朝日は妊活の味方！病院では教えてくれない不妊治療と睡眠のつながりとは？その② 矢野鍼灸整骨院｜和歌山県和歌山市 不妊鍼灸専門の矢野鍼灸整骨院

朝日は妊活の味方！病院では教えてくれない不妊治療と睡眠のつながりとは？その② 矢野鍼灸整骨院

曇りや雨の日は何となく目覚めが悪い…

暗い部屋にいると目覚めてもボーっとしたままなのは、誰でも経験したことがあるでしょう。

朝日を浴びるとすっきり目覚めます。

それは睡眠ホルモン、セロトニンは強い光を目に入れると分泌が収まり、覚醒しやすくなるためです。

不安やイライラで眠れない、という時こそ、目覚めたら日光を浴びましょう。

目覚めた時に日光を浴びると、夜になると安眠ホルモンが分泌されます。

睡眠と妊活の関係

睡眠は脳の視床下部を安定させるためにも必要なことは、前回紹介しました。

睡眠をきちんと取ると視床下部が本領発揮して、ホルモンバランスの調整も正常に近づきます。

卵巣が弱っているなど器官の問題がなければ、卵巣も視床下部の指令に従いホルモンを分泌します。

睡眠を十分とることは、視床下部を労り、正常に働いてもらうためには欠かせません。

睡眠は妊活にも影響します。

そして、きちんと睡眠を取るために重要なのは、「目覚めたら、すぐに日光を浴びること」です。

朝日を浴びると、睡眠にどんな影響があるのでしょうか。

日光を目に入れると、寝つきが良くなるメカニズム

眠っている間は睡眠ホルモン、メラトニンが分泌しています。

メラトニンには睡眠以外にも、卵子の質を良くする効果があると言われています。

しかし、メラトニンは強い光を目の網膜に当てると分泌が少なくなります。

「目覚めたら、日光を浴びるとすっきり目覚める」

と感じることは多いですが、それはメラトニンの分泌が抑えられ、覚醒しやすくなるためです。

人体には体内時計があり、一定時間で食欲が沸き、眠ります。

しかし人体の体内時計は25時間弱で、地球の自転とズレがあります。

そこで、日光を浴びる（より正確に言えば、目に光を当てる）ことで体内時計をリセットして、地球の自転に合わせることができます。

脳には松果体という、光を感知する場所があります。

松果体が光を感知すると、メラトニン分泌を止めるように働きかけます。

しかし、そのためには起きてからできるだけ早めに日光を浴びる必要があります。

数時間以内に浴びないとメラトニン分泌が抑えられず、その日は一日中すっきり目覚めないことになります。

日光を浴びるとセロトニンというホルモンが分泌されます。

セロトニンは精神を安定させる作用のある脳内物質で、「しあわせホルモン」と呼ばれることがあります。

このセロトニンはメラトニンの分泌に欠かせない存在です。

日光を浴びてセロトニンが急速に増えると、14時間ほど経ってからメラトニンの分泌が急に多くなります。

朝に起きた場合は夜に、ぐっすり眠れるメカニズムが人体には備わっています。

セロトニンの分泌が多いほどメラトニンの分泌も増え、より安眠しやすい環境に近づきます。

ぜひ、目覚めたらすぐに日光に浴びましょう。

日焼けが気になる方は、マスクや帽子を付けて庭やベランダに出る、日当たりの良い部屋で過ごすだけでも効果が期待できます。

メラトニンのリセットのために日光を浴びるなら目に光を入れるだけで構いません。

しかし、妊活に活躍するビタミンDを生成したい場合は、紫外線を肌に当てる必要があります。

特に冬は紫外線が弱まるので、できれば肌を日光に当てたいところです。

日焼けしたくない方はサプリメントでビタミンDを補充するのもひとつの手段です。

眠る前にスマホやタブレットを見るのはNG

強い光を浴びるとメラトニンの分泌が抑えられ、覚醒します。

太陽の光ほど強い光でなくても、人工的な強い光でも同様の効果があります。

寝る前にスマホやタブレットを覗くのは控えましょう。

夜に光を目に入れると体内時計が狂い、寝つきが悪くなります。

部屋の照明も、寝る数時間前から少し暗めに調整すると、さらに入眠しやすくなります。

目覚めたら太陽光を浴びるだけで、ぐっすり安眠する環境に近づきます。

メラトニンは眠るだけでなく、疲れを癒し、細胞の新陳代謝を促すなど、妊活にも役立つはたらきがあります。

ぜひ日光を浴びて、メラトニン分泌が盛んになる環境を整えましょう。

本来は、朝に目覚めて夜に眠るのが理想です。しかし夜勤などで実践が難しいことがあるでしょう。

その場合は起きる時間と寝る時間を、できるだけ同じ時間になるように調整しましょう。

夜勤なら夜勤のまま、昼勤なら昼勤のまま、できるだけ長い期間続けることが安眠を促します。

夜勤の方は寝ている間に光が入らないように、遮光カーテンで窓をふさぐことも有効です。

睡眠＋鍼灸でさらに妊娠力をアップしましょう！

睡眠ホルモンメラトニンには、卵子の質をアップさせる効果があると言われています。

そこに鍼灸をプラスすると、ホルモンバランスや血流が整って更に卵子の質がアップします。

朝日を見てメラトニンやセロトニンの分泌を促すと同時に、鍼灸を受けていただくのも不妊治療や妊活にはオススメです。

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　矢野鍼灸整骨院　ご予約・ご相談はこちら

参考サイト
オムロン美式
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-001.html

静岡がんセンター　脳の構造と働き（PDF注意）
https://www.scchr.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/e7916daa4f9771ccea720101b09b05b7.pdf

このブログの執筆者

和歌山の不妊治療・妊活専門鍼灸院　矢野鍼灸整骨院　院長　鍼灸師　矢野　泰宏