良い食生活」を意識するほうがより健康になれるでしょう。

亜硝酸ナトリウムには「ボツリヌス菌を殺菌できる」大きな特性があります。

ボツリヌス菌が排出する毒素は自然界最強の猛毒で、ソーセージの加工時に紛れ込むと死亡事故を起こします。

ボツリヌス菌の毒素は1億分の6gという微量で人を死に追いやる猛毒です。

これを増やさないためには亜硝酸ナトリウムの使用も止むなし、と判断するのは合理的です。

食塩だけで作られた無添加ソーセージは賞味期限が短いですが、ボツリヌス菌のリスクを考えると納得できると思います。

ちなみに上限がこの数値と決められているだけで、流通しているハムやソーセージはこれよりずっと低い値なことが多いようです。

常識的な範囲で食べても、食品添加物という点では問題ないと言えます。

食品添加物には、一生涯食べ続けても問題ない量「ADI」があります。

亜硝酸ナトリウムのADI(生涯毎日摂取しても問題ない量)は、「体重1kgあたり、1日0.06mg」となっています。

たとえば体重55kgの方なら、ADIは3.3mgです。

このADIは「無毒性量の1/100」という決まりがあり、もし一時的にADIを超えても危険がほとんどない量が決まっています。

厳密に決められた分量以下に添加物を抑えた食品は、まず人体に悪影響を起こす心配はないと言えるでしょう。

それでは無添加食品を選ぶと、完全に添加物を退けられるのでしょうか？

世の中には「〇〇無添加」と書かれた食品があります。

実は無添加表記には決まりがなく、「全くの無添加とは限らない」ことが問題視されていました。

製造過程で無添加でも、原材料に添加物が含まれていても、今までは表示義務がなかったのです。

現在は原材料の添加物まで表記することが決まり、2年間の猶予を経て義務化されます。

不安なときは当院にご相談ください

それでもやはり食品添加物はなるべく避けたい、という感情は消えないと思います。

その場合は、なるべく生鮮品を使って手作りするか、冷凍品、缶詰やレトルトパウチの食材を選ぶと良いでしょう。

冷凍品は調理後すぐに冷凍するので、雑菌の繁殖を抑えます。

缶詰は密封後に高圧高温処理されるので、さらに食中毒のリスクが下がります。

レトルトパウチは真空保存されているので、多くの最近の増殖を防ぎます。

最近は冷凍食品の種類が増え、とても美味しくなりました。

仕事で忙しい時、料理する気分になれない時には大きな味方になるでしょう。

無理のない範囲で食品添加物を避けられたら良し、と割り切ってストレスの原因にしないことが、何より大切な心構えではないでしょうか？

ストレスに晒されてホルモンバランスが崩れるほうが、よほど妊娠には悪影響です。

食品添加物で気になることがあれば、気軽に当院にご相談下さい。

（参考サイト）
フーズチャンネル　「無添加」表示の規制厳格化。消費者庁の「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を解説
https://www.foods-ch.com/anzen/1658735680724/

春木レディースクリニック　カラダと食べ物　　食品添加物
https://haruki-cl.com/blog/eiyou/20210318.html

ウエノフードテクノ　食品添加物の安全性
https://www.ueno-food.co.jp/foodsafety/safety/index.html

このブログの執筆者

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　矢野鍼灸整骨院　院長　矢野　泰宏

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