排卵日は基礎体温がグッと下がると言われますが…確実に知りたい時は　矢野鍼灸整骨院｜和歌山県和歌山市 不妊鍼灸専門の矢野鍼灸整骨院

排卵日は基礎体温がグッと下がると言われますが…確実に知りたい時は　矢野鍼灸整骨院

基礎体温表を付けると、低温期の最後にグッと体温が下がることがあります。

これは排卵期に見られる現象です。

しかしこれは目安に過ぎず、基礎体温が下がらなくても排卵することはよくあります。

排卵期をより正確に知るためには、薬局で「排卵日予測検査薬」を購入して使うのが効果的です。

排卵を促すホルモン「LH」

女性ホルモン、エストロゲンの作用で卵子（卵胞）が育ちます。

しかし、育ってもこのままでは排卵できません。

十分に卵胞が成長したら、排卵を促すホルモン、LHが急激に分泌されます。

（LHはわずか数日の間に急激に増え、あっという間に減っていく、特殊なホルモンです）

そして、LHが大量に分泌されてから、36～48時間ほどで排卵します。

このLHが増える時期に、基礎体温がグッと下がる傾向があることが知られています。

基礎体温表を付けると排卵期が把握しやすい、というのはこのためです。

計測方法はデリケート。基礎体温の測り方

基礎体温とは、生命維持のために必要な最低限の体温のことです。

ヒトは恒温動物で、気温に左右されずに体温を一定に保つ力があります。

排卵する女性は基礎体温が1周期の間に変わり、排卵期の前と後で0.3度以上変わるのが特徴です。

この特性を使って妊娠しやすい時期を把握するのが、妊活の第一歩。

排卵後は女性ホルモン、プロゲステロンのはたらきで妊娠しやすい体質になり、基礎体温が上がります。

しかし、基礎体温を正確に測るのは、意外と大変です。

基礎体温は、筋肉を休ませた状態でなければ正確に測れません。

うっかりベッドから体を起こすだけでも腹筋を使うので、筋肉から熱が出ます。

そのため、自力で正確な基礎体温を計測するためには、「計測前に、できるだけ体を動かさない」ことを心がけましょう。

・体温計は枕元に用意しておく

できるだけ動かないように、体温計は枕元に置いておきましょう。

起きても体を起こさずに、手だけ伸ばして体温計を取れる距離に置いておくと安心です。

・婦人体温計で測る

婦人体温計は、0.01度単位で測れる特別な体温計です。

一般的な体温計より割高ですが、正確に計測するためには婦人体温計は必須アイテムです。

アプリと連動して、測った体温を自動的に記録して表にするものもあります。

基礎体温を測るときは、口（舌の下）に入れて測ります。

わきの下は外気に触れやすく、計測できる温度が不安定です。

口の中なら比較的温度が安定しているため、基礎体温を測るには最適です。

舌の付け根の左右どちらかに入れると安定するので、そこに入れて口を軽く閉じると正確に測れます。

ただ、極端に寒い日は、口の中が冷えていることがあります。

寒い日は1分ほど顔に布団をかけて安静にしていると、口の中が温まるので正しい数値が計測できるかもしれません。

・きちんと記録する

基礎体温表でありがちなミスは、測ったけれど記録しないことです。

朝は慌ただしいのでつい忘れがちですが、せめて数字だけは記録しておきましょう。

記録が面倒な人は、自動的にアプリに記録できる婦人体温計がおすすめです。

より正しい排卵期を知る「排卵日予測検査薬」

基礎体温表は目安になりますが、正確に排卵を予測するには不十分です。

正しい基礎体温を測るためには、一定時間の睡眠が必要です。

眠った直後は筋肉から出る熱量がまだ残るため、夜更かしをすると正しく計測できません。

毎日規則正しい生活をしているなら別ですが、夜勤や不摂生な生活をすると基礎体温が乱れてしまいます。

より正しく排卵日を測るために、「排卵日予測検査薬」を併用しましょう。

排卵日予測検査薬は「LH」ホルモンに反応します。

LHホルモンが急上昇してから36～48時間で排卵するので、より正確にタイミングが取りやすくなります。

正確性は99％以上なので、信頼度も高いでしょう。

妊娠検査薬と同じで、尿に浸して測ります。妊娠検査薬を使ったことがあれば、使い方は簡単です。

ただ、「排卵日予測検査薬」は、入手が簡単でないのが難点です。

第一類医薬品のため、薬剤師がいる薬局でなければ購入できません。

薬剤師がいないドラッグストアもあるので、街中で買うときは「排卵日予測検査薬あります」のポスターを貼った薬局を見つけるのが手っ取り早いでしょう。

排卵日予測検査薬は、通販でも購入できます。

近所で置いている薬局がなければ、通販で買うのが一番早いでしょう。

しかし、第一類医薬品なので、普通の商品のように注文しても、そのままでは届きません。

注文する前に多くの質問項目があり、すべてに回答しなければ注文できません。

注文後も薬剤師から折り返しメールが届くので、それに返答しなければキャンセルされます。

この2つの手続きを行えば、後日通販で届きます。

使用法など、分からない点があれば、薬剤師にメールや電話で質問できます。

第一類医薬品を購入する際には、薬剤師が購入希望薬に関する質問に答えなければ違法になります。

検査薬に関して分からない点があれば、遠慮なく質問しましょう。

なお当院ではどの排卵検査薬が良いのか迷っている方には、胚培養士さんオススメの排卵検査薬をご紹介しております。

値段も薬局で買うものより安くて、排卵３日前ぐらいから反応が出てくるので使いやすいのが特徴です。

もし知りたい方がおられましたら、こちらからご連絡ください。

正確な排卵期を知るには病院へ

LHサージを調べる検査薬もありますが、一番確実に排卵期を知りたいなら、婦人科で卵胞の大きさを確認してもらうことです。

病院で指導するタイミング療法は、超音波測定器で卵巣を調べ、中の卵胞のサイズを確認します。

卵胞が育っても排卵しないことがありますが、それは超音波測定器でしか判別できません。

自己流でタイミングを取っても妊娠しない時は、できるだけ早めに婦人科に相談しましょう。

（参考サイト）
扇町レディースクリニック　排卵日検査とタイミング治療について
https://olc.ne.jp/ovulation

このブログの執筆者

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　矢野鍼灸整骨院　院長　鍼灸師　矢野　泰宏

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