妊活中は食事のタイミングを改善しましょう！　矢野鍼灸整骨院｜和歌山県和歌山市 不妊鍼灸専門の矢野鍼灸整骨院

妊活中は食事のタイミングを改善しましょう！　矢野鍼灸整骨院

妊活中はバランスの良い食生活を…と言われますが、栄養価のバランスだけではなく「食事のタイミング」も重要です。

朝一番に食べるのと、深夜に食べるのは同じカロリー、同じ栄養価の食事でも影響が変わります。

妊活中は適度な体重を維持するのがベストです。

BMI22前後が理想ですが、無理のない範囲でこの数値に近づけることを心がけましょう。

そのためにもカロリーや栄養素だけでなく、「いつ食べるか」を意識することが大切です。

美味しく感じるものを、楽しく頂く

一番大切なことは、食事を楽しむことです。

感染対策で外食を控えている方もいると思いますが、自炊だけでは食事が単調になりがちです。

たしかに妊活はバランスの良い食生活が理想ですが、自炊にこだわる必要はありません。

スーパーやコンビニ、百貨店のお惣菜、飲食店の持ち帰りなど、息抜きと気晴らしをしましょう。

自炊にこだわりたい時はサラダだけ、味噌汁だけ手作り、というだけでも十分です。

たまには食事バランスを無視して、ジャンクフードでも良いのではないでしょうか。

毎食ジャンクフードはさすがにおすすめしませんが、味気のない食事が続いても食欲が沸かないでしょう。

「食事を楽しむ」ことを意識しましょう。

おいしい食事は胃酸が増えて消化しやすくなります。

ドカ食いが減り、しっかり噛んで食べることもできます。

朝と昼を多めに、深夜は控え目に

食事は朝、昼を多めに、夜は腹八分目にするのが理想です。

寝る前の夜食は極力控えましょう。

これは体内に取り入れた炭水化物をしっかり消費するためです。

妊活する間は、健康な方も血糖値の安定を意識するのをおすすめします。

血糖値といえば糖尿病の方が注意すべき、というイメージがありますが、健康な女性でも意識すると良いことがたくさんあります。

炭水化物や甘いものを摂取しすぎると、血糖値が急激に上がります。

それを抑えるためにインスリンが分泌されますが、インスリンは糖を脂肪に変える作用もあります。

炭水化物は脳や体を動かす大切なエネルギー源です。

過剰に減らすのは良くないですが、多すぎると肥満の原因になります。

肥満は多嚢胞性卵巣症候群という排卵障害の主な原因になります。

妊活には太りすぎも、痩せすぎも良くありません。

さらに、消費できなかった糖は体内のタンパク質と結びつき、劣化します。

「糖化」という状態ですが、これが卵子に発生すると卵子の劣化を進めてしまいます。

加齢で卵子は老化しますが、食生活でさらに劣化を進めてしまいます。

できるだけインスリンが過剰に出る食生活は避けたいですね。

しっかり噛んで、いろんな食材を食べましょう

血糖値を上げにくい食べ方があります。それは以下の3点です。

「食間を等間隔に開け、決まった時間に食べる」

「しっかりよく噛む」

「食物繊維をいちばん初めに食べる」

食べる時間を決めると、血糖値の上昇、降下が等間隔になり、おだやかになります。

働いていると難しいかもしれませんが、まずは朝食だけでも同じ時間に食べましょう。

しっかり噛んで食べると食べ過ぎを防ぎ、満腹感が得られます。

よく噛むと唾液がたくさん出て、唾液に含まれるアミラーゼで炭水化物が分解されます。

唾液が多いと食道へ流れやすくなり、胃でも消化しやすくなります。

麺類だと難しいかもしれませんが、できるだけ噛むことを意識しましょう。

食物繊維は血糖値の上昇をおだやかにします。

ご家庭や給食などで「三角食べ」という食べ方を指導されたことがあるかもしれません。

ごはん→おかず→汁物→ごはんという食べ方ですが、最近はあまり推奨されていないようです。

血糖値上昇を穏やかにする食べ方の順番は、先にサラダや青菜、こんにゃくなど、食物繊維が多い野菜を食べきります。

それからお肉、魚などタンパク質を食べ、最後にごはん、パンなど炭水化物を摂取すると、血糖値の上昇をおだやかにします。

「味気ない」と感じる方は無理せず、食物繊維だけ先に食べて、あとは自由にすると良いでしょう。

糖尿病の改善で指導される食べ方ですが、健康な方でも真似しやすい方法です。

最後に、いろんな食材を取り入れて、飽きのこない美味しい食事を心がけましょう。

主食だけでもご飯、麺類、パンなどたくさんあります。

最近人気のオートミールは、食物繊維が豊富な炭水化物です。

主菜は魚、肉、卵や大豆製品を複数取り入れると、栄養バランスがさらに良くなります。

特に大豆製品は女性ホルモンに近い作用を起こすイソフラボンが豊富です。

病院でイソフラボン摂取を規制されていなければ、毎日取り入れたい食材です。

副菜の野菜類、きのこ類は、できるだけ多めに摂取しましょう。

食物繊維が豊富で低カロリーなので、ダイエットに最適です。

ただしドレッシングや油で調理すると脂質が増えがちです。

蒸し調理にしてポン酢で食べるなど、調理に工夫が必要です。

電子レンジで蒸し調理ができる容器も市販されています。

（参考サイト）
大正製薬　なぜ糖質で太りやすくなるの？～
https://brand.taisho.co.jp/contents/livita/364/

このブログの執筆者
和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　矢野鍼灸整骨院　院長　鍼灸師　矢野　泰宏

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